主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 3.空の彼方のミュウの船
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そのころリリナは与えられたシャングリラの一室にいた。
「家に帰りたい……」
リリナは涙した。
もうわけが分からなかった。こんなところにいるより早くママに会いたい。
そう思っていると部屋のドアが開いた。
「リリナ・アーリス・レイア?」
肩より少し長い赤い髪に灰色の瞳の少女とダークブラウンの髪に琥珀色の瞳の少年の二人が入ってきていた。
「そう、だけど……」
警戒しつつも頷く。
「そんなに警戒しないでください。私はファリア。こっちのダークブラウンの子が」
「ナイツだ。よろしく」
二人に敵意は見られない。だけど二人がミュウだということもあり、ある程度の警戒をリリナに抱かせてしまう。
「ねえ、気分転換に散歩に行きましょうよ」
「え、でも……」
「ずっと部屋に閉じこもっているのもよくないと思います。」
「え、あの……。その……」
強引に部屋から連れ出されて戸惑ってしまう。
「「いいから、いいから」」
ファリアとナイツはそんなのお構いなしだ。
(人の話を聞いてくれない~~!!)
心の中でリリナは嘆いた。
その様子を青い光をまとったセレーネがくすりと笑いながら見ていた。
ファリアとナイツに連れ出されたのは大きな開けた広場みたいな場所だった。
そこには何人かの子供たちが遊んでいて、ファリアとナイツを見つけると駆け寄ってきた。
「ファリア、ナイツ! またジョミーからのお使い?」
亜麻色の髪の少女が声をかけてくる。
「まあ、そのようなものね」
ファリアが頷く。
「この子を案内していたんだ」
「あ、あなた、リリナでしょう?」
「本当だ! ねえ、リリナ! あなたもママの記憶を持っているんでしょう? 見てみたい!」
「ママの記憶……?」
母親の記憶をどうして見てみたいのだろうか。リリナのママはこの子たちのママじゃないのに。
《この子たちは母親の記憶を持っていないのです。幼いころにミュウとして覚醒し、母の記憶を持たないままこの船にやってきた。この船の大半のものは僕たちのように親に愛されなかったか成人検査の時に覚醒し、その記憶を失ったかのどちらかで、親に愛された記憶など持っていないのです》
(え……)
ナイツが思念でこっそりと教えてくれた言葉は衝撃だった。親に愛されたリリナがどれだけ幸せだったかが分かってしまったからだ。
(でも母親の記憶を持っていないのなら、どうして見せてなんて言うんだろう……?)
知らなければ母親のことが分かりようもないのに。その疑問にはファリアが答えてくれた。
《この船に親に愛された人物が一人だけいるのです。その人物から記憶を見せてもらったのでしょう》
「ねえ、リリナ?」
「うん。私のママは怒ると怖いけど、とっても優しくて大好きなの!」
子供たちの一人がリリナの手を掴んで記憶を視た。
「わあ、優しい人……」
「これがママ……。ジョミーのお母さんとは近いけど、違う温かさを感じる……」
「え? ジョミーって……」
知っている人物の名前が出てきてリリナは戸惑った。
「ジョミーって言った? どういうこと? 彼を知っているの?」
「うん、知っているよ。ジョミーはね……」
亜麻色の髪の少女が話始めようとした時だった。
「騙されないで!」
赤毛をポニーテールにした女性が言った。彼女はリリナと同い年だった。
「人間のスパイに騙されないで!」
「スパイだなんてひどいわ!」
リリナは言い返した。
「心の中で私たちのことさげすんでいるんだわ!」
「このっ!」
リリナはかっときて突き飛ばした。
「やるのね!」
赤毛の女性も突き飛ばしてきた。
しばらく突き飛ばしたり突き飛ばされ返したりを繰り返す。赤毛の女性は##NAME##にサイオンを飛ばしてきた。それと同時にリリナのパンチが彼女の顔を襲い、倒れ込んだ。
そのうち誰かが通報を受けてやってきたのだろう、二人は医務室へと運ばれていった。
「パンチをすることはないだろう」
褐色の肌の男性が責めるような口調で言った。
「あっちだって攻撃してきた。攻撃してきたからやり返しただけ」
「ミュウは身体が弱いんだ。君のパンチで全治2週間の怪我を負ったんだ」
怪我を負ったと聞いて彼女の心が痛んだ。そんなに怪我を負わせるつもりはなかったのだ。
しばらく二人は黙り込んだ。
「プロテクター・セレーネはどこ? 私を連れてきたのは彼女なんでしょう? なんで私がここに居なければいけないの?」
「それは君がミュウだからだ」
「私はミュウじゃないわ!」
反射的に言い返す。
「……私はミュウじゃないのよ……。パパとママのところに帰りたい……」
「それは……」
褐色の男性は言葉に詰まった。
「リリナ」
知っている声が聞こえて、顔を上げた。
「兄さん……」
それは彼女が兄と慕っていたジョミー・マーキス・シンだった。
「家に帰りたい……」
リリナは涙した。
もうわけが分からなかった。こんなところにいるより早くママに会いたい。
そう思っていると部屋のドアが開いた。
「リリナ・アーリス・レイア?」
肩より少し長い赤い髪に灰色の瞳の少女とダークブラウンの髪に琥珀色の瞳の少年の二人が入ってきていた。
「そう、だけど……」
警戒しつつも頷く。
「そんなに警戒しないでください。私はファリア。こっちのダークブラウンの子が」
「ナイツだ。よろしく」
二人に敵意は見られない。だけど二人がミュウだということもあり、ある程度の警戒をリリナに抱かせてしまう。
「ねえ、気分転換に散歩に行きましょうよ」
「え、でも……」
「ずっと部屋に閉じこもっているのもよくないと思います。」
「え、あの……。その……」
強引に部屋から連れ出されて戸惑ってしまう。
「「いいから、いいから」」
ファリアとナイツはそんなのお構いなしだ。
(人の話を聞いてくれない~~!!)
心の中でリリナは嘆いた。
その様子を青い光をまとったセレーネがくすりと笑いながら見ていた。
ファリアとナイツに連れ出されたのは大きな開けた広場みたいな場所だった。
そこには何人かの子供たちが遊んでいて、ファリアとナイツを見つけると駆け寄ってきた。
「ファリア、ナイツ! またジョミーからのお使い?」
亜麻色の髪の少女が声をかけてくる。
「まあ、そのようなものね」
ファリアが頷く。
「この子を案内していたんだ」
「あ、あなた、リリナでしょう?」
「本当だ! ねえ、リリナ! あなたもママの記憶を持っているんでしょう? 見てみたい!」
「ママの記憶……?」
母親の記憶をどうして見てみたいのだろうか。リリナのママはこの子たちのママじゃないのに。
《この子たちは母親の記憶を持っていないのです。幼いころにミュウとして覚醒し、母の記憶を持たないままこの船にやってきた。この船の大半のものは僕たちのように親に愛されなかったか成人検査の時に覚醒し、その記憶を失ったかのどちらかで、親に愛された記憶など持っていないのです》
(え……)
ナイツが思念でこっそりと教えてくれた言葉は衝撃だった。親に愛されたリリナがどれだけ幸せだったかが分かってしまったからだ。
(でも母親の記憶を持っていないのなら、どうして見せてなんて言うんだろう……?)
知らなければ母親のことが分かりようもないのに。その疑問にはファリアが答えてくれた。
《この船に親に愛された人物が一人だけいるのです。その人物から記憶を見せてもらったのでしょう》
「ねえ、リリナ?」
「うん。私のママは怒ると怖いけど、とっても優しくて大好きなの!」
子供たちの一人がリリナの手を掴んで記憶を視た。
「わあ、優しい人……」
「これがママ……。ジョミーのお母さんとは近いけど、違う温かさを感じる……」
「え? ジョミーって……」
知っている人物の名前が出てきてリリナは戸惑った。
「ジョミーって言った? どういうこと? 彼を知っているの?」
「うん、知っているよ。ジョミーはね……」
亜麻色の髪の少女が話始めようとした時だった。
「騙されないで!」
赤毛をポニーテールにした女性が言った。彼女はリリナと同い年だった。
「人間のスパイに騙されないで!」
「スパイだなんてひどいわ!」
リリナは言い返した。
「心の中で私たちのことさげすんでいるんだわ!」
「このっ!」
リリナはかっときて突き飛ばした。
「やるのね!」
赤毛の女性も突き飛ばしてきた。
しばらく突き飛ばしたり突き飛ばされ返したりを繰り返す。赤毛の女性は##NAME##にサイオンを飛ばしてきた。それと同時にリリナのパンチが彼女の顔を襲い、倒れ込んだ。
そのうち誰かが通報を受けてやってきたのだろう、二人は医務室へと運ばれていった。
「パンチをすることはないだろう」
褐色の肌の男性が責めるような口調で言った。
「あっちだって攻撃してきた。攻撃してきたからやり返しただけ」
「ミュウは身体が弱いんだ。君のパンチで全治2週間の怪我を負ったんだ」
怪我を負ったと聞いて彼女の心が痛んだ。そんなに怪我を負わせるつもりはなかったのだ。
しばらく二人は黙り込んだ。
「プロテクター・セレーネはどこ? 私を連れてきたのは彼女なんでしょう? なんで私がここに居なければいけないの?」
「それは君がミュウだからだ」
「私はミュウじゃないわ!」
反射的に言い返す。
「……私はミュウじゃないのよ……。パパとママのところに帰りたい……」
「それは……」
褐色の男性は言葉に詰まった。
「リリナ」
知っている声が聞こえて、顔を上げた。
「兄さん……」
それは彼女が兄と慕っていたジョミー・マーキス・シンだった。
