夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第一話 会いに行きましょう
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「家の人とうまくやっているみたいね」
藤原家を出て少しすると美結花は口を開いた。
「ああ。とてもいい人たちなんだ。こんな俺にも親切にしてくれる。心配してくれるのが分かる」
「……そう。良かったわ」
これでここにきた目的は殆ど果たせた。
「もう。ここでいいわ」
「美結花?」
きょとんとした顔で夏目がこちらを見てくる。
「佐貝、お願い」
「仕方ないわね。高くつくわよ」
そう言って佐貝が煙に包まれる。
「!」
次の瞬間、巨大な黒猫が現れる。
「家までお願いね」
『了解。明日の夕飯のおかずを一品頂戴』
「はいはい」
美結花は苦笑しながら佐貝にまたがった。
「じゃあ、貴志。またね!」
笑顔で美結花は言った。
「あ、ああ……。またな」
夏目は少しぎょっとしながら言った。
『行くわよ』
佐貝の声とともに空へと飛んでいく。
「幸せそうでよかった……」
さっきまでいた街を真下に眺めながら美結花は呟いた。
『本当は少し羨ましいんじゃないの?』
佐貝の言葉に胸が少し痛む。
従兄が幸せそうでよかった。そう思うのは本当だが、あの幸せの中に自分もいたかった。そう思うのも事実だった。
(私もあの温かい人たちと一緒に生活したかったな……)
その願いがすぐにかなうとも知らずに美結花はそんなことを思っていた。
藤原家を出て少しすると美結花は口を開いた。
「ああ。とてもいい人たちなんだ。こんな俺にも親切にしてくれる。心配してくれるのが分かる」
「……そう。良かったわ」
これでここにきた目的は殆ど果たせた。
「もう。ここでいいわ」
「美結花?」
きょとんとした顔で夏目がこちらを見てくる。
「佐貝、お願い」
「仕方ないわね。高くつくわよ」
そう言って佐貝が煙に包まれる。
「!」
次の瞬間、巨大な黒猫が現れる。
「家までお願いね」
『了解。明日の夕飯のおかずを一品頂戴』
「はいはい」
美結花は苦笑しながら佐貝にまたがった。
「じゃあ、貴志。またね!」
笑顔で美結花は言った。
「あ、ああ……。またな」
夏目は少しぎょっとしながら言った。
『行くわよ』
佐貝の声とともに空へと飛んでいく。
「幸せそうでよかった……」
さっきまでいた街を真下に眺めながら美結花は呟いた。
『本当は少し羨ましいんじゃないの?』
佐貝の言葉に胸が少し痛む。
従兄が幸せそうでよかった。そう思うのは本当だが、あの幸せの中に自分もいたかった。そう思うのも事実だった。
(私もあの温かい人たちと一緒に生活したかったな……)
その願いがすぐにかなうとも知らずに美結花はそんなことを思っていた。
