夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十四話 人魚の思い
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それからは池での出来事や千津さんの態度を忘れるくらい楽しいことばかりだった。
まず部屋に荷物を置いて夏目たちの部屋で宿題をやった。
ただみんな勉強がまずまずといった具合なので分からないところが多かった。
次に夕食を食べながら小枝が宿題のことを考え、彩にたしなめられたり、寝る前に女子だけの恋バナなどをして盛り上がった。
「──ふぅ。こういうのっていいわね」
眠れなくなって庭に出ていると同じく庭に出ている夏目を見つけた。
「貴志。貴志も眠れないの」
「ああ。楽しくて。こういうのって楽しいんだな……」
夏目は楽しそうだった。
「うん。楽しいわね。ね? 佐貝」
腕の中の佐貝に訊くと彼女は知るかとばかりにそっぽを向いた。
「あ、先生、フナだぞ」
腕の中の先生に夏目が知らせる。
「本当だ。どこからやってきたんだろう」
美結花もフナを見つめる。どこか惹かれるものがあったからだ。
「フナくらいで騒ぐな。……む?」
フナが瞬きした。
「ぎゃあ!! 魚が瞬きした!!?」
「うわ! 魚って瞬きしたいんじゃなかったの!!?」
「離れろ。夏目、美結花。瞼ある魚は妖の化身と言われている」
「どっかの妖が化けたのね。気を付けなさい!」
魚が瞬きするというあり得ない現象を目撃して四人はパニックになった。
だが魚は何もせずに逃げていった。
「おお。私に恐れをなして逃げていったぞ」
「そんなわけないわ。私に恐れをなしたのよ」
「「妖からみても不気味な顔なんだろうな」」
夏目と美結花からすれば佐貝もニャンコ先生も珍妙な顔をしていることには変わりない。色が違うだけで同じ顔をしているからだ。
「さっきの妖か?」
「ああ。大池の妖ね」
美結花は宿に行く途中の大池で見かけた影を思い浮かべた。
「あそこは昔から人魚が住むと言われているしね」
「人魚……」
佐貝の言葉に過去見かけた人魚らしき妖を思い出す。
「ああ。お前が「夏目」と知ってつけてきたのかもしれないな」
ニャンコ先生が夏目を見る。
「友人帳……!」
美結花は夏目を見た。
「気を付けてね」
「ああ。気を付けるよ」
夏目は頷くと部屋に戻った。
「大丈夫かな?」
「大丈夫でしょ。斑もいるんだし」
「そ、それが心配なんだけど……」
やるときはやるのは知っているが、酒盛りをすることも多く、うっかりしているので心配なものは心配なのだ。
一抹の不安を抱えながら美結花も部屋に戻った。
まず部屋に荷物を置いて夏目たちの部屋で宿題をやった。
ただみんな勉強がまずまずといった具合なので分からないところが多かった。
次に夕食を食べながら小枝が宿題のことを考え、彩にたしなめられたり、寝る前に女子だけの恋バナなどをして盛り上がった。
「──ふぅ。こういうのっていいわね」
眠れなくなって庭に出ていると同じく庭に出ている夏目を見つけた。
「貴志。貴志も眠れないの」
「ああ。楽しくて。こういうのって楽しいんだな……」
夏目は楽しそうだった。
「うん。楽しいわね。ね? 佐貝」
腕の中の佐貝に訊くと彼女は知るかとばかりにそっぽを向いた。
「あ、先生、フナだぞ」
腕の中の先生に夏目が知らせる。
「本当だ。どこからやってきたんだろう」
美結花もフナを見つめる。どこか惹かれるものがあったからだ。
「フナくらいで騒ぐな。……む?」
フナが瞬きした。
「ぎゃあ!! 魚が瞬きした!!?」
「うわ! 魚って瞬きしたいんじゃなかったの!!?」
「離れろ。夏目、美結花。瞼ある魚は妖の化身と言われている」
「どっかの妖が化けたのね。気を付けなさい!」
魚が瞬きするというあり得ない現象を目撃して四人はパニックになった。
だが魚は何もせずに逃げていった。
「おお。私に恐れをなして逃げていったぞ」
「そんなわけないわ。私に恐れをなしたのよ」
「「妖からみても不気味な顔なんだろうな」」
夏目と美結花からすれば佐貝もニャンコ先生も珍妙な顔をしていることには変わりない。色が違うだけで同じ顔をしているからだ。
「さっきの妖か?」
「ああ。大池の妖ね」
美結花は宿に行く途中の大池で見かけた影を思い浮かべた。
「あそこは昔から人魚が住むと言われているしね」
「人魚……」
佐貝の言葉に過去見かけた人魚らしき妖を思い出す。
「ああ。お前が「夏目」と知ってつけてきたのかもしれないな」
ニャンコ先生が夏目を見る。
「友人帳……!」
美結花は夏目を見た。
「気を付けてね」
「ああ。気を付けるよ」
夏目は頷くと部屋に戻った。
「大丈夫かな?」
「大丈夫でしょ。斑もいるんだし」
「そ、それが心配なんだけど……」
やるときはやるのは知っているが、酒盛りをすることも多く、うっかりしているので心配なものは心配なのだ。
一抹の不安を抱えながら美結花も部屋に戻った。
