夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十二話 もう一人の祓い人
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「さて、寝ますか……」
夕飯を食べ終えた後準備を終えて、着替えた美結花は立ち上がった。
「ああ、寝なさい。それともう今日のようなことしちゃだめよ」
妖を手当てしたことを佐貝は叱る。
「だって怪我していたし、そんなに悪い妖じゃない気がしたし……」
「恩を仇で返されたらどうするのさ。それに式よ? あの妖が良くても主が良くないってこともあるのよ」
佐貝はそう言う。式というのはちょっと厄介なのだ。
「そうかな……。名取さんのところの柊とかは優しいじゃない」
「あれは主が癖はあるけど美結花に理解を示しているからよ。よく知らない妖を助けないこと」
「はあい……」
渋々美結花は頷いた。
「よろしい。寝るよ」
「うん」
美結花は電気を消して寝た。
しかし寝ていられる時間は多くなかった。
耳元で水音みたいなものがしたからだ。
「!」
慌てて起き上がる。
「佐貝、佐貝……」
佐貝を起こす。
「何? 美結花」
「水の音が聞こえない?」
「水の音? そんなの……。聞こえるわね」
佐貝はしばらく耳を澄ませていたが、聞こえると言った。
「なんで? どこかの水道管が壊れた?」
「いや。これはそんな感じがしない」
佐貝は断言した。
「あそこ!」
「!」
佐貝がさすほうを見ると水の龍がこっちを見ていた。
「うわあああ!」
美結花は悲鳴を上げる。
「美結花ちゃんどうかした?」
悲鳴に気づいた塔子が声をかけてくる。
「な、何でもないです……! 怖い夢を見ただけなので……!」
美結花は誤魔化した。
「そう? 遠慮しないで怖いときは怖いって言ってね」
塔子が遠ざかる音がした。
「ふう……」
美結花は安堵の息をついた。
「それでどうする?」
「襲ってこないならこのままでいいでしょうけど……」
佐貝がそう言った瞬間、水の龍が襲い掛かってきた。
「逃げるわよ!」
「うん!」
美結花はバタバタと音を立てた。
「美結花? どうしたのか?」
そこへ夏目が声をかける。
「こないで! 龍に襲われているの!」
美結花が叫ぶ。
「ってうわああ! こっちにも来た!」
水の龍が分裂したのをみて夏目が悲鳴を上げる。
「こっち!」
「ああ!」
美結花と夏目は窓から慌てて逃げた。
外に逃げると公園らしきところへと逃げ込んだ。
そこに人がいた。
(やばい……。人がいる……)
迷惑をかけると焦った時だった。
「解」
その男の人が言うと水の龍はするりと崩れ落ちて地面に落ちた。
「やあ、美結花ちゃんに夏目君だっけ?」
「あなたは……!」
美結花は息をのんだ。その男の人は知っている人だったのだ。
夕飯を食べ終えた後準備を終えて、着替えた美結花は立ち上がった。
「ああ、寝なさい。それともう今日のようなことしちゃだめよ」
妖を手当てしたことを佐貝は叱る。
「だって怪我していたし、そんなに悪い妖じゃない気がしたし……」
「恩を仇で返されたらどうするのさ。それに式よ? あの妖が良くても主が良くないってこともあるのよ」
佐貝はそう言う。式というのはちょっと厄介なのだ。
「そうかな……。名取さんのところの柊とかは優しいじゃない」
「あれは主が癖はあるけど美結花に理解を示しているからよ。よく知らない妖を助けないこと」
「はあい……」
渋々美結花は頷いた。
「よろしい。寝るよ」
「うん」
美結花は電気を消して寝た。
しかし寝ていられる時間は多くなかった。
耳元で水音みたいなものがしたからだ。
「!」
慌てて起き上がる。
「佐貝、佐貝……」
佐貝を起こす。
「何? 美結花」
「水の音が聞こえない?」
「水の音? そんなの……。聞こえるわね」
佐貝はしばらく耳を澄ませていたが、聞こえると言った。
「なんで? どこかの水道管が壊れた?」
「いや。これはそんな感じがしない」
佐貝は断言した。
「あそこ!」
「!」
佐貝がさすほうを見ると水の龍がこっちを見ていた。
「うわあああ!」
美結花は悲鳴を上げる。
「美結花ちゃんどうかした?」
悲鳴に気づいた塔子が声をかけてくる。
「な、何でもないです……! 怖い夢を見ただけなので……!」
美結花は誤魔化した。
「そう? 遠慮しないで怖いときは怖いって言ってね」
塔子が遠ざかる音がした。
「ふう……」
美結花は安堵の息をついた。
「それでどうする?」
「襲ってこないならこのままでいいでしょうけど……」
佐貝がそう言った瞬間、水の龍が襲い掛かってきた。
「逃げるわよ!」
「うん!」
美結花はバタバタと音を立てた。
「美結花? どうしたのか?」
そこへ夏目が声をかける。
「こないで! 龍に襲われているの!」
美結花が叫ぶ。
「ってうわああ! こっちにも来た!」
水の龍が分裂したのをみて夏目が悲鳴を上げる。
「こっち!」
「ああ!」
美結花と夏目は窓から慌てて逃げた。
外に逃げると公園らしきところへと逃げ込んだ。
そこに人がいた。
(やばい……。人がいる……)
迷惑をかけると焦った時だった。
「解」
その男の人が言うと水の龍はするりと崩れ落ちて地面に落ちた。
「やあ、美結花ちゃんに夏目君だっけ?」
「あなたは……!」
美結花は息をのんだ。その男の人は知っている人だったのだ。
