夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十一話 桜並木とあなたの絵
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「ふう……。いったい何が起こっているんだろう……」
夏目の部屋の前で毛布をかぶって待機している美結花。
「おまえはお人よしね」
美結花の毛布に潜り込んで佐貝が言った。
「わっ。佐貝?」
美結花は驚いて彼女の名前を呼ぶ。
「仕方ないから手伝ってあげる」
「佐貝、ありがとう」
美結花はほほ笑んだ。
「ふん。今回だけだからね」
佐貝はそう言ってふいと顔をそらした。
「うわ──!」
そこへ小声の悲鳴が聞こえて慌てて美結花は夏目の部屋へと入った。
そこで見たものは天井裏から覗いてくる仮面の妖とそれにアタックするニャンコ先生だった。
『ぎゃっ!』
妖は悲鳴を上げてぼとりと落ちた。
「私の縄張りに入るとは不愉快なやつめ」
ニャンコ先生はそう言って着地する。
「「わ──っ!」」
落ちた妖に悲鳴を上げる夏目と美結花。
妖はむっくりと起き上がった。
「お前はなぜ花を?」
夏目が訊いた。
『お前には関係のないことだ。盗人め。花はあの人にささげたのだ』
「盗人? 俺が何を盗んだっていうんだ」
「貴志が何か盗んだ? そんな覚えないと思うけど……」
夏目と視線を合わせると彼は違うと首を横に振った。
そこへ先生が「生意気だな喰っちまうぞ」といって妖の頭にかみつく。
「やめろ!」
思わず手が出てしまう夏目。
「先生……」
「あらら。可愛そうに……」
ちょっと先生がかわいそうになった美結花と佐貝。
「で? なんで俺が盗人だって?」
文句を言うニャンコ先生を無視して妖に訊く夏目。
そんな夏目を妖は真っ青な顔で見ていた。
「貴志は手が早いのが難点よね……」
美結花は呟く。
そんな美結花をお前が言うかという目で佐貝は見ていた。
「そもそもここには俺と先生と佐貝と美結花しかいないぞ。「あの人」って?」
「まさか別の妖じゃないでしょうね?」
ちょっと疑った美結花。
『何を言う。ちゃんといるではないか。そこに』
「え……?」
美結花は声を上げた。何を言っているんだろう。
『お前の後ろに』
夏目の後ろを指した。
二人は夏目の後ろに飾ってある絵を見た。
「「後ろって……」
じっと見てみると小さな人影が見えた。
「うわあ!?」
「ぎゃあ!?」
驚いて声を上げる二人。
「でかい声を出すな。八坂さまが驚くだろう」
二人を叱る妖。
「ヤサカさま? この人影か?」
夏目が訊く。
『そうだ。この絵に住んでいるのだ。返してもらうぞ。落としたところを人に拾われ、売られ、こんなみすぼらしい家に… む? は、外せんぞ!?』
話ながら絵を外そうとしていた妖は外せないことに戸惑う。
「何!? わっ何で外れないんだ!?」
「そんなわけないでしょ…って外れない!?」
美結花も外れないわけないとチャレンジしてみるが、根っこでも張ったかのように外れなかった。
「貴様釘で打ち付けたのか!?」
「貴志がそんなことするわけないでしょ! 普通にかけてあるだけよね?」
「もちろんだ。お前こそ妙なことをしたんじゃないだろうな!?」
妖に訊く。
『何っ』
妖に心当たりはないようだ。
『ちっ。仕方ない。外れるまで通うか』
「「「「え~~!」」」」
妖が通うことに文句を言う美結花たち。
『私は巳弥。明日また来る』
「あ、こら。不気味なものおいていくな~!」
「あなたのものなんでしょ!? ちゃんと回収しなさ~い!」
二人が怒鳴るが、そんなこと知らないとばかりに去っていってしまった。
夏目の部屋の前で毛布をかぶって待機している美結花。
「おまえはお人よしね」
美結花の毛布に潜り込んで佐貝が言った。
「わっ。佐貝?」
美結花は驚いて彼女の名前を呼ぶ。
「仕方ないから手伝ってあげる」
「佐貝、ありがとう」
美結花はほほ笑んだ。
「ふん。今回だけだからね」
佐貝はそう言ってふいと顔をそらした。
「うわ──!」
そこへ小声の悲鳴が聞こえて慌てて美結花は夏目の部屋へと入った。
そこで見たものは天井裏から覗いてくる仮面の妖とそれにアタックするニャンコ先生だった。
『ぎゃっ!』
妖は悲鳴を上げてぼとりと落ちた。
「私の縄張りに入るとは不愉快なやつめ」
ニャンコ先生はそう言って着地する。
「「わ──っ!」」
落ちた妖に悲鳴を上げる夏目と美結花。
妖はむっくりと起き上がった。
「お前はなぜ花を?」
夏目が訊いた。
『お前には関係のないことだ。盗人め。花はあの人にささげたのだ』
「盗人? 俺が何を盗んだっていうんだ」
「貴志が何か盗んだ? そんな覚えないと思うけど……」
夏目と視線を合わせると彼は違うと首を横に振った。
そこへ先生が「生意気だな喰っちまうぞ」といって妖の頭にかみつく。
「やめろ!」
思わず手が出てしまう夏目。
「先生……」
「あらら。可愛そうに……」
ちょっと先生がかわいそうになった美結花と佐貝。
「で? なんで俺が盗人だって?」
文句を言うニャンコ先生を無視して妖に訊く夏目。
そんな夏目を妖は真っ青な顔で見ていた。
「貴志は手が早いのが難点よね……」
美結花は呟く。
そんな美結花をお前が言うかという目で佐貝は見ていた。
「そもそもここには俺と先生と佐貝と美結花しかいないぞ。「あの人」って?」
「まさか別の妖じゃないでしょうね?」
ちょっと疑った美結花。
『何を言う。ちゃんといるではないか。そこに』
「え……?」
美結花は声を上げた。何を言っているんだろう。
『お前の後ろに』
夏目の後ろを指した。
二人は夏目の後ろに飾ってある絵を見た。
「「後ろって……」
じっと見てみると小さな人影が見えた。
「うわあ!?」
「ぎゃあ!?」
驚いて声を上げる二人。
「でかい声を出すな。八坂さまが驚くだろう」
二人を叱る妖。
「ヤサカさま? この人影か?」
夏目が訊く。
『そうだ。この絵に住んでいるのだ。返してもらうぞ。落としたところを人に拾われ、売られ、こんなみすぼらしい家に… む? は、外せんぞ!?』
話ながら絵を外そうとしていた妖は外せないことに戸惑う。
「何!? わっ何で外れないんだ!?」
「そんなわけないでしょ…って外れない!?」
美結花も外れないわけないとチャレンジしてみるが、根っこでも張ったかのように外れなかった。
「貴様釘で打ち付けたのか!?」
「貴志がそんなことするわけないでしょ! 普通にかけてあるだけよね?」
「もちろんだ。お前こそ妙なことをしたんじゃないだろうな!?」
妖に訊く。
『何っ』
妖に心当たりはないようだ。
『ちっ。仕方ない。外れるまで通うか』
「「「「え~~!」」」」
妖が通うことに文句を言う美結花たち。
『私は巳弥。明日また来る』
「あ、こら。不気味なものおいていくな~!」
「あなたのものなんでしょ!? ちゃんと回収しなさ~い!」
二人が怒鳴るが、そんなこと知らないとばかりに去っていってしまった。
