主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 3.空の彼方のミュウの船
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飛行艇の中には沈黙が落ちる。
「あ……! お前、ついてきちゃったのね」
ナキネズミがいることにリリナは気づいた。
ナキネズミは正解のように尻尾を振った。
《大丈夫ですか? 危なかったですね》
栗色の髪の女性が声をかけた。
「あなた、誰?」
落ち着いたことでリリナは助けてくれた女の人が誰なのだろうと思った。
《私はイオ。プロテクター・セレーネの命令であなたを迎えに来ました。あなたはミュウなのです》
「プロテクター・セレーネ……」
成人検査に乱入してきた銀色の髪の女性。彼女がそう名乗っていなかったか。
《そうです。これから我々の船に参ります》
「ねえ、その頭に響く声、何とかならないの?」
彼女の声は頭の中で聞こえるのだ。
《すみません……。口がきけないものですから……》
「……ごめんなさい……」
悪いことをしたとリリナは思った。先程からイオは一切口を動かしていなかったのだ。
《いえ、大丈夫ですよ。……追手が来ました》
イオは微笑んだが、すぐに顔が険しくなった。ユニヴァーサルの戦闘機がこちらに来たのだ。
《追っ手をまきます。ちょっと手荒くなりますけど、捕まっててくださいね》
言うが早いが小型艇はすごいスピードでジグザグに動き始めた。
「うわっ!」
リリナは驚く。
「え、ちょ、ちょっと!? アタラクシアから出てしまうわよ!? 行くことは禁止されている!」
リリナは驚く。アタラクシアの山向こうに向かっていたのだ。
惑星アルテメシアは育英都市・アタラクシアと同じく育英都市エネルゲイア、軍事基地と夜の半球と呼ばれる荒野で構成されている。
《見ててください。何があるかを》
やがてアタラクシアの外にでた。
「そんな……!」
アタラクシアの山向こうは荒野だった。何かあると思っていたリリナはショックを受けた。
「山の向こうには何かがあるって思っていたのに……」
《実際はただの荒野です。追っ手もしつこいですね……》
ジグザグに荒野の岩場を動く。
追っ手の戦闘機がいくつか爆発した。イオは操縦桿を握り、小型艇を上へと上昇させる。
《うっ……!》
その際にユニヴァーサルが撃った砲撃がイオの肩に当たる。
「大丈夫!?」
リリナはイオを庇った。これ以上彼女にけがをさせてなるものか……!
そう思ったもののユニヴァーサルの飛行機がこちらに照準を当ててきた。
(やられる……!)
目をつぶったが、衝撃はこない。敵の弾がバリアーのようなものにはじかれたと思ったらユニヴァーサルの戦闘機がすべて爆発した。
「一体何なの……?」
リリナは不思議な現象に首を傾げた。
《ソルジャー……。助かりました……》
「え……?」
そうイオは呟いたが、リリナには何を言っているか分からなかった。
「ふう……」
白亜の船の中で金色の髪の少年がため息を吐いた。
《お見事です。ソルジャー・シン》
亜麻色の髪の青年が微笑む。
「二人とも無事なようだ。……よかった……」
少年は微笑んだ。彼がリリナたちに降りかかる砲撃を防ぎ、戦闘機を撃墜したのだ。
《あなたがやらなければ二人とも危なかったですね。それにしてもプロテクターには困ったものです……》
「僕がやらなければあの人が出てきただろうから。力を使ったばかりで枕も上がらない状態なのに……。困ったものだ」
《ええ……。気持ちは分かりますけど……。もうすぐ二人が付くようです。お会いにならないのですか?》
「僕はまだ会えないよ、リオ」
ジョミーは首を横に振った。
《なぜです? 幼馴染でずっと会いたかったのでしょう?》
ジョミーがアタラクシアでの思い出を大切にしていることを知っているリオからしてみれば信じられない言葉だった。
「リリナはまだミュウのこともこの世界のことも何も知らない。成人検査を失敗して命を狙われた彼女はきっと混乱しているだろう。そんな中、僕が出て行けばますます混乱するよ。せめて彼女が落ち着くまで待っていたいんだ」
《そうですか……。そう思っているのならそうなさればいいと思います》
ジョミーはリリナのことを考えているのだ。
混乱している彼女を刺激しないようにとちゃんと考えている。
(ですが今のミュウの中に彼女がミュウのことをほとんど知らないのだと分かっているものはどれくらいいるのでしょうか……)
不用意に触れてもめごとにならないといいが。リオはそう思った。
「あ……! お前、ついてきちゃったのね」
ナキネズミがいることにリリナは気づいた。
ナキネズミは正解のように尻尾を振った。
《大丈夫ですか? 危なかったですね》
栗色の髪の女性が声をかけた。
「あなた、誰?」
落ち着いたことでリリナは助けてくれた女の人が誰なのだろうと思った。
《私はイオ。プロテクター・セレーネの命令であなたを迎えに来ました。あなたはミュウなのです》
「プロテクター・セレーネ……」
成人検査に乱入してきた銀色の髪の女性。彼女がそう名乗っていなかったか。
《そうです。これから我々の船に参ります》
「ねえ、その頭に響く声、何とかならないの?」
彼女の声は頭の中で聞こえるのだ。
《すみません……。口がきけないものですから……》
「……ごめんなさい……」
悪いことをしたとリリナは思った。先程からイオは一切口を動かしていなかったのだ。
《いえ、大丈夫ですよ。……追手が来ました》
イオは微笑んだが、すぐに顔が険しくなった。ユニヴァーサルの戦闘機がこちらに来たのだ。
《追っ手をまきます。ちょっと手荒くなりますけど、捕まっててくださいね》
言うが早いが小型艇はすごいスピードでジグザグに動き始めた。
「うわっ!」
リリナは驚く。
「え、ちょ、ちょっと!? アタラクシアから出てしまうわよ!? 行くことは禁止されている!」
リリナは驚く。アタラクシアの山向こうに向かっていたのだ。
惑星アルテメシアは育英都市・アタラクシアと同じく育英都市エネルゲイア、軍事基地と夜の半球と呼ばれる荒野で構成されている。
《見ててください。何があるかを》
やがてアタラクシアの外にでた。
「そんな……!」
アタラクシアの山向こうは荒野だった。何かあると思っていたリリナはショックを受けた。
「山の向こうには何かがあるって思っていたのに……」
《実際はただの荒野です。追っ手もしつこいですね……》
ジグザグに荒野の岩場を動く。
追っ手の戦闘機がいくつか爆発した。イオは操縦桿を握り、小型艇を上へと上昇させる。
《うっ……!》
その際にユニヴァーサルが撃った砲撃がイオの肩に当たる。
「大丈夫!?」
リリナはイオを庇った。これ以上彼女にけがをさせてなるものか……!
そう思ったもののユニヴァーサルの飛行機がこちらに照準を当ててきた。
(やられる……!)
目をつぶったが、衝撃はこない。敵の弾がバリアーのようなものにはじかれたと思ったらユニヴァーサルの戦闘機がすべて爆発した。
「一体何なの……?」
リリナは不思議な現象に首を傾げた。
《ソルジャー……。助かりました……》
「え……?」
そうイオは呟いたが、リリナには何を言っているか分からなかった。
「ふう……」
白亜の船の中で金色の髪の少年がため息を吐いた。
《お見事です。ソルジャー・シン》
亜麻色の髪の青年が微笑む。
「二人とも無事なようだ。……よかった……」
少年は微笑んだ。彼がリリナたちに降りかかる砲撃を防ぎ、戦闘機を撃墜したのだ。
《あなたがやらなければ二人とも危なかったですね。それにしてもプロテクターには困ったものです……》
「僕がやらなければあの人が出てきただろうから。力を使ったばかりで枕も上がらない状態なのに……。困ったものだ」
《ええ……。気持ちは分かりますけど……。もうすぐ二人が付くようです。お会いにならないのですか?》
「僕はまだ会えないよ、リオ」
ジョミーは首を横に振った。
《なぜです? 幼馴染でずっと会いたかったのでしょう?》
ジョミーがアタラクシアでの思い出を大切にしていることを知っているリオからしてみれば信じられない言葉だった。
「リリナはまだミュウのこともこの世界のことも何も知らない。成人検査を失敗して命を狙われた彼女はきっと混乱しているだろう。そんな中、僕が出て行けばますます混乱するよ。せめて彼女が落ち着くまで待っていたいんだ」
《そうですか……。そう思っているのならそうなさればいいと思います》
ジョミーはリリナのことを考えているのだ。
混乱している彼女を刺激しないようにとちゃんと考えている。
(ですが今のミュウの中に彼女がミュウのことをほとんど知らないのだと分かっているものはどれくらいいるのでしょうか……)
不用意に触れてもめごとにならないといいが。リオはそう思った。
