主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 8.ナスカを襲う業火
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
シャトルにジョミー、リリナ、ブルー、セレーネは乗り込もうとしていた。
「ソルジャー……、プロテクター……」
フィシスが呼び止める。
「ジョミー、リリナ。先に乗ってくれ」
「すぐだから」
最後のお別れはするべきだとブルーもセレーネも思っていた。
「はい」
「分かりました」
先にシャトルに乗り込んだ。
「どうした、フィシス」
「何があったの? フィシス」
優しい顔を二人はしていた。
「心配しなくていいよ。僕たちなら大丈夫だ」
「この通り立って歩ける」
セレーネはくすりと笑った。
しかしフィシスの不安は消えない。
「フィシス」
「ソルジャー……プロテクター……」
「もう僕はソルジャーじゃない」
「私もプロテクターじゃない」
優しく否定する。
その腕にそれぞれ補聴器をのせる。
「これは……?」
フィシスははっとした。
ブルーとセレーネの補聴器ではないかと思った。
戸惑うフィシスを優しくセレーネが抱きしめ、その後、ブルーが抱きしめた。
「ジョミーが我々のソルジャーだ。僕があの時選んだ大切な」
「そしてリリナがプロテクター。私が選んだ大切な後継者……」
「そうですね……」
フィシスは頷いた。
ターフルに出てきた光輝く太陽と朝焼け。
それがジョミーとリリナだった。
「すぐに帰ってくるよ」
「大丈夫。帰ってくる」
「行ってらっしゃい」
フィシスはそれだけを言った。
「帰ってきたらまた君の抱く地球を見せてくれ」
「ブルーの後ででいいからお願いね」
少し微笑むとブルーとセレーネはタラップを上がっていった。
その後姿をフィシスは不安そうに見送った。
ジルベスター8の影ではメギドのドッキング準備が完了していた。
「ドッキング準備完了。少佐ご命令を」
セルジュが促す。
「キース」
「ああ」
キースは目を言ったん閉じるとまた開いた。
「すべては偉大なる我らが母、グランドマザーの導きのままに!」
騎士団が敬礼する。
(そんなこと思ってないくせに……)
(イレーヌも思ってないくせに黙々と指示に従っている……)
マツカとオーランはそう思った。
「オペレーター・スローターハウス! 発動!」
キースがその言葉を発する。
そんな中、トオニィやナスカの子供達、双子の中で何かがうごめく。
「初弾装填。反物質反応路解放! 出力最大!」
セルジュが報告する。
「目標、ジルベスター7とその同軸斜線上のモビー・ディック!」
キースが叫ぶ。
(いよいよね……)
イレーヌはじっとその様子を見ていた。
(奴らを殲滅できる……!)
少し興奮していた。
「照準合わせ!」
「照準合わせます。誤差修正。プラス7。五〇一二」
オペレーターが報告する。
マツカとオーランが息をのむ。
あそこには同族がいるのだ。
ケイトも息をのんで少し震える。
(リリナ……! ごめん……!)
見たくないとぎゅっと目を閉じる。
メギドが起動される。
やがてメギドの起動が完了する。
「発射──!」
キースは命令する。
メギドが発射される。
メギドの火はジルベスター8を貫いてこちらにやってくる。
「この光……!」
「業火が襲ってくる……!」
「…!」
「またなの……!」
シャトルの中にいるリリナ達も気づいた。
(ナスカが燃える……)
トオニィたちが目覚め始める。
「そうはさせない!」
「二度とその業火を向けさせてなるものか!」
「ブルー!」
「セレーネ!」
ジョミーとリリナが叫ぶ。
あっという間にブルーもセレーネもテレポートしてしまった。
そして二人はメギドの火を止めようとバリアーを身体をはって止めた。
「ブルー──!」
「セレーネ──!」
あたりにジョミーとリリナの叫び声が響き渡った。
「ソルジャー……、プロテクター……」
フィシスが呼び止める。
「ジョミー、リリナ。先に乗ってくれ」
「すぐだから」
最後のお別れはするべきだとブルーもセレーネも思っていた。
「はい」
「分かりました」
先にシャトルに乗り込んだ。
「どうした、フィシス」
「何があったの? フィシス」
優しい顔を二人はしていた。
「心配しなくていいよ。僕たちなら大丈夫だ」
「この通り立って歩ける」
セレーネはくすりと笑った。
しかしフィシスの不安は消えない。
「フィシス」
「ソルジャー……プロテクター……」
「もう僕はソルジャーじゃない」
「私もプロテクターじゃない」
優しく否定する。
その腕にそれぞれ補聴器をのせる。
「これは……?」
フィシスははっとした。
ブルーとセレーネの補聴器ではないかと思った。
戸惑うフィシスを優しくセレーネが抱きしめ、その後、ブルーが抱きしめた。
「ジョミーが我々のソルジャーだ。僕があの時選んだ大切な」
「そしてリリナがプロテクター。私が選んだ大切な後継者……」
「そうですね……」
フィシスは頷いた。
ターフルに出てきた光輝く太陽と朝焼け。
それがジョミーとリリナだった。
「すぐに帰ってくるよ」
「大丈夫。帰ってくる」
「行ってらっしゃい」
フィシスはそれだけを言った。
「帰ってきたらまた君の抱く地球を見せてくれ」
「ブルーの後ででいいからお願いね」
少し微笑むとブルーとセレーネはタラップを上がっていった。
その後姿をフィシスは不安そうに見送った。
ジルベスター8の影ではメギドのドッキング準備が完了していた。
「ドッキング準備完了。少佐ご命令を」
セルジュが促す。
「キース」
「ああ」
キースは目を言ったん閉じるとまた開いた。
「すべては偉大なる我らが母、グランドマザーの導きのままに!」
騎士団が敬礼する。
(そんなこと思ってないくせに……)
(イレーヌも思ってないくせに黙々と指示に従っている……)
マツカとオーランはそう思った。
「オペレーター・スローターハウス! 発動!」
キースがその言葉を発する。
そんな中、トオニィやナスカの子供達、双子の中で何かがうごめく。
「初弾装填。反物質反応路解放! 出力最大!」
セルジュが報告する。
「目標、ジルベスター7とその同軸斜線上のモビー・ディック!」
キースが叫ぶ。
(いよいよね……)
イレーヌはじっとその様子を見ていた。
(奴らを殲滅できる……!)
少し興奮していた。
「照準合わせ!」
「照準合わせます。誤差修正。プラス7。五〇一二」
オペレーターが報告する。
マツカとオーランが息をのむ。
あそこには同族がいるのだ。
ケイトも息をのんで少し震える。
(リリナ……! ごめん……!)
見たくないとぎゅっと目を閉じる。
メギドが起動される。
やがてメギドの起動が完了する。
「発射──!」
キースは命令する。
メギドが発射される。
メギドの火はジルベスター8を貫いてこちらにやってくる。
「この光……!」
「業火が襲ってくる……!」
「…!」
「またなの……!」
シャトルの中にいるリリナ達も気づいた。
(ナスカが燃える……)
トオニィたちが目覚め始める。
「そうはさせない!」
「二度とその業火を向けさせてなるものか!」
「ブルー!」
「セレーネ!」
ジョミーとリリナが叫ぶ。
あっという間にブルーもセレーネもテレポートしてしまった。
そして二人はメギドの火を止めようとバリアーを身体をはって止めた。
「ブルー──!」
「セレーネ──!」
あたりにジョミーとリリナの叫び声が響き渡った。
