夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二話 温かい人たち
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今日が美結花の学校初日。美結花は運のいいことに夏目と同じ2組になった。
(貴志の通う学校……。どんなところなんだろう……)
不安と期待が入り混じる。
「では今日は転校生を紹介する。夏目美結花さんだ。このクラスの夏目貴志君の従妹だそうだ」
「夏目美結花です。よろしくお願いします」
美結花をみんな見つめる。また夏目と美結花を交互に見つめるものもいた。
「席は……。そうだな……東川の隣で」
先生はこげ茶の髪をツインテールにした少女の左隣を示した。そこは夏目の右隣りでもあった。美結花はそこの席に歩いていく。
「よろしく」
ツインテールの少女がにっこり笑う。
「よろしく」
美結花もにっこり笑う。
(とりあえず最初の挨拶はうまくできた……)
内心では美結花はほっとしていた。いつまでたっても最初の挨拶はなれそうにない。
「ねえねえ。夏目君と従妹って本当?」
休み時間になると隣の席の子が話しかけてくる。
「う、うん……」
「そうなんだ~。目元がよく似てるね~」
少女はにこやかに言った。
「こら。挨拶が先でしょ。小枝」
分厚い本でツインテールの少女が頭をたたかれる。
「ごめんごめん。彩の言うとおりだったね」
横を見ると薄茶色の髪をハーフアップにした少女がそこにいた。
「私は南沢彩。クラスは1組。こいつとは幼馴染よ」
少女はツインテールの少女を指して言った。
「私は東川小枝。さっきはいきなり話しかけられて驚いたよね」
「ちょっとびっくりしただけで……」
「やっぱりすごくかわいい! ねえ、美結花って呼んでいい? 私は小枝でいいからさ」
「こら。いきなりじゃびっくりするわよ。でも私のことも彩って呼んでくれると嬉しいな」
「う、うん……」
美結花は頷いた。今までそんな相手がいなかったので驚きである。
「あ─!! 東川と南沢のやつ先に夏目さんとしゃべってる~~!! ずりぃ~~」
男子がこっちにやってきて文句を言う。
「悔しかったらあんたが先にしゃべればいいでしょうが。西村!」
「こればかりは小枝に賛成。どうせ北本にすごい美人がうちのクラスに来た─って自慢しに行ってたんでしょ?」
「何で分かった」
どうやら図星だったようだ。
それに二人は笑った。
「本当にあんたって中学の時から分かりやすいわよね~」
「ね~」
そう言ってもう一度二人は笑う。
「美結花」
「貴志」
男の子の後ろに2人の男子がいた。一人は一昨日あった田沼だ。
「あ! そうだ。夏目! 夏目さんと従妹って本当か!?」
「ああ」
「いいな~。あんな美人な従妹がいて~~」
男子はうらやましそうだ。
「それより自己紹介だろう。俺は北本。北本篤史だ。こっちのうるさいのが西村」
「俺が言おうとしたのに! 西村悟だ。よろしく夏目さん」
「一昨日、紹介したけどもう一度。田沼要だ」
男子三人が挨拶してくる。
「田沼君に北本君に西村君ね。よろしく」
そう言って美結花は笑った。
「おう! よろしく!」
西村はにっかりと笑った。
(元気で明るい子だな……)
そんな感想を美結花は抱いた。
「なんか困ったことがあればいつでも頼ってくれればいいからな。東川はそんなに頼りにならないかもしれないけど、南沢は結構頼りになるから」
(北本君は結構面倒見のいい性格かも……)
「ちょっと! 北本。私がそんなに頼りにならないってどういうこと?」
小枝が突っかかる。
「小学校の時から色々と面倒ごとをお前は起こしてきただろうが」
「うっ。そうだけど、今は頼りになるもん!」
ぎゃいぎゃいと北本と小枝が騒ぎ出す。
「ごめんね~。騒がしくて」
彩が謝る。
「ううん。とても楽しいわ」
「そう?」
「うん、騒ぐことなんてめったになかったから……」
だから楽しい。
(私はここでうまくやれそう……)
久しぶりにそう思えた。
(貴志の通う学校……。どんなところなんだろう……)
不安と期待が入り混じる。
「では今日は転校生を紹介する。夏目美結花さんだ。このクラスの夏目貴志君の従妹だそうだ」
「夏目美結花です。よろしくお願いします」
美結花をみんな見つめる。また夏目と美結花を交互に見つめるものもいた。
「席は……。そうだな……東川の隣で」
先生はこげ茶の髪をツインテールにした少女の左隣を示した。そこは夏目の右隣りでもあった。美結花はそこの席に歩いていく。
「よろしく」
ツインテールの少女がにっこり笑う。
「よろしく」
美結花もにっこり笑う。
(とりあえず最初の挨拶はうまくできた……)
内心では美結花はほっとしていた。いつまでたっても最初の挨拶はなれそうにない。
「ねえねえ。夏目君と従妹って本当?」
休み時間になると隣の席の子が話しかけてくる。
「う、うん……」
「そうなんだ~。目元がよく似てるね~」
少女はにこやかに言った。
「こら。挨拶が先でしょ。小枝」
分厚い本でツインテールの少女が頭をたたかれる。
「ごめんごめん。彩の言うとおりだったね」
横を見ると薄茶色の髪をハーフアップにした少女がそこにいた。
「私は南沢彩。クラスは1組。こいつとは幼馴染よ」
少女はツインテールの少女を指して言った。
「私は東川小枝。さっきはいきなり話しかけられて驚いたよね」
「ちょっとびっくりしただけで……」
「やっぱりすごくかわいい! ねえ、美結花って呼んでいい? 私は小枝でいいからさ」
「こら。いきなりじゃびっくりするわよ。でも私のことも彩って呼んでくれると嬉しいな」
「う、うん……」
美結花は頷いた。今までそんな相手がいなかったので驚きである。
「あ─!! 東川と南沢のやつ先に夏目さんとしゃべってる~~!! ずりぃ~~」
男子がこっちにやってきて文句を言う。
「悔しかったらあんたが先にしゃべればいいでしょうが。西村!」
「こればかりは小枝に賛成。どうせ北本にすごい美人がうちのクラスに来た─って自慢しに行ってたんでしょ?」
「何で分かった」
どうやら図星だったようだ。
それに二人は笑った。
「本当にあんたって中学の時から分かりやすいわよね~」
「ね~」
そう言ってもう一度二人は笑う。
「美結花」
「貴志」
男の子の後ろに2人の男子がいた。一人は一昨日あった田沼だ。
「あ! そうだ。夏目! 夏目さんと従妹って本当か!?」
「ああ」
「いいな~。あんな美人な従妹がいて~~」
男子はうらやましそうだ。
「それより自己紹介だろう。俺は北本。北本篤史だ。こっちのうるさいのが西村」
「俺が言おうとしたのに! 西村悟だ。よろしく夏目さん」
「一昨日、紹介したけどもう一度。田沼要だ」
男子三人が挨拶してくる。
「田沼君に北本君に西村君ね。よろしく」
そう言って美結花は笑った。
「おう! よろしく!」
西村はにっかりと笑った。
(元気で明るい子だな……)
そんな感想を美結花は抱いた。
「なんか困ったことがあればいつでも頼ってくれればいいからな。東川はそんなに頼りにならないかもしれないけど、南沢は結構頼りになるから」
(北本君は結構面倒見のいい性格かも……)
「ちょっと! 北本。私がそんなに頼りにならないってどういうこと?」
小枝が突っかかる。
「小学校の時から色々と面倒ごとをお前は起こしてきただろうが」
「うっ。そうだけど、今は頼りになるもん!」
ぎゃいぎゃいと北本と小枝が騒ぎ出す。
「ごめんね~。騒がしくて」
彩が謝る。
「ううん。とても楽しいわ」
「そう?」
「うん、騒ぐことなんてめったになかったから……」
だから楽しい。
(私はここでうまくやれそう……)
久しぶりにそう思えた。
