主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 2.少女の目覚めの日
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お昼時──。
彼らはカフェテリアでランチを一緒に食べていた。
「全く。門を超えようだなんて考えるのはリリナくらいだわ」
赤い髪をおさげにしたキャスリーン・マールス。愛称・ケイトが言った。その薄い水色の瞳には呆れがのぞいている。
「きっと誰も考えたことないね」
黒髪に琥珀色の瞳の少年がくすくすと笑う。彼はヘンリー・ディランズこと愛称・ハリー。
「だって遅刻しそうだったんだもの……」
二人の友人の様子にリリナは頬を膨らませる。
「まあリリナらしいわ」
ケイトはパスタを口に入れた。
「ねえ、ところで今朝、不思議な夢を見たんだけど聞きたい?」
おもむろにリリナは口を開いた。
「「聞きたい」」
二人は声をそろえた。周りで聞き耳を立てていた生徒たちもこちらに注目してくる。
「それでね……」
今朝の不思議な夢を話し始める。
「へえ、美しい女の人ねえ……」
誰かが言った。
「青く光るだなんてびっくりよね……」
ケイトはそう呟く。
「不思議な力を持ってそうだよね」
ハリーの言葉にみんなうなずく。
「それでその人は夢の中で私たちミュウを……って言っていたの」
「じゃあミュウっていう種族なんだろうね」
「でしょうね」
ハリーにうなずく。
「それにこの夢ジョミーも見ていたよね。ほら、覚えていない? 彼が目覚めの日の前に話してくれた……」
「……そうかも……。それにしてもキャスは記憶力がいいね」
ケイトの指摘はもっともだった。兄と慕う人物もミュウが出てくる夢を話してくれたのだ。
「! 久しぶりに聞いたわ。その愛称」
ケイトは微笑む。
ケイトを幼いころにキャスと呼んでいたのはリリナだけだった。今では滅多に言わなくなったが、感情が高ぶると出てくるようである。
「でも記憶力がいいわけじゃないわ。だって忘れられない話じゃない? 印象的で」
「そうかな……? そう言えば思い出したことがあるんだ。最後に兄さんが出てきた気がするの……」
金色の髪に赤いマント。顔は見たわけじゃないが、兄と慕う人物じゃないかと思い始めていた。
「まさか。ジョミーは目覚めの日を四年前に迎えて、地球 のために頑張っているはずだよ」
ハリーが反論する。
「そうよ。きっと目覚めの日の前でジョミーのことが恋しくなったんじゃないの?」
「……そうね。そうかもしれないわ」
リリナは自分を納得させる。
「あ、次はテニスよ。行きましょう」
「そうね」
彼らは席を立つ。そんな彼らを一台の監視カメラがじっと見ていた──。
彼らはカフェテリアでランチを一緒に食べていた。
「全く。門を超えようだなんて考えるのはリリナくらいだわ」
赤い髪をおさげにしたキャスリーン・マールス。愛称・ケイトが言った。その薄い水色の瞳には呆れがのぞいている。
「きっと誰も考えたことないね」
黒髪に琥珀色の瞳の少年がくすくすと笑う。彼はヘンリー・ディランズこと愛称・ハリー。
「だって遅刻しそうだったんだもの……」
二人の友人の様子にリリナは頬を膨らませる。
「まあリリナらしいわ」
ケイトはパスタを口に入れた。
「ねえ、ところで今朝、不思議な夢を見たんだけど聞きたい?」
おもむろにリリナは口を開いた。
「「聞きたい」」
二人は声をそろえた。周りで聞き耳を立てていた生徒たちもこちらに注目してくる。
「それでね……」
今朝の不思議な夢を話し始める。
「へえ、美しい女の人ねえ……」
誰かが言った。
「青く光るだなんてびっくりよね……」
ケイトはそう呟く。
「不思議な力を持ってそうだよね」
ハリーの言葉にみんなうなずく。
「それでその人は夢の中で私たちミュウを……って言っていたの」
「じゃあミュウっていう種族なんだろうね」
「でしょうね」
ハリーにうなずく。
「それにこの夢ジョミーも見ていたよね。ほら、覚えていない? 彼が目覚めの日の前に話してくれた……」
「……そうかも……。それにしてもキャスは記憶力がいいね」
ケイトの指摘はもっともだった。兄と慕う人物もミュウが出てくる夢を話してくれたのだ。
「! 久しぶりに聞いたわ。その愛称」
ケイトは微笑む。
ケイトを幼いころにキャスと呼んでいたのはリリナだけだった。今では滅多に言わなくなったが、感情が高ぶると出てくるようである。
「でも記憶力がいいわけじゃないわ。だって忘れられない話じゃない? 印象的で」
「そうかな……? そう言えば思い出したことがあるんだ。最後に兄さんが出てきた気がするの……」
金色の髪に赤いマント。顔は見たわけじゃないが、兄と慕う人物じゃないかと思い始めていた。
「まさか。ジョミーは目覚めの日を四年前に迎えて、
ハリーが反論する。
「そうよ。きっと目覚めの日の前でジョミーのことが恋しくなったんじゃないの?」
「……そうね。そうかもしれないわ」
リリナは自分を納得させる。
「あ、次はテニスよ。行きましょう」
「そうね」
彼らは席を立つ。そんな彼らを一台の監視カメラがじっと見ていた──。
