主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 3.空の彼方のミュウの船
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「兄さん、どうしてここに? しかもずっと変わらない姿のままで……」
そう四年ぶりに見る彼は記憶と同じ姿をしていた。
「僕も君と同じ。ミュウだからだよ」
「ミュウ……。兄さんが……?」
「そう。君と別れてから色々あったんだ。歩きながら話そう」
そう言って歩き出した。
「僕はね成人検査でミュウと断定されて処刑されそうになったんだ。そこをソルジャー・ブルーに助けられてここに来た」
ジョミーは成人検査の後何があったか話してくれた。
「それで彼の意志を継いでソルジャーをやっている」
「兄さんがミュウだなんて……」
「君もそうなんだよ」
「でも私にはそんな力なんてないわ!」
リリナは叫んだ。
「眠っているだけさ。まあ、受け入れられないのは分かる。僕もそうだったからね」
「……それより私は家に帰りたい……」
リリナは呟いた。
「それは無理なんだよ……。成人検査を受けた者に帰る家はないんだ」
「うそ……」
「本当さ。成人検査の後アタラクシアの家に一度帰ったけどパパもママもいなかったよ。だからリリナの両親も……」
「そんなのひどい……!」
リリナは涙交じりに叫んだ。
「成人検査をパスしても失敗してもどちらにしても帰る場所はないんだよ……」
「私はどうすればいいの……?」
「う~ん。ある人物に助言を受けたらいいんじゃないかって思ってね」
ジョミーは大きな望遠鏡がある部屋に連れて行った。そこはリリナにとって既視感のある部屋だった。
「この部屋……!」
夢でみた部屋だった。
「フィシス。リリナを連れてきました」
「ありがとう、ジョミー」
金色の髪の女性が立ち上がってジョミーにお礼を言うと、リリナの方に顔を向ける。
そこで気づいた。彼女には目が見えていない。
「リリナ。お会いしたかったですわ。あなたを初めてプロテクターから見せてもらったのが、昨日のことのよう。やっと立ちあがったと思ったらもうこうして私を言葉を交わすことができるほど大きくなったのですね」
「立ち上がったって……」
彼女は20代にしかみえない。だけどリリナが立ち上がってから十数年の時が流れている。ずっと見守っていたといわれても彼女の外見からは違和感がある。
「ミュウは外見が若いものが多いんだ。見た目と年齢が一致しない」
ジョミーが教えてくれる。
「ええ。そうです。プロテクターも300歳は超えていると伺っていますわ」
「300!?」
成人検査で会ったセレーネの外見は17、8歳くらいにしか見えなかった。あれで300歳を超えているといわれて信じる者はどれくらいいるのだろうか。
「あ、そうだ。プロテクター・セレーネはどこ!? 私はあいつに会わなきゃいけないの!」
「プロテクターに?」
「うん。私をここに放り込んだまま会いに来てくれない。だから会って文句を言ってやるの!」
「それは……」
フィシスはジョミーと顔を見合わせた。
(プロテクター・セレーネ! こそこそ隠れてないで出てきなさいよ!)
心の中で文句を言うと何か頭の中に声が響いてきた。
《リリナ……。今、君は……はじめて……私の心の声を読み取っている……》
「どこ!? どこにいるの!?」
「リリナ?」
フィシスが不思議そうな顔でリリナを見る。
《月の間……。場所はここ……》
頭の中にイメージが浮かんでくる。
「月の間!? そこにいるの!?」
《会いに来るのを……楽しみに……しているわ……》
そこで声は途切れた。
「リリナ? どうしましたか?」
「失礼します。私、用事を思い出したので」
そう言ってかけだしていった。
「驚きました。今の一瞬、リリナの心の声が読み取れなかった。ガードしていたわけではなかったのに。まるであなたみたいでしたわ。ジョミー」
「僕みたい? 僕ってあんな感じなの?」
リリナの心の声が読み取れなかったのはジョミーも一緒だった。
「ええ。どこかジョミーとリリナは似ていますね」
「それ、何回も言われたよ」
いつ、どこで言われたのかジョミーは明かさなかったが、誰に言われたのかフィシスは分かった気がした。
「本当にあの方はあなたたちをよく見ていると思いますわ」
フィシスは微笑んだ。
そう四年ぶりに見る彼は記憶と同じ姿をしていた。
「僕も君と同じ。ミュウだからだよ」
「ミュウ……。兄さんが……?」
「そう。君と別れてから色々あったんだ。歩きながら話そう」
そう言って歩き出した。
「僕はね成人検査でミュウと断定されて処刑されそうになったんだ。そこをソルジャー・ブルーに助けられてここに来た」
ジョミーは成人検査の後何があったか話してくれた。
「それで彼の意志を継いでソルジャーをやっている」
「兄さんがミュウだなんて……」
「君もそうなんだよ」
「でも私にはそんな力なんてないわ!」
リリナは叫んだ。
「眠っているだけさ。まあ、受け入れられないのは分かる。僕もそうだったからね」
「……それより私は家に帰りたい……」
リリナは呟いた。
「それは無理なんだよ……。成人検査を受けた者に帰る家はないんだ」
「うそ……」
「本当さ。成人検査の後アタラクシアの家に一度帰ったけどパパもママもいなかったよ。だからリリナの両親も……」
「そんなのひどい……!」
リリナは涙交じりに叫んだ。
「成人検査をパスしても失敗してもどちらにしても帰る場所はないんだよ……」
「私はどうすればいいの……?」
「う~ん。ある人物に助言を受けたらいいんじゃないかって思ってね」
ジョミーは大きな望遠鏡がある部屋に連れて行った。そこはリリナにとって既視感のある部屋だった。
「この部屋……!」
夢でみた部屋だった。
「フィシス。リリナを連れてきました」
「ありがとう、ジョミー」
金色の髪の女性が立ち上がってジョミーにお礼を言うと、リリナの方に顔を向ける。
そこで気づいた。彼女には目が見えていない。
「リリナ。お会いしたかったですわ。あなたを初めてプロテクターから見せてもらったのが、昨日のことのよう。やっと立ちあがったと思ったらもうこうして私を言葉を交わすことができるほど大きくなったのですね」
「立ち上がったって……」
彼女は20代にしかみえない。だけどリリナが立ち上がってから十数年の時が流れている。ずっと見守っていたといわれても彼女の外見からは違和感がある。
「ミュウは外見が若いものが多いんだ。見た目と年齢が一致しない」
ジョミーが教えてくれる。
「ええ。そうです。プロテクターも300歳は超えていると伺っていますわ」
「300!?」
成人検査で会ったセレーネの外見は17、8歳くらいにしか見えなかった。あれで300歳を超えているといわれて信じる者はどれくらいいるのだろうか。
「あ、そうだ。プロテクター・セレーネはどこ!? 私はあいつに会わなきゃいけないの!」
「プロテクターに?」
「うん。私をここに放り込んだまま会いに来てくれない。だから会って文句を言ってやるの!」
「それは……」
フィシスはジョミーと顔を見合わせた。
(プロテクター・セレーネ! こそこそ隠れてないで出てきなさいよ!)
心の中で文句を言うと何か頭の中に声が響いてきた。
《リリナ……。今、君は……はじめて……私の心の声を読み取っている……》
「どこ!? どこにいるの!?」
「リリナ?」
フィシスが不思議そうな顔でリリナを見る。
《月の間……。場所はここ……》
頭の中にイメージが浮かんでくる。
「月の間!? そこにいるの!?」
《会いに来るのを……楽しみに……しているわ……》
そこで声は途切れた。
「リリナ? どうしましたか?」
「失礼します。私、用事を思い出したので」
そう言ってかけだしていった。
「驚きました。今の一瞬、リリナの心の声が読み取れなかった。ガードしていたわけではなかったのに。まるであなたみたいでしたわ。ジョミー」
「僕みたい? 僕ってあんな感じなの?」
リリナの心の声が読み取れなかったのはジョミーも一緒だった。
「ええ。どこかジョミーとリリナは似ていますね」
「それ、何回も言われたよ」
いつ、どこで言われたのかジョミーは明かさなかったが、誰に言われたのかフィシスは分かった気がした。
「本当にあの方はあなたたちをよく見ていると思いますわ」
フィシスは微笑んだ。
