夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十一話 桜並木とあなたの絵
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「グラタン皿、六つですね。まいど~」
グラタン皿を買った美結花と夏目。
グラタン皿は重いので、夏目が四皿、美結花が二皿と分けて持った。
「帰るぞ、先生」
「佐貝も」
佐貝と先生を促す。
「仕方ないわね」
仕方ないという態度を崩さずに佐貝がついてくる。
「貴志、行こうよ」
夏目を振り返ると彼は花飾りに見入っていた。
「貴志…? あら、素敵な髪飾りね」
彼が見ていた髪飾りは花がついていて綺麗だった。
「ああ。綺麗な髪飾りだな……」
手に取って夏目は見ていた。誰に贈りたいのか美結花にはよくわかった。
「塔子さんによく似合いそうね……」
美結花の言葉にぎくりという顔を彼はした。
彼も同じことを思っていたのだろう。
「あ、ああ……」
似合いそうだけどプレゼントしてもいいのだろうか。迷っている感じがする。
「きれいでしょう。贈り物にいかが?」
お店の人がそれに気づいたのか声をかけてくる。
「え、いえ。いいんです。すみません……」
夏目は謝ってそこから去ろうとした時だった。何かに気づいたかのようにお店の向こう側を見る。
「貴志……」
美結花も気づいた。強い気を何かから感じる。
気の元を見るとそれは一枚の絵だった。
枯れ枝の描かれた並木道だった。
(なんか強い気配を感じたような──)
二人は険しい顔でその絵を見つめた。
「その絵、気に入ったの?」
絵を二人してみていたのに気づいたのかサングラスの男の人が声をかけてくる。
「え?」
「もう店、閉めるんだけど残っちゃって。貰ってくれる?」
「「え」」
二人が驚いて声を上げる間もなく、絵は夏目のものとなってしまった。
「おかえり、貴志君、美結花ちゃん。この大きさのが欲しかったの。ありがとう」
家に帰ってグラタン皿を渡すと塔子が喜んでくれた。
(お使いできてよかった)
美結花の心が温かくなる。
また何か頼まれたらやりたいと思うくらいだ。
やがて二人は部屋へと戻った。
「ねえ、その絵飾るの?」
自分の部屋に行く前に美結花が声をかける。
「せっかくもらったんだし、飾らないと。それに綺麗だし」
「まあそうね……」
枯れ枝ばかりだけど綺麗だと思う。
だけど花でも咲いていたらもっと綺麗だったのにと思わずにはいられなかった。
グラタン皿を買った美結花と夏目。
グラタン皿は重いので、夏目が四皿、美結花が二皿と分けて持った。
「帰るぞ、先生」
「佐貝も」
佐貝と先生を促す。
「仕方ないわね」
仕方ないという態度を崩さずに佐貝がついてくる。
「貴志、行こうよ」
夏目を振り返ると彼は花飾りに見入っていた。
「貴志…? あら、素敵な髪飾りね」
彼が見ていた髪飾りは花がついていて綺麗だった。
「ああ。綺麗な髪飾りだな……」
手に取って夏目は見ていた。誰に贈りたいのか美結花にはよくわかった。
「塔子さんによく似合いそうね……」
美結花の言葉にぎくりという顔を彼はした。
彼も同じことを思っていたのだろう。
「あ、ああ……」
似合いそうだけどプレゼントしてもいいのだろうか。迷っている感じがする。
「きれいでしょう。贈り物にいかが?」
お店の人がそれに気づいたのか声をかけてくる。
「え、いえ。いいんです。すみません……」
夏目は謝ってそこから去ろうとした時だった。何かに気づいたかのようにお店の向こう側を見る。
「貴志……」
美結花も気づいた。強い気を何かから感じる。
気の元を見るとそれは一枚の絵だった。
枯れ枝の描かれた並木道だった。
(なんか強い気配を感じたような──)
二人は険しい顔でその絵を見つめた。
「その絵、気に入ったの?」
絵を二人してみていたのに気づいたのかサングラスの男の人が声をかけてくる。
「え?」
「もう店、閉めるんだけど残っちゃって。貰ってくれる?」
「「え」」
二人が驚いて声を上げる間もなく、絵は夏目のものとなってしまった。
「おかえり、貴志君、美結花ちゃん。この大きさのが欲しかったの。ありがとう」
家に帰ってグラタン皿を渡すと塔子が喜んでくれた。
(お使いできてよかった)
美結花の心が温かくなる。
また何か頼まれたらやりたいと思うくらいだ。
やがて二人は部屋へと戻った。
「ねえ、その絵飾るの?」
自分の部屋に行く前に美結花が声をかける。
「せっかくもらったんだし、飾らないと。それに綺麗だし」
「まあそうね……」
枯れ枝ばかりだけど綺麗だと思う。
だけど花でも咲いていたらもっと綺麗だったのにと思わずにはいられなかった。
