夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十一話 桜並木とあなたの絵
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こうして何とか外す方法はないかと探していった。
しかし方法はないままひびは過ぎていった。
「ゴホゴホゴホッ!」
夏目が激しい咳をする。
「大丈夫?」
美結花は背中をさすった。
「大丈夫だ。まだ大丈夫……」
夏目はそう言った。
「でも……」
無理をしているように思えて心配になってしまう。
「阿呆が……」
そこへ先生が布団へもぐりこんで呟く。
そこへ窓を叩く音がした。
巳弥だ。何か手に持っている。
『夏目、美結花。手伝ってくれないか』
「何を?」
夏目が訊き返す。
『もう決めた。この絵を焼くよ』
「え!?」
美結花は驚いた。あんなに大事にしていたのに……。
「巳弥!」
夏目が声を上げる。
『良いんだ。もう決めたんだ。でもその前に最後にこの木を桜で満開にしていいかい? あの人と出会った時のように』
「うん」
「…そうだね」
後で怒られるかもしれないが、二人で謝ればなんとかなる気がした。
それから桜の絵を先生と佐貝もいれて描いた。
先生と佐貝の足跡だったり、美結花の丁寧な絵だったりと個性的な絵が描かれ始めた。
やがて枝は桜で満開になった。
「疲れた……」
「できた……」
二人は疲れて倒れこむ。
「きれいね……」
一面の桃色の花でとてもきれいで思わず呟いてしまう。
「きれいだね、巳弥」
夏目も同じことを思ったのか呟く。
『ありがとう。夏目、美結花』
巳弥が呟いたのが聞こえた。
そして美結花は見た。
満開の桜の中、美結花と八坂さまが出会うのを。
(ああ、出会えたんだな──)
そんなことを思った。
しかし方法はないままひびは過ぎていった。
「ゴホゴホゴホッ!」
夏目が激しい咳をする。
「大丈夫?」
美結花は背中をさすった。
「大丈夫だ。まだ大丈夫……」
夏目はそう言った。
「でも……」
無理をしているように思えて心配になってしまう。
「阿呆が……」
そこへ先生が布団へもぐりこんで呟く。
そこへ窓を叩く音がした。
巳弥だ。何か手に持っている。
『夏目、美結花。手伝ってくれないか』
「何を?」
夏目が訊き返す。
『もう決めた。この絵を焼くよ』
「え!?」
美結花は驚いた。あんなに大事にしていたのに……。
「巳弥!」
夏目が声を上げる。
『良いんだ。もう決めたんだ。でもその前に最後にこの木を桜で満開にしていいかい? あの人と出会った時のように』
「うん」
「…そうだね」
後で怒られるかもしれないが、二人で謝ればなんとかなる気がした。
それから桜の絵を先生と佐貝もいれて描いた。
先生と佐貝の足跡だったり、美結花の丁寧な絵だったりと個性的な絵が描かれ始めた。
やがて枝は桜で満開になった。
「疲れた……」
「できた……」
二人は疲れて倒れこむ。
「きれいね……」
一面の桃色の花でとてもきれいで思わず呟いてしまう。
「きれいだね、巳弥」
夏目も同じことを思ったのか呟く。
『ありがとう。夏目、美結花』
巳弥が呟いたのが聞こえた。
そして美結花は見た。
満開の桜の中、美結花と八坂さまが出会うのを。
(ああ、出会えたんだな──)
そんなことを思った。
