主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 3.運命の子
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「あんなにうれしそうな顔をして……」
エラがため息をつく。
「あんなにうれしそうな顔は久しぶりに見たな」
「だけどこのまま根付くのはよくないんじゃ……」
ゼルは弟を、仲間を救えなかったことを後悔していた。
その後悔が地球 へと彼らを急かしているのだ。
「ゼル、ソルジャーもプロテクターも私たちの気持ちも理解しているのはわかっているだろう」
「……それはそうだが……」
ゼルは口もごる。
先ほどの言葉からも気持ちを理解しているのはわかっている。ただ現状に焦っているのだ。
「私はただソルジャーとプロテクターについていくだけだ」
ハーレイは自分たちの新たな指導者についていくだけだときっぱりと言い切った。
その信頼が自分たちにはないものだゼルとエラは思った。
「ユウイ!」
「ユウイ、カリナは⁉」
待合室にジョミーとリリナが入ると父親であるユウイが座っていた。
「ソルジャー、プロテクター」
ユウイが声をかける。
「ん? 花輪?」
ジョミーが気付く。
「おかしいですよね。男がこんなの編むなんて…。でも何かしていないと不安で……」
「ユウイ……」
ユウイも不安なんだと思った。
何せSD体制になってから初めての出産だ。不安にならないわけがなかった。しかもカリナは普通よりは身体が弱いのだ。
「この豆はこの星に最初に根付いた植物なんです。…とっても強い。その強さをカリナと生まれてくる子にプレゼントしたくて……」
「そうか。それは素敵だね。強くて美しい。そんな生き方ができるといい」
「強い子に……。親の思いがこもったプレゼントね」
二人は微笑んだ。
「はい」
ユウイは頷いた。
「それでカリナは?」
「大丈夫なの?」
「思念シールドで中の様子が分からないんです」
「そうか……」
「そう……」
リリナは黙り込んだ。
カリナはただジョミーやリリナの中にある母親という存在を形にしたくて出産に臨んだ。
「信じよう。彼女と生まれてくる赤ん坊の力を」
「そうね、彼女は強いもの……」
誰もがしり込みする中で子供を産もうとしている彼女の強さを信じたいと思った。
「うわああああ!」
悲鳴が聞こえたと思ったら思念シールドが破られて痛みがリリナ達を襲った。
「思念シールドが破れた……!」
リリナが呟く。
「なんて痛みだ……」
思わずうずくまってしまう。
しばらく痛みが続き、ひときわ大きな声とともに赤ん坊の声が聞こえた。
「びえええええ!」
元気な男の子の声だ。
ナスカで運命の子が産まれたのだ。これからジョミーとリリナを助ける運命の子が。
「カリナ!」
慌ててユウイが入ってくる。
あとに残されたのは充足感。あたたかな気持ち。
「これが出産……」
「SD体制始まって以来の出産……。こんなあたたかな気持ちなのね……」
リリナはそっと目を閉じた。
エラがため息をつく。
「あんなにうれしそうな顔は久しぶりに見たな」
「だけどこのまま根付くのはよくないんじゃ……」
ゼルは弟を、仲間を救えなかったことを後悔していた。
その後悔が
「ゼル、ソルジャーもプロテクターも私たちの気持ちも理解しているのはわかっているだろう」
「……それはそうだが……」
ゼルは口もごる。
先ほどの言葉からも気持ちを理解しているのはわかっている。ただ現状に焦っているのだ。
「私はただソルジャーとプロテクターについていくだけだ」
ハーレイは自分たちの新たな指導者についていくだけだときっぱりと言い切った。
その信頼が自分たちにはないものだゼルとエラは思った。
「ユウイ!」
「ユウイ、カリナは⁉」
待合室にジョミーとリリナが入ると父親であるユウイが座っていた。
「ソルジャー、プロテクター」
ユウイが声をかける。
「ん? 花輪?」
ジョミーが気付く。
「おかしいですよね。男がこんなの編むなんて…。でも何かしていないと不安で……」
「ユウイ……」
ユウイも不安なんだと思った。
何せSD体制になってから初めての出産だ。不安にならないわけがなかった。しかもカリナは普通よりは身体が弱いのだ。
「この豆はこの星に最初に根付いた植物なんです。…とっても強い。その強さをカリナと生まれてくる子にプレゼントしたくて……」
「そうか。それは素敵だね。強くて美しい。そんな生き方ができるといい」
「強い子に……。親の思いがこもったプレゼントね」
二人は微笑んだ。
「はい」
ユウイは頷いた。
「それでカリナは?」
「大丈夫なの?」
「思念シールドで中の様子が分からないんです」
「そうか……」
「そう……」
リリナは黙り込んだ。
カリナはただジョミーやリリナの中にある母親という存在を形にしたくて出産に臨んだ。
「信じよう。彼女と生まれてくる赤ん坊の力を」
「そうね、彼女は強いもの……」
誰もがしり込みする中で子供を産もうとしている彼女の強さを信じたいと思った。
「うわああああ!」
悲鳴が聞こえたと思ったら思念シールドが破られて痛みがリリナ達を襲った。
「思念シールドが破れた……!」
リリナが呟く。
「なんて痛みだ……」
思わずうずくまってしまう。
しばらく痛みが続き、ひときわ大きな声とともに赤ん坊の声が聞こえた。
「びえええええ!」
元気な男の子の声だ。
ナスカで運命の子が産まれたのだ。これからジョミーとリリナを助ける運命の子が。
「カリナ!」
慌ててユウイが入ってくる。
あとに残されたのは充足感。あたたかな気持ち。
「これが出産……」
「SD体制始まって以来の出産……。こんなあたたかな気持ちなのね……」
リリナはそっと目を閉じた。
