夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十五話 陣を描く少女
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「期日が近づいて焦った結果、陣をあちこちに描いた結果、ちょび髭のように姿を素質のあるものに視られるという事が起きているというわけね……」
佐貝が呟く。
「それにしても美結花の余命もあと少しか……」
佐貝は呟く。
「ちょっと私は最後まで抗うんだからね! 勝手に決めないでよ」
美結花は佐貝を睨んだ。
「ふむ。まあここまで育ててきた子を他に獲られるのは悔しいわね……」
「…育ててきてもらった覚えはないけど?」
実際に世話をしてきたのは親戚の人たちだし、今は藤原夫妻にお世話になってきているからだ。
「まあ、明日どうにかするわよ」
佐貝は美結花の言葉をスルーした。
「貴志君、美結花ちゃん~! ごはんよ~!」
塔子が呼ぶ声が聞こえる。
美結花は塔子の元へと向かった。
「うわ、ご馳走ですね」
「おいしそうです」
従兄と共に声を上げる。
「ふふっ。安売りだったの」
塔子の美味しいご飯を食べ始めた。
(あの子、普通の子だったな……。噂されている変わった子ではなかった。普通の優しいいい子だった)
だからこそ一年も誰とも話さないようにしていたと聞くとやり切れなかった。
だけど自分の命を粗末にすることもできない。
こんな自分でも悲しむ人がいることを分かっているからだ。
「勝たなきゃね……」
鏡に映る「弐」の文字を見て呟く。
視たくらいで祟る妖に負けてなるものか。
美結花は決意をした。
「血筋のせいかどうも私の描いた陣の内は妖力が高まってしまうらしくて、妖を視る素質のある人にも時々陣の内の妖が視えてしまうみたい」
多軌は夏目と美結花と並んで学校を歩きながら説明をした。
「だからちらほら出る目撃情報をたどるんだけどとても手掛かりにはならなくて。だけど小さな妖が「夏目様」と「美結花様」なら妖が視えるぞって教えてくれた。だから知っていたの」
それで美結花たちが妖が視えることを知っていたというわけだ。
「声をかけてみたかったけれど嘘か本当か分からないことだし、こんな…こんなことに巻き込むのは……」
多軌は優しいから巻き込みたくないと思ってくれたのだ。
「──ふふ。こんなに人と話したのは久しぶり。──ごめんね。…ごめん」
多軌は悲し気に笑った。
そんな多軌の肩を夏目はぽんと触った。
「──やるぞ」
「やるわよ。勝ちましょう」
美結花は多軌の肩を触った。
「ええ」
多軌は笑顔になった。
こうして美結花たちは多軌に呪いをかけた妖を探すことになった。
佐貝が呟く。
「それにしても美結花の余命もあと少しか……」
佐貝は呟く。
「ちょっと私は最後まで抗うんだからね! 勝手に決めないでよ」
美結花は佐貝を睨んだ。
「ふむ。まあここまで育ててきた子を他に獲られるのは悔しいわね……」
「…育ててきてもらった覚えはないけど?」
実際に世話をしてきたのは親戚の人たちだし、今は藤原夫妻にお世話になってきているからだ。
「まあ、明日どうにかするわよ」
佐貝は美結花の言葉をスルーした。
「貴志君、美結花ちゃん~! ごはんよ~!」
塔子が呼ぶ声が聞こえる。
美結花は塔子の元へと向かった。
「うわ、ご馳走ですね」
「おいしそうです」
従兄と共に声を上げる。
「ふふっ。安売りだったの」
塔子の美味しいご飯を食べ始めた。
(あの子、普通の子だったな……。噂されている変わった子ではなかった。普通の優しいいい子だった)
だからこそ一年も誰とも話さないようにしていたと聞くとやり切れなかった。
だけど自分の命を粗末にすることもできない。
こんな自分でも悲しむ人がいることを分かっているからだ。
「勝たなきゃね……」
鏡に映る「弐」の文字を見て呟く。
視たくらいで祟る妖に負けてなるものか。
美結花は決意をした。
「血筋のせいかどうも私の描いた陣の内は妖力が高まってしまうらしくて、妖を視る素質のある人にも時々陣の内の妖が視えてしまうみたい」
多軌は夏目と美結花と並んで学校を歩きながら説明をした。
「だからちらほら出る目撃情報をたどるんだけどとても手掛かりにはならなくて。だけど小さな妖が「夏目様」と「美結花様」なら妖が視えるぞって教えてくれた。だから知っていたの」
それで美結花たちが妖が視えることを知っていたというわけだ。
「声をかけてみたかったけれど嘘か本当か分からないことだし、こんな…こんなことに巻き込むのは……」
多軌は優しいから巻き込みたくないと思ってくれたのだ。
「──ふふ。こんなに人と話したのは久しぶり。──ごめんね。…ごめん」
多軌は悲し気に笑った。
そんな多軌の肩を夏目はぽんと触った。
「──やるぞ」
「やるわよ。勝ちましょう」
美結花は多軌の肩を触った。
「ええ」
多軌は笑顔になった。
こうして美結花たちは多軌に呪いをかけた妖を探すことになった。
