夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十二話 もう一人の祓い人
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「ごほん! 気を取り直して言うと。聞きたかったのはそれが主なんだ。それとできれば祓うのを手伝ってもらえると嬉しいな」
先程までの憎しみがなかったかのように水崎はそう言った。
「人に害をなす妖は放っておけないだろう?」
「考えてもいいですか。俺たちはまだあなたのやり方は知らない。すぐには結論は出せない」
夏目はそう言った。
「もちろんだとも。そう思っていたからね。興味があるのなら明後日にこの公園に来てもらえると嬉しいな」
そう水崎は言った。
「それじゃあそろそろ私は行くよ。君たちもお家の人が心配するだろう。帰ると言い」
話が終わったのかそう言ってくる。
「はい……」
美結花は頷いた。
『お助けを~! ああ!』
そこへ小さな兎型の妖が助けを求めて現れるが、鬼のような妖が現れてその妖を捕まえてしまう。
「あの妖……」
昨日追いかけられた妖だった。
「おい、その妖を放せ!」
「放しなさい!」
夏目と美結花が向かっていこうとするが、その前に水崎が二人の前に出る。
「水と動くものは矢となりて邪悪なものを貫く」
そう言うとその鬼のような妖に攻撃した。
水の矢が兎型の妖の上をすれすれで通っていき、鬼の体に刺さる。
その妖は兎型の妖を捕まえていてともに攻撃を受けるかもしれなかったにもかかわらず。
「な……!」
美結花は絶句した。被害者も消滅する可能性があったにもかかわらず戸惑わず攻撃した水崎を信じられない思いで見つめる。
『ぐあああああ!』
鬼の妖は消滅した。
『ひいい! 祓い人だ! 逃げろおおお!』
結果的に無事だった兎型の妖は水崎を見ると一目散に逃げた。
「水崎さん、あなたの祓いってこれなんですか? 捕まっていた妖まで消滅しそうになっていましたよ!?」
美結花は水崎に喰ってかかった。
「妖なんてロクなもんじゃない。消滅してしまえばよかったんだ」
そう水崎は吐き捨てる。
水崎の言葉には深い憎しみが込められていた。
(この人は妖を憎んでいる。そんな思い、知らない)
「君たちだって妖に人生をめちゃくちゃにされただろう?」
「だとしても被害者まで消滅させるのはやりすぎです!」
今度は夏目は水崎に喰ってかかった。
「でも結果的に助かっただろ?」
「それは結果論です!」
美結花は叫んだ。危うく消滅するところだったのだ。水の矢がすれすれ
「妖に同情しているのかい? そう言うのはするだけ無駄だと思うけどね」
やれやれとばかりに水崎は二人を見てくる。
「あなたは名取さんに似ていると思ったけど名取さんより苛烈なんですね」
夏目は静かにそう言った。
「それでどうするんだい?」
水崎は訊いた。
「妖祓いってさっきのようなことするんです? だとしたらそう言うのは許容できません! 失礼します!」
美結花は吐き捨ててその場から去っていった。
あまりの妖への憎しみの感情に吐きそうになっていた。
『主様、良かったのですか? あの矢はあの鬼の妖だけを消滅させるものだと言わなくて』
楓が気づかわし気に水崎を見た。
「いいんだよ。兎型の妖が無事だったのは美結花が言う通り結果論だからね」
寂し気に水崎は言った。
『なぜ露悪的にふるまうのか分からんな。本当のお前は優しいのに』
楓は深いため息をついた。
「そう言ってくれるのはお前だけだよ」
優しい顔で水崎は楓の頭をなでた。
(優しいのは事実だろう? 出なければあの日、傷ついた私を手当てなどしてくれるものか──。お前は妖を憎もうとしているが、心の中はあの日のまま優しい子供のままだよ)
楓は撫でられながらそんなことを内心思った。
先程までの憎しみがなかったかのように水崎はそう言った。
「人に害をなす妖は放っておけないだろう?」
「考えてもいいですか。俺たちはまだあなたのやり方は知らない。すぐには結論は出せない」
夏目はそう言った。
「もちろんだとも。そう思っていたからね。興味があるのなら明後日にこの公園に来てもらえると嬉しいな」
そう水崎は言った。
「それじゃあそろそろ私は行くよ。君たちもお家の人が心配するだろう。帰ると言い」
話が終わったのかそう言ってくる。
「はい……」
美結花は頷いた。
『お助けを~! ああ!』
そこへ小さな兎型の妖が助けを求めて現れるが、鬼のような妖が現れてその妖を捕まえてしまう。
「あの妖……」
昨日追いかけられた妖だった。
「おい、その妖を放せ!」
「放しなさい!」
夏目と美結花が向かっていこうとするが、その前に水崎が二人の前に出る。
「水と動くものは矢となりて邪悪なものを貫く」
そう言うとその鬼のような妖に攻撃した。
水の矢が兎型の妖の上をすれすれで通っていき、鬼の体に刺さる。
その妖は兎型の妖を捕まえていてともに攻撃を受けるかもしれなかったにもかかわらず。
「な……!」
美結花は絶句した。被害者も消滅する可能性があったにもかかわらず戸惑わず攻撃した水崎を信じられない思いで見つめる。
『ぐあああああ!』
鬼の妖は消滅した。
『ひいい! 祓い人だ! 逃げろおおお!』
結果的に無事だった兎型の妖は水崎を見ると一目散に逃げた。
「水崎さん、あなたの祓いってこれなんですか? 捕まっていた妖まで消滅しそうになっていましたよ!?」
美結花は水崎に喰ってかかった。
「妖なんてロクなもんじゃない。消滅してしまえばよかったんだ」
そう水崎は吐き捨てる。
水崎の言葉には深い憎しみが込められていた。
(この人は妖を憎んでいる。そんな思い、知らない)
「君たちだって妖に人生をめちゃくちゃにされただろう?」
「だとしても被害者まで消滅させるのはやりすぎです!」
今度は夏目は水崎に喰ってかかった。
「でも結果的に助かっただろ?」
「それは結果論です!」
美結花は叫んだ。危うく消滅するところだったのだ。水の矢がすれすれ
「妖に同情しているのかい? そう言うのはするだけ無駄だと思うけどね」
やれやれとばかりに水崎は二人を見てくる。
「あなたは名取さんに似ていると思ったけど名取さんより苛烈なんですね」
夏目は静かにそう言った。
「それでどうするんだい?」
水崎は訊いた。
「妖祓いってさっきのようなことするんです? だとしたらそう言うのは許容できません! 失礼します!」
美結花は吐き捨ててその場から去っていった。
あまりの妖への憎しみの感情に吐きそうになっていた。
『主様、良かったのですか? あの矢はあの鬼の妖だけを消滅させるものだと言わなくて』
楓が気づかわし気に水崎を見た。
「いいんだよ。兎型の妖が無事だったのは美結花が言う通り結果論だからね」
寂し気に水崎は言った。
『なぜ露悪的にふるまうのか分からんな。本当のお前は優しいのに』
楓は深いため息をついた。
「そう言ってくれるのはお前だけだよ」
優しい顔で水崎は楓の頭をなでた。
(優しいのは事実だろう? 出なければあの日、傷ついた私を手当てなどしてくれるものか──。お前は妖を憎もうとしているが、心の中はあの日のまま優しい子供のままだよ)
楓は撫でられながらそんなことを内心思った。
