夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十五話 陣を描く少女
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「よいしょっ」
先生に頼まれて美結花はクラスのノートを教室に運んでいた。
「重い……」
ずっしりとあるノートに腕が限界だが、頼まれたことなので頑張って運ぶ。
美結花がこうやって先生に頼まれごとするのも学友たちとおしゃべりできるようになったのも最近のことだ。
藤原夫妻に引き取られてからこうして学校生活を楽しむことができている。
美結花が今まで学校生活を楽しめなかった理由。
それは普通の人には見えないものが見えてしまうからだった。
ふと美結花が窓の外を見ると小さいネズミのような妖たちがちょこちょこと動き回っていた。
何かを一生懸命運んでいて微笑ましくなってしまう。
「ふふっ」
思わずその一生懸命さに笑ってしまう。
妖たちに夢中で前を見ていなかった美結花は誰かにぶつかってしまう。
ドサドサドサ
ノートが廊下にぶちまけられる。
「ごめんなさい……!」
謝ってノートを集める。
「こちらこそごめんなさい、夏目さん……」
長い茶色のセミロングの髪の女の子が謝って一緒にノートを集めてくれる。
「私のこと知っているの?」
全く知らない子だったので不思議に思ってしまう。同じクラスの子ではないし、田沼や北本、彩がいる1組でもなさそうだった。
「ええ。夏目美結花さん……。って今私名前を呼んでいた?」
「え? うん……」
頷いてしまう。
それにその子は真っ青になって慌ててノートをかき集めた。
「ごめんなさい。夏目さん。私、絶対に勝つわ。必ず勝たなくちゃ」
そう言ってノートを渡してきて去っていった。
(なんだったんだろう──?)
音を聞いて小枝と彩がこちらに来るまでしばらく呆然としていた。
先生に頼まれて美結花はクラスのノートを教室に運んでいた。
「重い……」
ずっしりとあるノートに腕が限界だが、頼まれたことなので頑張って運ぶ。
美結花がこうやって先生に頼まれごとするのも学友たちとおしゃべりできるようになったのも最近のことだ。
藤原夫妻に引き取られてからこうして学校生活を楽しむことができている。
美結花が今まで学校生活を楽しめなかった理由。
それは普通の人には見えないものが見えてしまうからだった。
ふと美結花が窓の外を見ると小さいネズミのような妖たちがちょこちょこと動き回っていた。
何かを一生懸命運んでいて微笑ましくなってしまう。
「ふふっ」
思わずその一生懸命さに笑ってしまう。
妖たちに夢中で前を見ていなかった美結花は誰かにぶつかってしまう。
ドサドサドサ
ノートが廊下にぶちまけられる。
「ごめんなさい……!」
謝ってノートを集める。
「こちらこそごめんなさい、夏目さん……」
長い茶色のセミロングの髪の女の子が謝って一緒にノートを集めてくれる。
「私のこと知っているの?」
全く知らない子だったので不思議に思ってしまう。同じクラスの子ではないし、田沼や北本、彩がいる1組でもなさそうだった。
「ええ。夏目美結花さん……。って今私名前を呼んでいた?」
「え? うん……」
頷いてしまう。
それにその子は真っ青になって慌ててノートをかき集めた。
「ごめんなさい。夏目さん。私、絶対に勝つわ。必ず勝たなくちゃ」
そう言ってノートを渡してきて去っていった。
(なんだったんだろう──?)
音を聞いて小枝と彩がこちらに来るまでしばらく呆然としていた。
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