夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十六話 祖母が守った家
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ぱたぱたぱた
(足音……? この家の中で……)
夜、美結花は足音をうっすらと聞いた気がした。
がばっ!
誰も足音を立てない藤原家で足音がするのを異常だと感知した美結花は跳び起きて部屋を飛び出した。
「美結花!? どうしたの!?」
佐貝が目を覚まして後を追ってきた。
「足音が聞こえない?」
「聞こえるわね……。あ、ほら夏目だ」
目の前を夏目が走っていた。
見ると何かを追っていた。
「わ……!」
夢中になっていた夏目は滋にぶつかってしまった。
「貴志。どうした」
「し、滋さん……」
夏目は滋にぶつかってしまったことでどうすればいいのか分からなくなっているようだった。
「あ、滋さん……」
追いついた美結花も真っ青になった。なんて言い訳すればいいのか分からなかったのだ。
「美結花も……。さっきから家の中を走り回っていたのは君たちのどちらかか?」
「「!!」」
滋の質問にますます妖の存在を知られてはいけないと青くなる。
「すみません……。俺が……」
「いやもっと軽い足音だったか……」
夏目が誤魔化そうとするも滋は軽い足音だったと否定をした。
「ん。そうかニャンゴローが」
滋はニャンコ先生を見て彼が足音を立てていたのだと理解をした。
「そ、そうなんです。すみません。ニャンコ先生がお騒がせして……」
夏目は謝った。
「ごめんって先生……」
濡れ衣を着せられたニャンコ先生はぽかぽかと夏目を殴ってくるので彼は謝った。
それをみて「ぷっ」と佐貝が噴き出すと今度は佐貝を殴ってきた。佐貝もただで殴られるわけでもなく殴り返した。
「猫か……。あの時もただ猫が迷い込んできただけかもしれないな」
そんな二匹を無視して滋が言った。
「あの時?」
「どういうことです?」
気になる事を言っていたので訊いた。
「小さい頃、この家で同じようなことが起きった時期があったんだ。庭が妙に荒らされたり、室内を何かが走りまわす音がしたり……。もう覚えていないけど、他にも色々怒ったような記憶がある」
滋は小さい頃の話をしてくれた。
「あの頃はばかばかしいことに家にお化けでも憑りついたのではないかと考えそうになったほどだ」
「え──」
「あ──」
昔、この家には先程の妖が来ていたことがあったのだ。きっと。
「いつの間にかその怪現象は治まったけどね」
滋の話は続く。
「…ああ。なぜだろう。よく思い出せないけれど近所に少し変わったきれいな女の人が住んでいてね。…そうだ。その人がこの家に来たことがあってその時にぴたりとやんだ気がする」
「…怪現象がですか?」
夏目が訊いた。
聞かずに美結花は黙り込んでいた。
美結花には近所の変わった「女の人」に心当たりがあった気がしたのだ。
「ああ。私がお化けなんか信じるほど小さなころだけどね」
「「……」」
二人は黙り込んだ。
「…貴志? 美結花? どうした」
滋が訊いてくる。
「い、いえ……」
「な、何でもないです……」
「そうか」
滋は納得したようだ。
「おやすみ」
そう言って頭をなでてくれた。
(足音……? この家の中で……)
夜、美結花は足音をうっすらと聞いた気がした。
がばっ!
誰も足音を立てない藤原家で足音がするのを異常だと感知した美結花は跳び起きて部屋を飛び出した。
「美結花!? どうしたの!?」
佐貝が目を覚まして後を追ってきた。
「足音が聞こえない?」
「聞こえるわね……。あ、ほら夏目だ」
目の前を夏目が走っていた。
見ると何かを追っていた。
「わ……!」
夢中になっていた夏目は滋にぶつかってしまった。
「貴志。どうした」
「し、滋さん……」
夏目は滋にぶつかってしまったことでどうすればいいのか分からなくなっているようだった。
「あ、滋さん……」
追いついた美結花も真っ青になった。なんて言い訳すればいいのか分からなかったのだ。
「美結花も……。さっきから家の中を走り回っていたのは君たちのどちらかか?」
「「!!」」
滋の質問にますます妖の存在を知られてはいけないと青くなる。
「すみません……。俺が……」
「いやもっと軽い足音だったか……」
夏目が誤魔化そうとするも滋は軽い足音だったと否定をした。
「ん。そうかニャンゴローが」
滋はニャンコ先生を見て彼が足音を立てていたのだと理解をした。
「そ、そうなんです。すみません。ニャンコ先生がお騒がせして……」
夏目は謝った。
「ごめんって先生……」
濡れ衣を着せられたニャンコ先生はぽかぽかと夏目を殴ってくるので彼は謝った。
それをみて「ぷっ」と佐貝が噴き出すと今度は佐貝を殴ってきた。佐貝もただで殴られるわけでもなく殴り返した。
「猫か……。あの時もただ猫が迷い込んできただけかもしれないな」
そんな二匹を無視して滋が言った。
「あの時?」
「どういうことです?」
気になる事を言っていたので訊いた。
「小さい頃、この家で同じようなことが起きった時期があったんだ。庭が妙に荒らされたり、室内を何かが走りまわす音がしたり……。もう覚えていないけど、他にも色々怒ったような記憶がある」
滋は小さい頃の話をしてくれた。
「あの頃はばかばかしいことに家にお化けでも憑りついたのではないかと考えそうになったほどだ」
「え──」
「あ──」
昔、この家には先程の妖が来ていたことがあったのだ。きっと。
「いつの間にかその怪現象は治まったけどね」
滋の話は続く。
「…ああ。なぜだろう。よく思い出せないけれど近所に少し変わったきれいな女の人が住んでいてね。…そうだ。その人がこの家に来たことがあってその時にぴたりとやんだ気がする」
「…怪現象がですか?」
夏目が訊いた。
聞かずに美結花は黙り込んでいた。
美結花には近所の変わった「女の人」に心当たりがあった気がしたのだ。
「ああ。私がお化けなんか信じるほど小さなころだけどね」
「「……」」
二人は黙り込んだ。
「…貴志? 美結花? どうした」
滋が訊いてくる。
「い、いえ……」
「な、何でもないです……」
「そうか」
滋は納得したようだ。
「おやすみ」
そう言って頭をなでてくれた。
