主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 3.震える心とともに
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ハリーは思いがけない人物と再会していた。
「リリナ……?」
それはアタラクシアでの幼馴染、リリナ・アーリス・レイアだった。
彼女は見たことのない服を着て青い光を守っていた。
《久しぶり。ハリー》
リリナは微笑んだ。彼女はマザーの監視がないここに思念体でやって来た。ステーションの空気を少しは知りたくて。兄の助けとなるように自分達が相対するものが何なのか知りたくて。思念体なのは生身だと危険だからだ。今や彼女はミュウの副長。ミュウを率いるジョミーを支える存在。だから自分の身を危険にはさらすことがあまりできない。そこに幼馴染がやってくるとは嬉しい誤算だった。
「君、少しも変わらないね……」
《ハリーは少し変わったわ》
リリナは微笑んだ。
「でもどうしてここに?」
《それは秘密。それより悩んでいることがあるんでしょ?》
リリナにはハリーの悩みがダイレクトに伝わって来た。
知りたいこと。やりたいこと。でも自分にはエリートの道が用意されているかもしれない。マザーの意思を覆せない。
「リリナにはお見通しか……」
ハリーは深くため息をついた。
《あのね。やりたいことを通しちゃえばいいんだよ》
「え……?」
ハリーは戸惑った。
《忘れるだろうから言うけど、わがままを通したっていいんだよ。だってその方が人間らしい。自分がやりたいことでしょ? 貫き通せばマザーだって折れてくれるわよ》
「そうかな……」
ハリーにはその自信がなかった。
《とりあえず人生は一度きり。だから迷わずやりたいことをやる! いい?》
「そうだね……」
ハリーは微笑んだ。
《ならよし。……ハリー。あなたは私と会った事は忘れる。だけど言葉は覚えている。いい?》
「リリナ……?」
ハリーはその言葉を不思議に思った。
次の瞬間、リリナの目が光り、ハリーは意識を失った。
《まさか会えるとは思わなかった。……会えてうれしかったわ……》
リリナは優しい目でハリーを見た。記憶を消さなければいけないのは残念だけど、彼の身を守るためだ。ミュウと接触したことをマザーは良く思わないだろうから。
そこに一人の少女がやってきた。
「ハリー!」
イレーヌだった。
「お前、ハリーに何をした!」
《ただ眠っているだけよ。でも、あえてよかった……》
優しい目でリリナはハリーをみた。
(なんなの……? あんな優しい目でハリーを見つめる人は私は知らない……)
《さて……。あなたはイレーヌ・クロスフィールドね。ハリーの友人の》
「心を読まれた!? おまえは誰だ!?」
イレーヌは狼狽えた。
《リリナ・アーリス・レイア。あなたはシステムに疑問を抱いていないようだけど……》
「マザーの言うことは絶対的に正しい」
きっぱりとイレーヌは言い切った。
《マザーね……。それは、本当かしら……》
リリナは首をかしげる。
《リリナ。交信ができた! 早く戻ってこい!》
《兄さん……。分かったわ!》
リリナは頷いた。
《私は行きます。私はあなたにまた……会う気がするの……》
「!? リリナ・アーリス・レイア!?」
次の瞬間、リリナの姿は消えた。
「一体……」
イレーヌはただ宙を見つめた。
(リリナ・アーリス・レイア……。なんて輝く瞳をするの……)
「リリナ……?」
それはアタラクシアでの幼馴染、リリナ・アーリス・レイアだった。
彼女は見たことのない服を着て青い光を守っていた。
《久しぶり。ハリー》
リリナは微笑んだ。彼女はマザーの監視がないここに思念体でやって来た。ステーションの空気を少しは知りたくて。兄の助けとなるように自分達が相対するものが何なのか知りたくて。思念体なのは生身だと危険だからだ。今や彼女はミュウの副長。ミュウを率いるジョミーを支える存在。だから自分の身を危険にはさらすことがあまりできない。そこに幼馴染がやってくるとは嬉しい誤算だった。
「君、少しも変わらないね……」
《ハリーは少し変わったわ》
リリナは微笑んだ。
「でもどうしてここに?」
《それは秘密。それより悩んでいることがあるんでしょ?》
リリナにはハリーの悩みがダイレクトに伝わって来た。
知りたいこと。やりたいこと。でも自分にはエリートの道が用意されているかもしれない。マザーの意思を覆せない。
「リリナにはお見通しか……」
ハリーは深くため息をついた。
《あのね。やりたいことを通しちゃえばいいんだよ》
「え……?」
ハリーは戸惑った。
《忘れるだろうから言うけど、わがままを通したっていいんだよ。だってその方が人間らしい。自分がやりたいことでしょ? 貫き通せばマザーだって折れてくれるわよ》
「そうかな……」
ハリーにはその自信がなかった。
《とりあえず人生は一度きり。だから迷わずやりたいことをやる! いい?》
「そうだね……」
ハリーは微笑んだ。
《ならよし。……ハリー。あなたは私と会った事は忘れる。だけど言葉は覚えている。いい?》
「リリナ……?」
ハリーはその言葉を不思議に思った。
次の瞬間、リリナの目が光り、ハリーは意識を失った。
《まさか会えるとは思わなかった。……会えてうれしかったわ……》
リリナは優しい目でハリーを見た。記憶を消さなければいけないのは残念だけど、彼の身を守るためだ。ミュウと接触したことをマザーは良く思わないだろうから。
そこに一人の少女がやってきた。
「ハリー!」
イレーヌだった。
「お前、ハリーに何をした!」
《ただ眠っているだけよ。でも、あえてよかった……》
優しい目でリリナはハリーをみた。
(なんなの……? あんな優しい目でハリーを見つめる人は私は知らない……)
《さて……。あなたはイレーヌ・クロスフィールドね。ハリーの友人の》
「心を読まれた!? おまえは誰だ!?」
イレーヌは狼狽えた。
《リリナ・アーリス・レイア。あなたはシステムに疑問を抱いていないようだけど……》
「マザーの言うことは絶対的に正しい」
きっぱりとイレーヌは言い切った。
《マザーね……。それは、本当かしら……》
リリナは首をかしげる。
《リリナ。交信ができた! 早く戻ってこい!》
《兄さん……。分かったわ!》
リリナは頷いた。
《私は行きます。私はあなたにまた……会う気がするの……》
「!? リリナ・アーリス・レイア!?」
次の瞬間、リリナの姿は消えた。
「一体……」
イレーヌはただ宙を見つめた。
(リリナ・アーリス・レイア……。なんて輝く瞳をするの……)
