夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十六話 祖母が守った家
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友人たちと別れた夏目と美結花は滋と共に歩いていたが、どことなくぎくしゃくしていた。
「…滋さん仕事終わったんですか?」
自分から口火を切った方が良いと思って夏目が話しかけた。
「ああ……」
滋は頷いた。
「…早く終わるなんて珍しいですね……」
「中々ないことなので驚きました……」
「…ああ…。たまには一緒に帰ろうかと思ったが……。邪魔したか……」
「いえっ。そんなことは……」
「全くそんなことないです……」
逆に気を遣わせてしまったとしょんぼりしてしまう。
(こんな時どのように話せばいいんだろう……)
人とあまり関わってこなかった美結花はそんなことも分からなかった。
「ああ。そうだ。昨日の柿美味しかったよ」
滋がほほ笑んでお礼を言った。
「──はい」
「──よかったです」
人に喜んでもらえるのは嬉しいものなのだと初めて知った。
この喜びをいつか返せたらと美結花は思った。
(……ん?)
そんなことを考えていると家の周りに足跡があるのに気づいた。
(足跡……?)
夏目をちらりと見ると彼も視えているようで頷き返してきた。
(指が一本多い……。妖かな……?)
どこまで続くのか見てみるとなんと藤原家まで続いていた。しかも変な落書きも描いてあった。
「!?」
美結花は驚いて立ち止まってしまった。
「ん? 誰だ家の前に落書きをしたのは…。近所の子だろうか」
滋がそう言った。
(落書きは見えているのね……)
だが足跡は妖のものだった。
(いったい何のために……)
美結花は考え込んだ。
「ん? この絵……。どこかで見たような……」
「「え?」」
夏目と美結花は滋を見た。
「あ、いや。気のせいかな」
そう言って滋は考え込んでしまった。
「ただいま~」
部屋で着替えていると丁度帰ってきた佐貝が帰ってきた。
「おかえり。門のところに変な落書きなかった?」
「変な落書き? んなもんなかったわよ」
「え」
驚いて慌てて門のところに向かうと夏目とニャンコ先生が先にいた。
「消えている……」
きれいさっぱりと消えていた。
佐貝とニャンコ先生はにおいをかいでいた。
「妖の描く絵はたいてい落書きだが、たまに印があるな」
ニャンコ先生が言った。
「印?」
「何の印?」
「例えば仲間に何かを知らせるだとか、例えば「来ましたよ」のサインだとか」
「厄介なことにならないといいわよね」
佐貝の言葉にごくりと唾をのむ。
(悪いことにならなければいいんだけど……)
そんなことを願いながら家の中に戻った。
「…滋さん仕事終わったんですか?」
自分から口火を切った方が良いと思って夏目が話しかけた。
「ああ……」
滋は頷いた。
「…早く終わるなんて珍しいですね……」
「中々ないことなので驚きました……」
「…ああ…。たまには一緒に帰ろうかと思ったが……。邪魔したか……」
「いえっ。そんなことは……」
「全くそんなことないです……」
逆に気を遣わせてしまったとしょんぼりしてしまう。
(こんな時どのように話せばいいんだろう……)
人とあまり関わってこなかった美結花はそんなことも分からなかった。
「ああ。そうだ。昨日の柿美味しかったよ」
滋がほほ笑んでお礼を言った。
「──はい」
「──よかったです」
人に喜んでもらえるのは嬉しいものなのだと初めて知った。
この喜びをいつか返せたらと美結花は思った。
(……ん?)
そんなことを考えていると家の周りに足跡があるのに気づいた。
(足跡……?)
夏目をちらりと見ると彼も視えているようで頷き返してきた。
(指が一本多い……。妖かな……?)
どこまで続くのか見てみるとなんと藤原家まで続いていた。しかも変な落書きも描いてあった。
「!?」
美結花は驚いて立ち止まってしまった。
「ん? 誰だ家の前に落書きをしたのは…。近所の子だろうか」
滋がそう言った。
(落書きは見えているのね……)
だが足跡は妖のものだった。
(いったい何のために……)
美結花は考え込んだ。
「ん? この絵……。どこかで見たような……」
「「え?」」
夏目と美結花は滋を見た。
「あ、いや。気のせいかな」
そう言って滋は考え込んでしまった。
「ただいま~」
部屋で着替えていると丁度帰ってきた佐貝が帰ってきた。
「おかえり。門のところに変な落書きなかった?」
「変な落書き? んなもんなかったわよ」
「え」
驚いて慌てて門のところに向かうと夏目とニャンコ先生が先にいた。
「消えている……」
きれいさっぱりと消えていた。
佐貝とニャンコ先生はにおいをかいでいた。
「妖の描く絵はたいてい落書きだが、たまに印があるな」
ニャンコ先生が言った。
「印?」
「何の印?」
「例えば仲間に何かを知らせるだとか、例えば「来ましたよ」のサインだとか」
「厄介なことにならないといいわよね」
佐貝の言葉にごくりと唾をのむ。
(悪いことにならなければいいんだけど……)
そんなことを願いながら家の中に戻った。
