主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 7.逃げる者、目覚める者
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ナスカ上空──。
「少佐! アニアン少佐!」
「大尉! クロスフィールド大尉!」
マツカとオーランが呼びかけるも返答がなかった。
「どうする?」
「命令に背くことになるけど……」
「背に腹は代えられないよね」
二人は頷きあう。
「どんなことをしても助けるって決めたから!」
オーランが叫ぶ。
そして二人は目をつぶった。
《アニアン少佐……。答えてください》
《クロスフィールド大尉。答えてください》
サイオンを発する。
《応答してください。少佐。マツカです》
《答えてください。大尉。オーランです》
《キース・アニアン少佐。マツカです》
《イレーヌ・クロスフィールド大尉。オーランです》
そのサイオンを利用した呼びかけにナスカの地上はざわつく。
「これは……まさか……」
「思念派だわ」
「そんな馬鹿な……!」
トキが驚く。
「いや。間違いない。送信者はあの船にのっている」
ショオンが答える。
「ミュウだってことか……」
トキがうなる。
「でもおかしいじゃないか! 呼んでいる相手はあのメンバーズどもだぞ!? 奴らをミュウが探しているなんて……」
ショオンの指摘はもっともだった。
「しかし……」
「あ、もうすぐこのコロニーのそばを通過する! ステルス防壁は展開しているけど……。相手はミュウだったら……見つかるぜ!?」
ショオンはパニックになった。
「撃ち落としましょう! ソルジャーの許可も出ている」
ニナが言った。
「いや、コンタクトしてみよう。コンタクトすれば分かる……。仲間かそうでないか……」
「それはそうだけど……」
ニナは渋っていた。
「そんなこと勝手にやっていいの!?」
「どんな命も簡単に殺していいわけじゃない」
「トキ……」
ショオンが呟く。
《我々はミュウ。接近中の船、これは思念派による呼びかけだ。あなたはミュウか? 我々はミュウ。接近中の船、聞こえるか?》
その呼びかけにマツカとオーランは怯えた。
(なんだ? 大尉じゃないわ……!)
《我々はミュウ。あなたはミュウか? 答えよ!》
「知らない知らない知らない。ミュウなんか知らない!」
「私も知らない! ミュウなんかじゃない! しらないわ!」
首を横に振る。
「少佐。答えてください! 少佐!」
「大尉。答えてください! 大尉!」
声を振り払うように二人は叫んだ。
「少佐! アニアン少佐!」
「大尉! クロスフィールド大尉!」
マツカとオーランが呼びかけるも返答がなかった。
「どうする?」
「命令に背くことになるけど……」
「背に腹は代えられないよね」
二人は頷きあう。
「どんなことをしても助けるって決めたから!」
オーランが叫ぶ。
そして二人は目をつぶった。
《アニアン少佐……。答えてください》
《クロスフィールド大尉。答えてください》
サイオンを発する。
《応答してください。少佐。マツカです》
《答えてください。大尉。オーランです》
《キース・アニアン少佐。マツカです》
《イレーヌ・クロスフィールド大尉。オーランです》
そのサイオンを利用した呼びかけにナスカの地上はざわつく。
「これは……まさか……」
「思念派だわ」
「そんな馬鹿な……!」
トキが驚く。
「いや。間違いない。送信者はあの船にのっている」
ショオンが答える。
「ミュウだってことか……」
トキがうなる。
「でもおかしいじゃないか! 呼んでいる相手はあのメンバーズどもだぞ!? 奴らをミュウが探しているなんて……」
ショオンの指摘はもっともだった。
「しかし……」
「あ、もうすぐこのコロニーのそばを通過する! ステルス防壁は展開しているけど……。相手はミュウだったら……見つかるぜ!?」
ショオンはパニックになった。
「撃ち落としましょう! ソルジャーの許可も出ている」
ニナが言った。
「いや、コンタクトしてみよう。コンタクトすれば分かる……。仲間かそうでないか……」
「それはそうだけど……」
ニナは渋っていた。
「そんなこと勝手にやっていいの!?」
「どんな命も簡単に殺していいわけじゃない」
「トキ……」
ショオンが呟く。
《我々はミュウ。接近中の船、これは思念派による呼びかけだ。あなたはミュウか? 我々はミュウ。接近中の船、聞こえるか?》
その呼びかけにマツカとオーランは怯えた。
(なんだ? 大尉じゃないわ……!)
《我々はミュウ。あなたはミュウか? 答えよ!》
「知らない知らない知らない。ミュウなんか知らない!」
「私も知らない! ミュウなんかじゃない! しらないわ!」
首を横に振る。
「少佐。答えてください! 少佐!」
「大尉。答えてください! 大尉!」
声を振り払うように二人は叫んだ。
