夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十四話 人魚の思い
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帰ってしばらくすると夏目が部屋に来た。
「どうしたの?」
だらけていた美結花は身を起こした。
「人魚を探してみようかと思う」
「人魚? ってああ。あの大池の……」
千津の話を聞いて気になったのだろう。
「いいよ。私も手伝う」
人魚に会って話を聞いてみたい。
きっと幼いころに見た人魚とは別だろうけれど直接会って話してみたいとも思うのだ。
「ええ~。私は手伝わないわよ~」
「私も手伝わんからな」
ニャンコ先生と佐貝はそんなことを言うが外にまでしっかりとついていっている。
「帰りにむき栗買ってやるぞ」
「私も買ってあげようかな~」
「捕まえるだけだぞ」
「血をとるとかはなしよ」
むき栗につられて協力してくれることとなった。
「お~い! 人魚」
「人魚~! 出てきて~!」
再び大池にやってきた二人は人魚の名前を呼んだ。
「話があるんだ。出てきてくれ~!」
「話したい事があるの。出てきて~!」
「日が暮れるぞ」
呼び続けたが反応がなかったため、先生が時間を示す。
「…だめか。…帰ろう」
「そうだね」
二人が立ち上がろうとすると水を掛けられた。
思わず大池を見てしまう。
そこには何もなかった。
「人間は嫌いかい? ここには一人で?」
「寂しくない?」
「一人はきついかい?」
夏目と美結花は何もない池に問いかけると返事があった。
『一人でないときもあったのさ』
人魚が顔をだしていた。
『何の用だ。小僧、小娘』
「来た! 話がある!」
「顔を出したわね! 聞きたい事があったのよ!」
「夏目!?」
「美結花!?」
人魚にとびかかった二人にニャンコ先生と佐貝が驚く。
「ぎゃあ! 話せ!」
「答えてくれるまで離さない!」
「答えてくれたら離すわよ!」
二人は答えるまで離す気はなかった。
『馬鹿め。水中で私に勝てるものか。無力なくせに人間が出しゃばるんじゃない』
「分かってるけどやらずに後悔はしたくなかったの!」
「やれることもやらないで後悔するのは嫌なんだ!」
何もしないで後悔するのが一番嫌だった。
「──教えてくれ。女の子に血をやった事があるのか? 彼女はそれを大切な人に飲ませたことで苦しんでいるんだ」
「苦しませたかもしれないって後悔しているの!」
『…何?』
人魚の様子が変わった。
「不死を取り戻す方法か何かを知っているのなら──」
人魚はいきなり夏目と美結花の首を絞めた。
『どいつもこいつも不死だ血肉だと……』
傷つけた。瞬間的にそう思った。
『…確かにあの子はよくここに来ていたよ。鮒の姿の私が人魚だと気付かず遊んでくれた』
千津のことを人魚は認めた。
『だから久しぶりに現れた彼女にこの姿を見せてやったら、血が欲しいというので特別に分けてやったのさ』
(血を与えたのね……)
欲しいというので人魚は与えただけだし、千津は子供でただ大事な人に与えただけだ。
『…そうか他人に飲ませたのか。それを悔やんで痛めているのか。老い先短い心を。かわいそうに。ならばもう苦しまないように私が喰ってやろう』
そういって人魚は池から出ていった。
「待て……」
「待ちなさい……!」
素早く池にいた二人では追いつきそうもなかった。
「チッ。逃げたか」
「素早いわね」
ニャンコ先生と佐貝が舌打ちする。
「くそ……」
「チッ。裏目に出た」
二人は急いで池から出た。
履いていたジーンズがびしょぬれだが気にしている暇はなかった。
「ってお前たちどこに行く。こら夏目、美結花」
「二人ともどこに行くのよ──!」
先生と佐貝の声を聞いている暇もなかった。
「「千津さんのところだ!」」
ただ人魚がこれ以上暴挙に及ばないように走った。
「どうしたの?」
だらけていた美結花は身を起こした。
「人魚を探してみようかと思う」
「人魚? ってああ。あの大池の……」
千津の話を聞いて気になったのだろう。
「いいよ。私も手伝う」
人魚に会って話を聞いてみたい。
きっと幼いころに見た人魚とは別だろうけれど直接会って話してみたいとも思うのだ。
「ええ~。私は手伝わないわよ~」
「私も手伝わんからな」
ニャンコ先生と佐貝はそんなことを言うが外にまでしっかりとついていっている。
「帰りにむき栗買ってやるぞ」
「私も買ってあげようかな~」
「捕まえるだけだぞ」
「血をとるとかはなしよ」
むき栗につられて協力してくれることとなった。
「お~い! 人魚」
「人魚~! 出てきて~!」
再び大池にやってきた二人は人魚の名前を呼んだ。
「話があるんだ。出てきてくれ~!」
「話したい事があるの。出てきて~!」
「日が暮れるぞ」
呼び続けたが反応がなかったため、先生が時間を示す。
「…だめか。…帰ろう」
「そうだね」
二人が立ち上がろうとすると水を掛けられた。
思わず大池を見てしまう。
そこには何もなかった。
「人間は嫌いかい? ここには一人で?」
「寂しくない?」
「一人はきついかい?」
夏目と美結花は何もない池に問いかけると返事があった。
『一人でないときもあったのさ』
人魚が顔をだしていた。
『何の用だ。小僧、小娘』
「来た! 話がある!」
「顔を出したわね! 聞きたい事があったのよ!」
「夏目!?」
「美結花!?」
人魚にとびかかった二人にニャンコ先生と佐貝が驚く。
「ぎゃあ! 話せ!」
「答えてくれるまで離さない!」
「答えてくれたら離すわよ!」
二人は答えるまで離す気はなかった。
『馬鹿め。水中で私に勝てるものか。無力なくせに人間が出しゃばるんじゃない』
「分かってるけどやらずに後悔はしたくなかったの!」
「やれることもやらないで後悔するのは嫌なんだ!」
何もしないで後悔するのが一番嫌だった。
「──教えてくれ。女の子に血をやった事があるのか? 彼女はそれを大切な人に飲ませたことで苦しんでいるんだ」
「苦しませたかもしれないって後悔しているの!」
『…何?』
人魚の様子が変わった。
「不死を取り戻す方法か何かを知っているのなら──」
人魚はいきなり夏目と美結花の首を絞めた。
『どいつもこいつも不死だ血肉だと……』
傷つけた。瞬間的にそう思った。
『…確かにあの子はよくここに来ていたよ。鮒の姿の私が人魚だと気付かず遊んでくれた』
千津のことを人魚は認めた。
『だから久しぶりに現れた彼女にこの姿を見せてやったら、血が欲しいというので特別に分けてやったのさ』
(血を与えたのね……)
欲しいというので人魚は与えただけだし、千津は子供でただ大事な人に与えただけだ。
『…そうか他人に飲ませたのか。それを悔やんで痛めているのか。老い先短い心を。かわいそうに。ならばもう苦しまないように私が喰ってやろう』
そういって人魚は池から出ていった。
「待て……」
「待ちなさい……!」
素早く池にいた二人では追いつきそうもなかった。
「チッ。逃げたか」
「素早いわね」
ニャンコ先生と佐貝が舌打ちする。
「くそ……」
「チッ。裏目に出た」
二人は急いで池から出た。
履いていたジーンズがびしょぬれだが気にしている暇はなかった。
「ってお前たちどこに行く。こら夏目、美結花」
「二人ともどこに行くのよ──!」
先生と佐貝の声を聞いている暇もなかった。
「「千津さんのところだ!」」
ただ人魚がこれ以上暴挙に及ばないように走った。
