主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 4.辺境にいる二人のミュウ
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リリナはシャングリラの中をかけていった。
先ほどから嫌な予感が止まらなかった。
「兄さん!」
シャングリラの中にある医療セクションのドアが開くとそこに飛び込んだ。
「プロテクター……」
ハーレイがリリナを呼ぶ。
周りにはドクター、リオ、シロエ、ナイツ、長老たちが集まっていた。
「何があったの⁉ 兄さんは無事⁉」
ジョミーの様子を尋ねる。
「大丈夫です。身体的には異常はありません」
「よかった……」
ドクターの言葉に思わずへたり込む。
ジョミーは青白い顔でベッドに眠っていた。
肩には刺された跡があるものの身体的には問題ないという。
《ただ……。精神がどうなっているか……》
「どういうこと?」
リオの言葉にリリナは思わず詰め寄る。
「ソルジャーを刺したのはアタラクシアにいた時のご友人でした」
「友人? 誰なの?」
ハーレイに訊き返す。
「サム・ヒューストン。覚えがあるでしょう?」
「サムが⁉」
リリナは息をのむ。
ジョミーと仲が良かった少年でスウェナとともに三人でつるんでいた。リリナもハリーやケイトとともに仲良くさせてもらった。
気のいい少年でリリナ達にも兄貴風を吹かせて色々と教えてくれた。
そんな彼がジョミーを刺すとは思えないので思わず戸惑ってしまう。
「彼はマインドコントロールをマザーから受けていたんです……。ソルジャーに出会ったときに指すようにと……」
ナイツは何が起きたか詳しく説明してくれる。
シャトルでナスカ宙域にやってきた彼らを友人だからという理由でジョミーがあったこと。最初は会えたことをお互い喜んだが、サムの様子がおかしくなったこと。
もう一人のパイロットを刺し、油断したジョミーを刺したこと。
そのショックで思わず弾き飛ばしてしまったことを話してくれる。
「そんな……。ひどい……!」
思わず涙を流す。
アタラクシア時代の幼馴染をこうした攻撃に利用されるとは思わなかったのだ。
そしてマザーは自分たちの存在を許さないのだと突き付けられた気持ちになった。
「まったくです。マザーは卑劣な……」
「ソルジャーの弱みに付け込むなんて……」
「あの機械め! 卑怯だ!」
シロエが憤りをあらわにする。
彼やリリナがかつての友人たちをどれだけ大事にしていたかを知っているからだ。
「まったくよ! 機械のやることはろくな事じゃない!」
アロエも吐き捨てる。
その言葉に長老たちも頷く。
今回のことで彼らも憤りを感じていたのだ。
「それで兄さんは大丈夫なの? このまま意識が戻るの?」
「──分かりません。本人次第です」
「そんな!」
エラが口を覆う。
「何とかならんのか! おぬしは医者じゃろう!」
「医者でもわからないことはあるんです!」
ドクターがゼルをにらみつける。
《ソルジャーのご意思次第というわけですか……。しかしご友人を宇宙空間に吹き飛ばしてしまったというのは彼にとって傷に……》
リオは心配そうにジョミーを見た。
「うん、兄さんにとってショックだと思う。だって最悪の場合、死んでいる可能性があるもの……。それに眠りについたのはサムのことだけじゃない気がする……」
「どういうことだ?」
ハーレイが訊いてくる。
「分からないけどなんとなく……」
「ジョミーは答えを出そうとしているのです」
そこへ声が響いた。
先ほどから嫌な予感が止まらなかった。
「兄さん!」
シャングリラの中にある医療セクションのドアが開くとそこに飛び込んだ。
「プロテクター……」
ハーレイがリリナを呼ぶ。
周りにはドクター、リオ、シロエ、ナイツ、長老たちが集まっていた。
「何があったの⁉ 兄さんは無事⁉」
ジョミーの様子を尋ねる。
「大丈夫です。身体的には異常はありません」
「よかった……」
ドクターの言葉に思わずへたり込む。
ジョミーは青白い顔でベッドに眠っていた。
肩には刺された跡があるものの身体的には問題ないという。
《ただ……。精神がどうなっているか……》
「どういうこと?」
リオの言葉にリリナは思わず詰め寄る。
「ソルジャーを刺したのはアタラクシアにいた時のご友人でした」
「友人? 誰なの?」
ハーレイに訊き返す。
「サム・ヒューストン。覚えがあるでしょう?」
「サムが⁉」
リリナは息をのむ。
ジョミーと仲が良かった少年でスウェナとともに三人でつるんでいた。リリナもハリーやケイトとともに仲良くさせてもらった。
気のいい少年でリリナ達にも兄貴風を吹かせて色々と教えてくれた。
そんな彼がジョミーを刺すとは思えないので思わず戸惑ってしまう。
「彼はマインドコントロールをマザーから受けていたんです……。ソルジャーに出会ったときに指すようにと……」
ナイツは何が起きたか詳しく説明してくれる。
シャトルでナスカ宙域にやってきた彼らを友人だからという理由でジョミーがあったこと。最初は会えたことをお互い喜んだが、サムの様子がおかしくなったこと。
もう一人のパイロットを刺し、油断したジョミーを刺したこと。
そのショックで思わず弾き飛ばしてしまったことを話してくれる。
「そんな……。ひどい……!」
思わず涙を流す。
アタラクシア時代の幼馴染をこうした攻撃に利用されるとは思わなかったのだ。
そしてマザーは自分たちの存在を許さないのだと突き付けられた気持ちになった。
「まったくです。マザーは卑劣な……」
「ソルジャーの弱みに付け込むなんて……」
「あの機械め! 卑怯だ!」
シロエが憤りをあらわにする。
彼やリリナがかつての友人たちをどれだけ大事にしていたかを知っているからだ。
「まったくよ! 機械のやることはろくな事じゃない!」
アロエも吐き捨てる。
その言葉に長老たちも頷く。
今回のことで彼らも憤りを感じていたのだ。
「それで兄さんは大丈夫なの? このまま意識が戻るの?」
「──分かりません。本人次第です」
「そんな!」
エラが口を覆う。
「何とかならんのか! おぬしは医者じゃろう!」
「医者でもわからないことはあるんです!」
ドクターがゼルをにらみつける。
《ソルジャーのご意思次第というわけですか……。しかしご友人を宇宙空間に吹き飛ばしてしまったというのは彼にとって傷に……》
リオは心配そうにジョミーを見た。
「うん、兄さんにとってショックだと思う。だって最悪の場合、死んでいる可能性があるもの……。それに眠りについたのはサムのことだけじゃない気がする……」
「どういうことだ?」
ハーレイが訊いてくる。
「分からないけどなんとなく……」
「ジョミーは答えを出そうとしているのです」
そこへ声が響いた。
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