夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十四話 人魚の思い
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ぶどうの汁で不老不死になれるはずがないと夏目と美結花は数日間駅で張り込みをした。
すると千津が見かけたのは孫だということを突き止めた。
「──そう。お孫さんだったの」
「ええ。塾で時々あの駅に」
「そっくりだったので見間違えても仕方ないと思います……」
美結花はフォローした。
「お孫さん、千津さんにおじいさんのこと聞きたいそうです」
「え?」
千津は戸惑った。
「そろそろみたいです。あ、来ました」
美結花が見た方向にはその孫がいた。
「蛍一さんが亡くなったのは3年前だそうです。とてもお幸せだったようですよ」
その孫をみて千津は蛍一を思い出したのか泣き出してしまった。
誰かにそばにいてほしい。その心をみんな抱えて生きている。そしてそれが叶う貴重さも。
美結花はそのことを思ってほほ笑んだ。
あれから数日後──。
夏目と美結花は大池に来ていた。
「しかし傷心の人魚から名を奪うなど、レイコはつくづく鬼畜だな」
「レイコはそういうやつじゃない」
「「…………」」
レイコのことをぼろくそに言うニャンコ先生と佐貝に何も言えなかった。
「笹船、千津さんまた来るってさ」
「これで一人じゃないわよね。よかったわね」
しばらく黙った後、夏目と美結花は大池のどこかにいる笹船に向けて話しかけた。
池のどこかで反応があった気がした。
「いつでも助けてもらえると思うなよ、夏目、美結花。人にはできないことも多い。そのくせお前たちはそれを忘れやすいんだ」
「そうね。できないことも多い癖に無茶をしてやろうとする。だから身の程をわきまえることね」
「──ああ、そうだな」
「──そうね」
非力さは痛感している。だけどそのことを忘れてついついかなわないことに手を出してしまう。
美結花は自分にできることをしたい、そう願った。
すると千津が見かけたのは孫だということを突き止めた。
「──そう。お孫さんだったの」
「ええ。塾で時々あの駅に」
「そっくりだったので見間違えても仕方ないと思います……」
美結花はフォローした。
「お孫さん、千津さんにおじいさんのこと聞きたいそうです」
「え?」
千津は戸惑った。
「そろそろみたいです。あ、来ました」
美結花が見た方向にはその孫がいた。
「蛍一さんが亡くなったのは3年前だそうです。とてもお幸せだったようですよ」
その孫をみて千津は蛍一を思い出したのか泣き出してしまった。
誰かにそばにいてほしい。その心をみんな抱えて生きている。そしてそれが叶う貴重さも。
美結花はそのことを思ってほほ笑んだ。
あれから数日後──。
夏目と美結花は大池に来ていた。
「しかし傷心の人魚から名を奪うなど、レイコはつくづく鬼畜だな」
「レイコはそういうやつじゃない」
「「…………」」
レイコのことをぼろくそに言うニャンコ先生と佐貝に何も言えなかった。
「笹船、千津さんまた来るってさ」
「これで一人じゃないわよね。よかったわね」
しばらく黙った後、夏目と美結花は大池のどこかにいる笹船に向けて話しかけた。
池のどこかで反応があった気がした。
「いつでも助けてもらえると思うなよ、夏目、美結花。人にはできないことも多い。そのくせお前たちはそれを忘れやすいんだ」
「そうね。できないことも多い癖に無茶をしてやろうとする。だから身の程をわきまえることね」
「──ああ、そうだな」
「──そうね」
非力さは痛感している。だけどそのことを忘れてついついかなわないことに手を出してしまう。
美結花は自分にできることをしたい、そう願った。
