主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 4.辺境にいる二人のミュウ
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「フィシス……」
リリナは振り向いた。
珍しいことにフィシスがいた。
「ジョミーの叫びが聞こえたのでやってきました。今回のことはきっかけ……。彼は友人のことだけでなく、どうすればいいのか、どうすればよりよく導けるのかを深く潜って考えているのです」
フィシスは寝かされているジョミーに歩み寄った。
「考えている……」
「ええ。長老たちは過去の憎しみにとらわれ、若者たちは安穏とした暮らしに慣れてぶつけるだけ……。今回のことをきっかけに友人を吹き飛ばした自分はミュウを導けるのかと不安に思って深く潜ったのでしょう……」
「フィシス様。ジョミーを、いえ、ソルジャーを連れ戻すことはできますか?」
ハーレイが訊く。
「いいえ。今は無理でしょう。連れ戻そうとしてもさらに深く潜るだけ……。自然と彼が戻ってくるのを待つしかないのです」
「それじゃあいつになることやら……」
ブラウがため息をつく。
「そう遠くはありません。答えが出たらきっと戻ってきます。彼はそういう人ですもの」
「──うん。そうだね。兄さんはそういう人だ」
リリナは頷いた。
「ここからは私はすべて決定する。いい?」
リリナは長老たちに訊いた。
長老たちに異存はなかった。もともと彼女はナンバー2だし、決定もジョミーとリリナの二人で話し合って出したものが案としてだされていたのだ。
それが一人になるだけなので混乱も少なかった。
「それでどうするんだい?」
ブラウが訊いた。
「今回のことで人類は私たちのことを怪しんだと思う。哨戒を増やそう。ナスカ側にも声をかけて」
「でも聞くかね? ただでさえ、安穏とした生活を手放すまいとしている連中もいるのに」
「それでも仲間だよ。見捨てたくない」
「ええ。そうですね」
エラの顔が穏やかになる。
ミュウは仲間意識が強く、繊細な種族だ。仲間を見捨てまいという意見にほっとしたのだ。
「ヒルマンは子供たちが兄さんの不在を不安がらないようにケアを頼む」
「分かりました」
ただでさえジョミーに懐いている子供たちだ。
不安がらないようにケアするのは当然と言えた。
「シロエとアロエは哨戒機を探知する機械の作成をお願い」
「分かりました」
「了解!」
二人は頷く。
「ファリアとナイツはこれまでの人類側の哨戒データを閲覧するのを頼む」
この付近に来た時に哨戒データを近くの基地から引っこ抜いていたのだ。その閲覧をリリナは頼んだのだ。
「はい」
「頑張ります」
「リオとイオは大変だろうけど若いミュウたちの説得を頼むわね」
《わかりました。ソルジャーが安心できるように頑張ります》
《仲間ですもの。何度でも説得します》
リオとイオは頷いた。
「みんな頼むね」
その言葉に長老たちを含めて一斉にお辞儀をした。
ミュウを一人で率いるリリナに敬意を表したのだ。
(兄さん……)
青白い顔で眠っているジョミーの顔をリリナはみた。
(私、頑張るから……。だから兄さんも答えが出たらちゃんと目覚めて)
そう心の中で思ってリリナは部屋を後にした。
ふっとジョミーがほほ笑んだ気がしたのは気のせいなのだろうか。
リリナは振り向いた。
珍しいことにフィシスがいた。
「ジョミーの叫びが聞こえたのでやってきました。今回のことはきっかけ……。彼は友人のことだけでなく、どうすればいいのか、どうすればよりよく導けるのかを深く潜って考えているのです」
フィシスは寝かされているジョミーに歩み寄った。
「考えている……」
「ええ。長老たちは過去の憎しみにとらわれ、若者たちは安穏とした暮らしに慣れてぶつけるだけ……。今回のことをきっかけに友人を吹き飛ばした自分はミュウを導けるのかと不安に思って深く潜ったのでしょう……」
「フィシス様。ジョミーを、いえ、ソルジャーを連れ戻すことはできますか?」
ハーレイが訊く。
「いいえ。今は無理でしょう。連れ戻そうとしてもさらに深く潜るだけ……。自然と彼が戻ってくるのを待つしかないのです」
「それじゃあいつになることやら……」
ブラウがため息をつく。
「そう遠くはありません。答えが出たらきっと戻ってきます。彼はそういう人ですもの」
「──うん。そうだね。兄さんはそういう人だ」
リリナは頷いた。
「ここからは私はすべて決定する。いい?」
リリナは長老たちに訊いた。
長老たちに異存はなかった。もともと彼女はナンバー2だし、決定もジョミーとリリナの二人で話し合って出したものが案としてだされていたのだ。
それが一人になるだけなので混乱も少なかった。
「それでどうするんだい?」
ブラウが訊いた。
「今回のことで人類は私たちのことを怪しんだと思う。哨戒を増やそう。ナスカ側にも声をかけて」
「でも聞くかね? ただでさえ、安穏とした生活を手放すまいとしている連中もいるのに」
「それでも仲間だよ。見捨てたくない」
「ええ。そうですね」
エラの顔が穏やかになる。
ミュウは仲間意識が強く、繊細な種族だ。仲間を見捨てまいという意見にほっとしたのだ。
「ヒルマンは子供たちが兄さんの不在を不安がらないようにケアを頼む」
「分かりました」
ただでさえジョミーに懐いている子供たちだ。
不安がらないようにケアするのは当然と言えた。
「シロエとアロエは哨戒機を探知する機械の作成をお願い」
「分かりました」
「了解!」
二人は頷く。
「ファリアとナイツはこれまでの人類側の哨戒データを閲覧するのを頼む」
この付近に来た時に哨戒データを近くの基地から引っこ抜いていたのだ。その閲覧をリリナは頼んだのだ。
「はい」
「頑張ります」
「リオとイオは大変だろうけど若いミュウたちの説得を頼むわね」
《わかりました。ソルジャーが安心できるように頑張ります》
《仲間ですもの。何度でも説得します》
リオとイオは頷いた。
「みんな頼むね」
その言葉に長老たちを含めて一斉にお辞儀をした。
ミュウを一人で率いるリリナに敬意を表したのだ。
(兄さん……)
青白い顔で眠っているジョミーの顔をリリナはみた。
(私、頑張るから……。だから兄さんも答えが出たらちゃんと目覚めて)
そう心の中で思ってリリナは部屋を後にした。
ふっとジョミーがほほ笑んだ気がしたのは気のせいなのだろうか。
