夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十五話 陣を描く少女
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「陣を描く女の子?」
家に帰り夕飯を食べ終わってあとは寝るだけというときに従兄からある話を聞いた。
夏目がニャンコ先生を迎えに行ったときに陣を描く女の子を見たという。
「名前を呼ばれたけどなんか真っ青になって必ず勝つとか言って去っていったんだよ」
「へえ~。なんか不思議な子だね」
頭に思い浮かぶのは学校で見たセミロングの髪の女の子だった。
(あの子も私の名前を呼んで真っ青になっていたんだよな……)
「陣を描いていたってことだけど、どんな感じだった?」
「目が……」
「目?」
「目が陣に描いてあった」
「目ねえ……」
何で目を描くのだろうか。何かを見るために描いたのだろうか。
(謎だ……)
「なんか真剣な目をしているのが気になったんだよな……」
「真剣な目か……」
従兄があった子も学校でぶつかってしまった子もいったい何におびえているのだろうか
「ぐふっ!」
考え込んでいると佐貝がぶつかってきた。
「痛~! 何するのよ、佐貝」
「くだらないこと考えていないでさっさと寝る準備しなさいよ」
余計なことを考えないようにという佐貝なりの忠告だった。
「は~い。じゃあおやすみ、貴志」
「ああ、おやすみ。美結花」
夏目は手を振ってほほ笑んだ。
美結花はそのまま部屋に戻って布団に入って眠りについた。
寝る前に陣を描く女の子の話を聞いたせいだろうか。
不思議な夢を見た。
『人間の癖に私を見たな。くくくお前を祟ってやろう。あと三百と六十日やろう。それまでに…ができなければお前の負けだ。喰ってやる』
そこで美結花は跳び起きた。
「今のは……」
夢が気になった。
佐貝を見ると彼女はクークーと眠っていた。
「…ん?」
女の子だから身だしなみを整える鏡が必要だと言う事で塔子より譲り受けた鏡の前で着替えていると異変に気付いた。
胸のあたりに「夏目美結花弐」という文字が視えた気がしたのだ。
(今、「夏目美結花」と「弐」って文字が視えた気が……)
嫌な予感がして早急に着替えて下の大きな鏡をめざしていると塔子が買い物に行ってくると伝えてくれた。
快く送り出し、再度大きな鏡で見る。
やはり夏目美結花弐という文字が視えた。
(気のせいじゃない……)
心臓がどくどくと音を立てる。
(貴志はどうだろう……)
従兄にはないのか気になって彼の部屋に向かう。
「うわっ! 妖か! どこからこの部屋に入ったんだ」
『私ほどの妖にちんけな結界は無意味であります』
「え、何何。ってぎゃっ! 顔のでっかいちょび髭!」
気になって部屋に行くと美結花も大きな顔のちょび髭の妖を目にして叫ぶ。
「おい、夏目、美結花。何を騒いで…。うわっ!? なんだそのちょび髭」
「騒がしいわね、夏目、美結花。ぎゃあ! ちょび髭!?」
騒いでいる二人の声を聞いてやってきた佐貝とニャンコ先生もびっくりする。
「ちんけな用心棒たちも無意味であります」
「ちんけ!?」
「無意味!?」
「……でそんな大物が何の用だ?」
怒りだした二匹をなだめつつ、夏目が訊いた。
「「人」の起こしていること故、「人」にお頼みしたく、夏目殿と美結花殿ならと」
「人が起こしていること?」
「どういうこと?」
二人は顔を見合わせた。
「先日、河原を歩いていると近くを通った人間の老婆が私を見て悲鳴を上げたのであります」
ちょび髭は妖。普通の人には視えないはず。たまたまその老婆が視える人間と言う事も考えられるが、そうではない様子。
「ふと足元を見たところ奇妙な陣があったのであります」
「──陣? それってどういうことだ?」
「陣が関係しているってこと?」
疑問だらけだった。
「あの陣は我らにとって不吉であります。調べると人間の娘が描き歩いておるのです。夏目殿、美結花殿。言ってそやつを止めてください」
「「え!?」」
人のやっていることを止めろという無茶な依頼をされて二人は戸惑う。
「さあさ。こちらであります」
「わー! 先生─」
「ぎゃ─! 佐貝─」
ちょび髭が二人を引っ張っていくので悲鳴を上げた。
「待たんか、このナマズ野郎!」
「放しなさい、このちょび髭!」
先生と佐貝は後を追っていった。
家に帰り夕飯を食べ終わってあとは寝るだけというときに従兄からある話を聞いた。
夏目がニャンコ先生を迎えに行ったときに陣を描く女の子を見たという。
「名前を呼ばれたけどなんか真っ青になって必ず勝つとか言って去っていったんだよ」
「へえ~。なんか不思議な子だね」
頭に思い浮かぶのは学校で見たセミロングの髪の女の子だった。
(あの子も私の名前を呼んで真っ青になっていたんだよな……)
「陣を描いていたってことだけど、どんな感じだった?」
「目が……」
「目?」
「目が陣に描いてあった」
「目ねえ……」
何で目を描くのだろうか。何かを見るために描いたのだろうか。
(謎だ……)
「なんか真剣な目をしているのが気になったんだよな……」
「真剣な目か……」
従兄があった子も学校でぶつかってしまった子もいったい何におびえているのだろうか
「ぐふっ!」
考え込んでいると佐貝がぶつかってきた。
「痛~! 何するのよ、佐貝」
「くだらないこと考えていないでさっさと寝る準備しなさいよ」
余計なことを考えないようにという佐貝なりの忠告だった。
「は~い。じゃあおやすみ、貴志」
「ああ、おやすみ。美結花」
夏目は手を振ってほほ笑んだ。
美結花はそのまま部屋に戻って布団に入って眠りについた。
寝る前に陣を描く女の子の話を聞いたせいだろうか。
不思議な夢を見た。
『人間の癖に私を見たな。くくくお前を祟ってやろう。あと三百と六十日やろう。それまでに…ができなければお前の負けだ。喰ってやる』
そこで美結花は跳び起きた。
「今のは……」
夢が気になった。
佐貝を見ると彼女はクークーと眠っていた。
「…ん?」
女の子だから身だしなみを整える鏡が必要だと言う事で塔子より譲り受けた鏡の前で着替えていると異変に気付いた。
胸のあたりに「夏目美結花弐」という文字が視えた気がしたのだ。
(今、「夏目美結花」と「弐」って文字が視えた気が……)
嫌な予感がして早急に着替えて下の大きな鏡をめざしていると塔子が買い物に行ってくると伝えてくれた。
快く送り出し、再度大きな鏡で見る。
やはり夏目美結花弐という文字が視えた。
(気のせいじゃない……)
心臓がどくどくと音を立てる。
(貴志はどうだろう……)
従兄にはないのか気になって彼の部屋に向かう。
「うわっ! 妖か! どこからこの部屋に入ったんだ」
『私ほどの妖にちんけな結界は無意味であります』
「え、何何。ってぎゃっ! 顔のでっかいちょび髭!」
気になって部屋に行くと美結花も大きな顔のちょび髭の妖を目にして叫ぶ。
「おい、夏目、美結花。何を騒いで…。うわっ!? なんだそのちょび髭」
「騒がしいわね、夏目、美結花。ぎゃあ! ちょび髭!?」
騒いでいる二人の声を聞いてやってきた佐貝とニャンコ先生もびっくりする。
「ちんけな用心棒たちも無意味であります」
「ちんけ!?」
「無意味!?」
「……でそんな大物が何の用だ?」
怒りだした二匹をなだめつつ、夏目が訊いた。
「「人」の起こしていること故、「人」にお頼みしたく、夏目殿と美結花殿ならと」
「人が起こしていること?」
「どういうこと?」
二人は顔を見合わせた。
「先日、河原を歩いていると近くを通った人間の老婆が私を見て悲鳴を上げたのであります」
ちょび髭は妖。普通の人には視えないはず。たまたまその老婆が視える人間と言う事も考えられるが、そうではない様子。
「ふと足元を見たところ奇妙な陣があったのであります」
「──陣? それってどういうことだ?」
「陣が関係しているってこと?」
疑問だらけだった。
「あの陣は我らにとって不吉であります。調べると人間の娘が描き歩いておるのです。夏目殿、美結花殿。言ってそやつを止めてください」
「「え!?」」
人のやっていることを止めろという無茶な依頼をされて二人は戸惑う。
「さあさ。こちらであります」
「わー! 先生─」
「ぎゃ─! 佐貝─」
ちょび髭が二人を引っ張っていくので悲鳴を上げた。
「待たんか、このナマズ野郎!」
「放しなさい、このちょび髭!」
先生と佐貝は後を追っていった。
