主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 9.太陽と朝焼けが導く先
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「君たちはいったい……」
気絶した子供たちを受け止めながらブルーが訊いた。
「グランパ。僕たち……」
「グランマ。私たち……」
赤い髪の少年とストロベリーブロンドの少女が呼びかける。
「トオニィ……!?」
「アリア……!?」
驚きをもって名前を呼ぶ。
「ジョミー」
「リリナ」
「ユナとユラ……!?」
ユナとユラも知っている姿ではなかった。
14歳くらいに成長して、大きくなっていた。ほとんどリリナたちと背が変わらない。
「君はトオニィなのか…!?」
「アリアなの!? そしてユナとユラなの!?」
「大きくなったでしょう? 僕たち。ならなくちゃいけなかったんだ」
「みんなを守るためにあたしたちが成長するしかなかったの。ジョミーとリリナが力が欲しいって望んだから頑張ったんだよ」
「二人の力になれるように頑張ったの……」
アリアが言う。
「うん、このままだとみんなを守れそうになかったから」
「私たち、少しだけ成長させたの」
ユナとユラも言う。
(アルテラ……ユナ……ユラ……アリア……)
みんなの頑張りが伝わってくる。
身体を成長させる。それがこの子たちにとってどれほどつらく厳しいことか。
その頑張りを思うと素直に受け止めきれなかった。
「だから……」
「アルテラ!」
ジョミーがアルテラを支える。
「こんな小さな体であんな力を使ったんだ。無理もない」
「ええ、大変な思いをしてくれたのね……」
セレーネが頷く。
「ジョミー、リリナ。君たちはこの子たちを連れて船に戻り給え」
「あなたたちはどうするんです……!?」
「ブルーとセレーネは……!?」
リリナは訊いた。
「やることは決まっている」
セレーネはメギドがある方向を向いた。
「ああ。次が来る。その前に敵を撃つ」
ブルーの顔は険しかった。
「じゃあ僕も一緒に……!」
「私も……!」
「この子たちを連れていくのか?」
ブルーの言葉にはっとする。
確かに連れていけない。だけどブルーたちをこのままいかせてはいけないとも思った。
「おいていけないでしょう?」
「セレーネ……」
リリナはセレーネに置いていかないでと言いたかった。
しかしそこまで子供でもない。見た目は子供だが、時は流れていて中身は子供ではなくなっていたのだ。
「我々にとっての勝利は一人でも多くのミュウが生き残ることだ。ジョミー…あそこにはまだ君の助けを待っている仲間がいる」
「あなたたちが助けて一人でも多くのミュウを脱出させて」
セレーネが願う。
「ブルー……」
「セレーネ……」
その姿に何も言えなかった。
「ジョミー。気味があの時、生きろと言ってくれた」
「私もリリナに生きてと願われた。だから私たちは今日まで生き永らえた」
思いだすのは出会いの日。
生きてとの純粋な願いがセレーネやブルーを生かしてきた。
「ああ。そしてこんな素晴らしい子供たちに出会え、ミュウの未来を感じることができた。ありがとう!」
「ミュウの未来は続いていく。それを確認できたのはとっても嬉しかった。ありがとう! あなたたちに出会えて本当によかった!」
「ブルー……」
「セレーネ……」
もうこれは別れの挨拶だとリリナは察した。
「僕たちが時間をつくる。みんなことを頼む」
「どんな道でも応援しているわ。頼んだわ!」
「ブルー!」
「セレーネ!」
二人は叫んだ。
「兄さん、行きましょう」
「ああ」
二人は追いかけることをしないでシャングリラへとテレポートした。
それがブルーやセレーネの願いだったから。
(だけど私はあなたたちを死なせやしません。ブルー、セレーネ……!)
そうリリナは強く願った。
その願いは純粋で奇跡でも起こせそうだった。
気絶した子供たちを受け止めながらブルーが訊いた。
「グランパ。僕たち……」
「グランマ。私たち……」
赤い髪の少年とストロベリーブロンドの少女が呼びかける。
「トオニィ……!?」
「アリア……!?」
驚きをもって名前を呼ぶ。
「ジョミー」
「リリナ」
「ユナとユラ……!?」
ユナとユラも知っている姿ではなかった。
14歳くらいに成長して、大きくなっていた。ほとんどリリナたちと背が変わらない。
「君はトオニィなのか…!?」
「アリアなの!? そしてユナとユラなの!?」
「大きくなったでしょう? 僕たち。ならなくちゃいけなかったんだ」
「みんなを守るためにあたしたちが成長するしかなかったの。ジョミーとリリナが力が欲しいって望んだから頑張ったんだよ」
「二人の力になれるように頑張ったの……」
アリアが言う。
「うん、このままだとみんなを守れそうになかったから」
「私たち、少しだけ成長させたの」
ユナとユラも言う。
(アルテラ……ユナ……ユラ……アリア……)
みんなの頑張りが伝わってくる。
身体を成長させる。それがこの子たちにとってどれほどつらく厳しいことか。
その頑張りを思うと素直に受け止めきれなかった。
「だから……」
「アルテラ!」
ジョミーがアルテラを支える。
「こんな小さな体であんな力を使ったんだ。無理もない」
「ええ、大変な思いをしてくれたのね……」
セレーネが頷く。
「ジョミー、リリナ。君たちはこの子たちを連れて船に戻り給え」
「あなたたちはどうするんです……!?」
「ブルーとセレーネは……!?」
リリナは訊いた。
「やることは決まっている」
セレーネはメギドがある方向を向いた。
「ああ。次が来る。その前に敵を撃つ」
ブルーの顔は険しかった。
「じゃあ僕も一緒に……!」
「私も……!」
「この子たちを連れていくのか?」
ブルーの言葉にはっとする。
確かに連れていけない。だけどブルーたちをこのままいかせてはいけないとも思った。
「おいていけないでしょう?」
「セレーネ……」
リリナはセレーネに置いていかないでと言いたかった。
しかしそこまで子供でもない。見た目は子供だが、時は流れていて中身は子供ではなくなっていたのだ。
「我々にとっての勝利は一人でも多くのミュウが生き残ることだ。ジョミー…あそこにはまだ君の助けを待っている仲間がいる」
「あなたたちが助けて一人でも多くのミュウを脱出させて」
セレーネが願う。
「ブルー……」
「セレーネ……」
その姿に何も言えなかった。
「ジョミー。気味があの時、生きろと言ってくれた」
「私もリリナに生きてと願われた。だから私たちは今日まで生き永らえた」
思いだすのは出会いの日。
生きてとの純粋な願いがセレーネやブルーを生かしてきた。
「ああ。そしてこんな素晴らしい子供たちに出会え、ミュウの未来を感じることができた。ありがとう!」
「ミュウの未来は続いていく。それを確認できたのはとっても嬉しかった。ありがとう! あなたたちに出会えて本当によかった!」
「ブルー……」
「セレーネ……」
もうこれは別れの挨拶だとリリナは察した。
「僕たちが時間をつくる。みんなことを頼む」
「どんな道でも応援しているわ。頼んだわ!」
「ブルー!」
「セレーネ!」
二人は叫んだ。
「兄さん、行きましょう」
「ああ」
二人は追いかけることをしないでシャングリラへとテレポートした。
それがブルーやセレーネの願いだったから。
(だけど私はあなたたちを死なせやしません。ブルー、セレーネ……!)
そうリリナは強く願った。
その願いは純粋で奇跡でも起こせそうだった。
