主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 3.運命の子
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ありがとう、カリナ。君のおかげで父親になれた」
ユウイがカリナにお礼を言った。
周りには若いミュウ、そしてシロエやアロエ、ナイツ、ファリアとともにユナとユラの姿もあった。
彼女たちは赤ん坊を興味深げに見つめていた。
「これ、君に。どうかな?」
ユウイが花輪をカリナの頭にかける。
「ありがとう」
カリナは微笑んだ。
ユウイは感極まって彼女を抱きしめた。
「古い医学書には目を通していたんですが……。まさかあれほどとは……。思念シールドが弱すぎました」
ドクターであるノルディーがジョミーとリリナに言った。
「いいよ。産んだ瞬間のあの思いを僕たちは共有できたんだ」
「あの経験はなかなかできることではないわ」
ノルディーのせいではないと二人は言った。
それにドクターは頷いた。
「温かい……。これが命の重さなんだね……」
赤い髪にオレンジの瞳の男の子は興味深げに父親を見た。
「パパから最初の贈り物をしなくちゃね。君の名はトオニィ。僕とカリナの。そしてナスカの子だ」
男の子の名前が決まった。
トオニィ。
ナスカで生まれた最初の子供だ。
やがて赤ん坊が乳を求めて泣き出し、カリナが与える。
「あの子、トオニィっていうんだ……」
ユナが呟く。
「小さい……。かわいい……」
ユラも興味津々だ。
「君たちの弟だよ」
「仲良くしてあげてね」
厳密には血がつながっていないが、トオニィがナスカの子でミュウ全体の子なら。まだ幼い彼女たちにとっては弟だろうと思ってそう言った。
「「うん!」」
二人は頷いた。
(このあたたかな思惟をいつまでも感じていたい……)
リリナはそう思った。
「ゼル殿……。戻りましょう」
雨の中外に出たゼルをエラがたしなめる。
「ここにソルジャーとプロテクターが降りた時若い連中は何と言ったか覚えているかね?」
「え?」
突然のことにエラは戸惑った。
「おかえりなさい、ソルジャー、プロテクターと言ったんだよ。お帰りなさいだ。彼らにとってシャングリラよりこのナスカの方が家だというのだ」
ゼルは向こう側を向いた。
その言葉にエラが俯く。
「我々に家があるとしたらそれは地球 だというのに……」
ゼルはそう言ってシールドを消した。
「ゼル何をするのです⁉」
エラは驚いた。
「若い者の言う雨を感じているだけだ」
そういうが、転んでしまう。
その様子をエラがくすくす笑ってみた。
土がついてドロドロだと文句を言いつつも立ち上がる。
「……わしらは間違っていたんだろうか……」
ゼルが呟く。
「あの虐殺を知らないからって彼らから喜びを取り上げることはできないでしょう……」
エラが言った。
「しかし地球 へは行かねばならん……」
ゼルの中でそれは決定事項だった。
やがて雨がやんで植物たちが急激に芽を出し始める。それは何者かの力があったかのように。
「美しい……」
「なんと……」
二人は驚く。
「ナスカの子が産まれると同時にこの花園……。ソルジャーとプロテクターの伝説がまた生まれますね」
「わしらは……その伝説にあらがう力を持っておらん……」
ポツリとゼルは呟いた。
ユウイがカリナにお礼を言った。
周りには若いミュウ、そしてシロエやアロエ、ナイツ、ファリアとともにユナとユラの姿もあった。
彼女たちは赤ん坊を興味深げに見つめていた。
「これ、君に。どうかな?」
ユウイが花輪をカリナの頭にかける。
「ありがとう」
カリナは微笑んだ。
ユウイは感極まって彼女を抱きしめた。
「古い医学書には目を通していたんですが……。まさかあれほどとは……。思念シールドが弱すぎました」
ドクターであるノルディーがジョミーとリリナに言った。
「いいよ。産んだ瞬間のあの思いを僕たちは共有できたんだ」
「あの経験はなかなかできることではないわ」
ノルディーのせいではないと二人は言った。
それにドクターは頷いた。
「温かい……。これが命の重さなんだね……」
赤い髪にオレンジの瞳の男の子は興味深げに父親を見た。
「パパから最初の贈り物をしなくちゃね。君の名はトオニィ。僕とカリナの。そしてナスカの子だ」
男の子の名前が決まった。
トオニィ。
ナスカで生まれた最初の子供だ。
やがて赤ん坊が乳を求めて泣き出し、カリナが与える。
「あの子、トオニィっていうんだ……」
ユナが呟く。
「小さい……。かわいい……」
ユラも興味津々だ。
「君たちの弟だよ」
「仲良くしてあげてね」
厳密には血がつながっていないが、トオニィがナスカの子でミュウ全体の子なら。まだ幼い彼女たちにとっては弟だろうと思ってそう言った。
「「うん!」」
二人は頷いた。
(このあたたかな思惟をいつまでも感じていたい……)
リリナはそう思った。
「ゼル殿……。戻りましょう」
雨の中外に出たゼルをエラがたしなめる。
「ここにソルジャーとプロテクターが降りた時若い連中は何と言ったか覚えているかね?」
「え?」
突然のことにエラは戸惑った。
「おかえりなさい、ソルジャー、プロテクターと言ったんだよ。お帰りなさいだ。彼らにとってシャングリラよりこのナスカの方が家だというのだ」
ゼルは向こう側を向いた。
その言葉にエラが俯く。
「我々に家があるとしたらそれは
ゼルはそう言ってシールドを消した。
「ゼル何をするのです⁉」
エラは驚いた。
「若い者の言う雨を感じているだけだ」
そういうが、転んでしまう。
その様子をエラがくすくす笑ってみた。
土がついてドロドロだと文句を言いつつも立ち上がる。
「……わしらは間違っていたんだろうか……」
ゼルが呟く。
「あの虐殺を知らないからって彼らから喜びを取り上げることはできないでしょう……」
エラが言った。
「しかし
ゼルの中でそれは決定事項だった。
やがて雨がやんで植物たちが急激に芽を出し始める。それは何者かの力があったかのように。
「美しい……」
「なんと……」
二人は驚く。
「ナスカの子が産まれると同時にこの花園……。ソルジャーとプロテクターの伝説がまた生まれますね」
「わしらは……その伝説にあらがう力を持っておらん……」
ポツリとゼルは呟いた。
