夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十三話 子狐との出会い
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夏目と美結花が森への散策を始めた頃、一匹の子狐がきのこをたくさん集めていた。
夏場にきのこの取れる場所、鮎のたまり場、アケビの谷、蓮華畑など何でも子狐は知っていた。
それもこれも亡くなった子狐の母が教えてくれたことだった。
母を思い出して子狐の目が潤みだすが、首を横に振った。
彼はこれから一人で生きていかなければいけないからめそめそしている時間はないのだ。
そこへガサゴソ音を立てて妖が二匹現れた。
(きゃ───!)
子狐は内心悲鳴を上げる。
この妖二匹は子狐にちょっかいかけてくるので彼は苦手だった。
『おい、チビ狐。まだ森をウロチョロしているのか』
一つ目の妖が言った。
その言葉に子狐はびくりと肩をはねる。
『弱い奴は目障りだ』
『そうだぞ出ていけ役立たず』
そんなことを言いながら二匹は子狐を殴る。
「おい、やめろ」
「やめなさい」
そこへ男の声と女の声がした。
子狐の目の前には少年と少女がかばうように立っていた。
夏目と美結花だ。
彼らは子狐の悲鳴を聞いてここへ来たのだ。
「なにやってんだ。あんた達。こんな小さい子供いじめて──」
「小さい子供をいじめるのは──」
二人は途中で言葉を途切れさせる。
「…ん? 何だ。お前ら妖怪か?」
「妖怪みたいね……?」
相手をしているのが妖怪だと言う事に気づいたのだ。
あまりにも強い力を持つ彼らは妖と人間の区別がつかないこともあるため。気づくのが遅くなったのだ。
『むっ!? 貴様人の子か。人の癖に妖を見るとは生意気な…。喰ってやる』
牛の形をした妖の言葉と共に襲い掛かってくる。
ゴッ!
『ぎゃっ!』
バキッ!
『だっ!』
殴る音と共に妖が悲鳴を上げる。
夏目と美結花が殴ったのだ。
先程までの妖たちは地面に倒れ伏していた。
真っ青な顔で子狐は震えながらそれを見た。
「悪かったな。勝手に手だしして」
「お前の喧嘩に手を出したのは悪かったわね」
二人は謝るが、子狐は震えて逃げてしまった。
「「……」」
それを黙って佐貝とニャンコ先生は見つめていた。
「お~い! 夏目。どこ行った!?」
「美結花~! 遊ぼうよ~!」
友人たちが探す声がする。
「あ、まずい」
「私も行かなきゃ」
二人は走って友人たちの元へと向かった。
子狐はその後ろ姿をこっそりと追いかけていった。
夏場にきのこの取れる場所、鮎のたまり場、アケビの谷、蓮華畑など何でも子狐は知っていた。
それもこれも亡くなった子狐の母が教えてくれたことだった。
母を思い出して子狐の目が潤みだすが、首を横に振った。
彼はこれから一人で生きていかなければいけないからめそめそしている時間はないのだ。
そこへガサゴソ音を立てて妖が二匹現れた。
(きゃ───!)
子狐は内心悲鳴を上げる。
この妖二匹は子狐にちょっかいかけてくるので彼は苦手だった。
『おい、チビ狐。まだ森をウロチョロしているのか』
一つ目の妖が言った。
その言葉に子狐はびくりと肩をはねる。
『弱い奴は目障りだ』
『そうだぞ出ていけ役立たず』
そんなことを言いながら二匹は子狐を殴る。
「おい、やめろ」
「やめなさい」
そこへ男の声と女の声がした。
子狐の目の前には少年と少女がかばうように立っていた。
夏目と美結花だ。
彼らは子狐の悲鳴を聞いてここへ来たのだ。
「なにやってんだ。あんた達。こんな小さい子供いじめて──」
「小さい子供をいじめるのは──」
二人は途中で言葉を途切れさせる。
「…ん? 何だ。お前ら妖怪か?」
「妖怪みたいね……?」
相手をしているのが妖怪だと言う事に気づいたのだ。
あまりにも強い力を持つ彼らは妖と人間の区別がつかないこともあるため。気づくのが遅くなったのだ。
『むっ!? 貴様人の子か。人の癖に妖を見るとは生意気な…。喰ってやる』
牛の形をした妖の言葉と共に襲い掛かってくる。
ゴッ!
『ぎゃっ!』
バキッ!
『だっ!』
殴る音と共に妖が悲鳴を上げる。
夏目と美結花が殴ったのだ。
先程までの妖たちは地面に倒れ伏していた。
真っ青な顔で子狐は震えながらそれを見た。
「悪かったな。勝手に手だしして」
「お前の喧嘩に手を出したのは悪かったわね」
二人は謝るが、子狐は震えて逃げてしまった。
「「……」」
それを黙って佐貝とニャンコ先生は見つめていた。
「お~い! 夏目。どこ行った!?」
「美結花~! 遊ぼうよ~!」
友人たちが探す声がする。
「あ、まずい」
「私も行かなきゃ」
二人は走って友人たちの元へと向かった。
子狐はその後ろ姿をこっそりと追いかけていった。
