主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 5.大脱出
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リリナがイオに会いに行こうと決めたのと同時刻、シャングリラの一室では会議が開かれていた。
「脱出!? ここを出るということですか!?」
エラの声が響く。
「ああ。昨日の戦闘で我々がこの荒野にいることはバレただろう。一両日中には忌々しいサイオントレーサーが排出され、位置がばれてしまうだろう」
ジョミーが頷いた。
「ソルジャー、あなたはサイオントレーサーで位置がばれる前にここを出ると……?」
「ああ。リオ、ユニヴァーサルの動きはどうなっている?」
《ユニヴァーサルですか? 報告によればアタラクシアとエネルゲイア合同の会議が主催されたそうです。時刻にして十三時頃かと……。それ以降の動きはこれ以上危険だということで潜入班をすべて引き上げさせたため、わかりません》
リオが読み上げる報告に長老たちは難しい顔をする。
「見つかるのも時間の問題だねえ……」
ブラウが言った。
「それもこれもあやつのせいじゃ」
ゼルが青筋を立てながら言った。あやつとはリリナのことである。
「やめろ。すべてをリリナの責任にするのは間違っている。彼女が怯えて拒絶するのも当然だった。だって彼女はミュウのことを全く知らなかったのだから」
「ジョミーのいう通りだよ。ミュウを知らないのに理解しろと言われても混乱する。彼女の反応は当然のものだった。きっと得体のしれない存在に見えたのかもしれないね」
「「「「「ソルジャー・ブルー……」」」」」
そこにいる誰もが突然入ってきたブルーに注目する。
「しかし……」
「今はそこを議論している場合ではない。ジョミー、君は脱出を。今日中の脱出を目指しているのだったね」
「ええ。サイオントレーサーのことを考えたらいつまでもここにいるわけにはいきませんから。居場所はすぐにばれると思います」
ジョミーは頷いた。
「僕もそう思う。居場所はすぐにばれるだろうね。食料とかは大丈夫かい?」
「ええ。リリナを迎えた後、脱出を考えて食料・燃料等の備蓄はたっぷりです。あと昨日の戦闘でもワープドライブとエンジンを最優先で守るように指示しましたから」
「ワープドライブとエンジンを最優先で守ったのは英断だったと思う。昨日の戦闘で傷ついた部分は……?」
「外壁を昨日から最優先で修理させて、あと、二、三時間で終わると思います」
ジョミーの言葉にブルーは満足げに頷いた。
「あの……。ソルジャー・シン、ソルジャー・ブルー……。あなたたちは今日中の脱出前提に話を進めていませんか?」
ハーレイが恐る恐る尋ねる。
「今日中の脱出以外、生き残る道はないよ」
「このままここにいてもサイオントレーサーですぐ見つかる」
ジョミーとブルーはきっぱりと言い切った。
「ですが、あと二日三日ほどの時間が欲しいところですわ。脱出するのは私も賛成ですが」
「そうですぞ。いろいろと準備がある……」
長老たちは脱出には賛成だが、昨日の戦闘の傷も癒えていないのに脱出するのは無茶だと思っているようだ。
「それに昨日の戦闘で皆、不安になっている……。脱出すればまた戦闘になる可能性が高い。連続の戦闘はあまりにも負担が……」
「ハーレイ。このままここにいて、我々がユニヴァーサルに見つかっても戦闘になる。連続の戦闘は避けられないんだ」
ジョミーは言い切った。彼の戦士としての勘がそう囁いているのだ。
長老たちは顔を見合わせるとブルーを見た。先程からの会話で分かり切っているが、彼の意見も聞いて見たくなったのだ。
「僕はジョミーを支持するよ」
「なら、ブリッジの方に脱出を指示しておきます」
「あたしは脱出後の航路を決めておくかね」
「仕方ない。ワープドライブを温めておくわい」
長老たちはそれぞれ動き出した。
しかし彼らは知らない。今この瞬間におびただしい数のサイオントレーサーが各地に放たれているのを。
「脱出!? ここを出るということですか!?」
エラの声が響く。
「ああ。昨日の戦闘で我々がこの荒野にいることはバレただろう。一両日中には忌々しいサイオントレーサーが排出され、位置がばれてしまうだろう」
ジョミーが頷いた。
「ソルジャー、あなたはサイオントレーサーで位置がばれる前にここを出ると……?」
「ああ。リオ、ユニヴァーサルの動きはどうなっている?」
《ユニヴァーサルですか? 報告によればアタラクシアとエネルゲイア合同の会議が主催されたそうです。時刻にして十三時頃かと……。それ以降の動きはこれ以上危険だということで潜入班をすべて引き上げさせたため、わかりません》
リオが読み上げる報告に長老たちは難しい顔をする。
「見つかるのも時間の問題だねえ……」
ブラウが言った。
「それもこれもあやつのせいじゃ」
ゼルが青筋を立てながら言った。あやつとはリリナのことである。
「やめろ。すべてをリリナの責任にするのは間違っている。彼女が怯えて拒絶するのも当然だった。だって彼女はミュウのことを全く知らなかったのだから」
「ジョミーのいう通りだよ。ミュウを知らないのに理解しろと言われても混乱する。彼女の反応は当然のものだった。きっと得体のしれない存在に見えたのかもしれないね」
「「「「「ソルジャー・ブルー……」」」」」
そこにいる誰もが突然入ってきたブルーに注目する。
「しかし……」
「今はそこを議論している場合ではない。ジョミー、君は脱出を。今日中の脱出を目指しているのだったね」
「ええ。サイオントレーサーのことを考えたらいつまでもここにいるわけにはいきませんから。居場所はすぐにばれると思います」
ジョミーは頷いた。
「僕もそう思う。居場所はすぐにばれるだろうね。食料とかは大丈夫かい?」
「ええ。リリナを迎えた後、脱出を考えて食料・燃料等の備蓄はたっぷりです。あと昨日の戦闘でもワープドライブとエンジンを最優先で守るように指示しましたから」
「ワープドライブとエンジンを最優先で守ったのは英断だったと思う。昨日の戦闘で傷ついた部分は……?」
「外壁を昨日から最優先で修理させて、あと、二、三時間で終わると思います」
ジョミーの言葉にブルーは満足げに頷いた。
「あの……。ソルジャー・シン、ソルジャー・ブルー……。あなたたちは今日中の脱出前提に話を進めていませんか?」
ハーレイが恐る恐る尋ねる。
「今日中の脱出以外、生き残る道はないよ」
「このままここにいてもサイオントレーサーですぐ見つかる」
ジョミーとブルーはきっぱりと言い切った。
「ですが、あと二日三日ほどの時間が欲しいところですわ。脱出するのは私も賛成ですが」
「そうですぞ。いろいろと準備がある……」
長老たちは脱出には賛成だが、昨日の戦闘の傷も癒えていないのに脱出するのは無茶だと思っているようだ。
「それに昨日の戦闘で皆、不安になっている……。脱出すればまた戦闘になる可能性が高い。連続の戦闘はあまりにも負担が……」
「ハーレイ。このままここにいて、我々がユニヴァーサルに見つかっても戦闘になる。連続の戦闘は避けられないんだ」
ジョミーは言い切った。彼の戦士としての勘がそう囁いているのだ。
長老たちは顔を見合わせるとブルーを見た。先程からの会話で分かり切っているが、彼の意見も聞いて見たくなったのだ。
「僕はジョミーを支持するよ」
「なら、ブリッジの方に脱出を指示しておきます」
「あたしは脱出後の航路を決めておくかね」
「仕方ない。ワープドライブを温めておくわい」
長老たちはそれぞれ動き出した。
しかし彼らは知らない。今この瞬間におびただしい数のサイオントレーサーが各地に放たれているのを。
