主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第3章 2.赤い星
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「なんですと? あの星に定住するとおっしゃる⁉」
ゼルが話を聞いて驚く。
地球を渇望している彼にとって一時とはいえ、ほかの星に降り立つのは容認できなかったのだ。
「そんな! 無謀です。ソルジャー! プロテクター!」
エラも同じ思いで叫んだ。
「…あの星に可能性が視えたのです」
フィシスが占いの結果を伝える。
「フィシス殿!」
ゼルが叫ぶ。
「希望の光が…安息の姿が……その可能性を選択する未来が……」
「それを選ぶのは僕たち自身だ」
「未来を作るのは私たち自身」
ジョミーとリリナは強い意志を持った瞳で言った。
「フィシス殿の託宣でもあるしね」
ブラウが賛成するように立ち上がった。
「何を馬鹿なことを……!」
やはりゼルには受け入れがたいようだった。
「我らは誕生してまだ間もない種だ。しかし誕生したときすでに進化の袋小路に立たされていた……。長命であるがゆえに……そして何も生み出さぬがゆえに……」
ヒルマンがなだめるように言った。
「まさか! ヒルマン! それは倫理に反する行為ですよ!」
エラはSD体制の常識として反発した。
「自らの手で子孫を生み出すことがかい? それは今の人類と同じ倫理観だよ。エラ女史」
ジョミーがなだめるように言った。
そう。ミュウは人類からすでに別れた種でSD体制の枠組みの外にいる。同じ倫理観を持つ必要はない。
「……!」
エラ女史は諭されて言葉に詰まった。
その言葉にシロエとアロエはにっこりと笑いあった。
何かが始まるような気がしたのだ。
「僕らに必要なのはなんだ。それはみんなもわかっているはずだ」
「それは安息の大地。たとえそれが地球じゃなくても私たちを迎え入れ、はぐくんでくれる星があれば……」
「かつての人々がそうしたように未来を信じ、自然とともに生きよう!」
ジョミーとリリナの言葉にみんな圧倒されていた。
「子供を作るか……」
しばらくしてヤエが呟く。
「ジョミー、リリナ。あなたたちがソルジャーとプロテクターだ。私はあなたたちが信じる道に従おう」
ハーレイが手を挙げてまっさきに賛成する。
「船乗りは指揮官の命令に従うものさ」
次にブラウが手を挙げて賛成。
「ま。そう悪くない考えだからな」
キムが賛成する。
「私も賛成。悪くないわ」
シーナという女性が賛成する。初めて船にきたリリナにつかかってきた女性だった。
「僕も賛成。機械に飼いならされた人類と違うってことを見せつけてやりましょうよ」
「うん。私たちは自分自身で選択できるんだってことを見せてやりましょう!」
シロエとアロエが賛成する。
彼らは自分自身で未来を選ぶことをできるのを素敵だと思っているのだ。
「僕たちはあなたに命を救われました。だから今回もミュウにとってよりよい未来なら賛成します」
「私もです。ミュウに希望を与え、次につなげることができるのならいいと思います」
ナイツとファリアが賛成する。
次々と賛成者が現れたことにジョミーとリリナは笑みをこぼす。
そして反対していたエラ女史を見ると彼女は頷いた。
消極的な賛成というやつだった。
「駄目じゃ……。駄目なんじゃ……。わしらは地球へ……」
うわごとのようにゼルが呟く。
「ゼル……」
なだめるようにヒルマンが肩に手を置く。
「決まりだね」
ブラウがウインクする。
「そうだ! この星に新しい名前を付けよう!」
思いついたようにジョミーが言った。
「人類のではない。僕らミュウだけの新しい名前を……」
「素敵!」
リリナはうっとりした。
それはミュウが未来を選び取った証となると考えたからだ。
「フィシス」
ジョミーがフィシスの名前を呼んだ。
「今宵この時より我らが大地として名を授けましょう……。赤き乙女……汝の名は……ナスカ」
フィシスの唇から名が零れ落ちる。
ナスカ。
ジルベスター7はこれからナスカと呼ばれることとなった。
ミュウが生きる限りその名を忘れることはない。
そんな名前だった。
「ナスカ……」
艦内全域でその名前が呟かれる。
「心に響くいい名前だ……」
「ええ。本当に……」
どことなくしっくりくる名前だった。
「さて。陸に上がるとなるとこのシャングリラもお役御免かね……」
ブラウがあたりを見回しながら言った。
「シャングリラは理想郷という意味でしたよね?」
「え、ええ……」
ヒルマンが頷く。
「それじゃあナスカを新しいシャングリラとしよう!」
ジョミーの言葉が艦内に響き渡る。
それからしばらくしてナスカへ第一陣が降下した。
ゼルが話を聞いて驚く。
地球を渇望している彼にとって一時とはいえ、ほかの星に降り立つのは容認できなかったのだ。
「そんな! 無謀です。ソルジャー! プロテクター!」
エラも同じ思いで叫んだ。
「…あの星に可能性が視えたのです」
フィシスが占いの結果を伝える。
「フィシス殿!」
ゼルが叫ぶ。
「希望の光が…安息の姿が……その可能性を選択する未来が……」
「それを選ぶのは僕たち自身だ」
「未来を作るのは私たち自身」
ジョミーとリリナは強い意志を持った瞳で言った。
「フィシス殿の託宣でもあるしね」
ブラウが賛成するように立ち上がった。
「何を馬鹿なことを……!」
やはりゼルには受け入れがたいようだった。
「我らは誕生してまだ間もない種だ。しかし誕生したときすでに進化の袋小路に立たされていた……。長命であるがゆえに……そして何も生み出さぬがゆえに……」
ヒルマンがなだめるように言った。
「まさか! ヒルマン! それは倫理に反する行為ですよ!」
エラはSD体制の常識として反発した。
「自らの手で子孫を生み出すことがかい? それは今の人類と同じ倫理観だよ。エラ女史」
ジョミーがなだめるように言った。
そう。ミュウは人類からすでに別れた種でSD体制の枠組みの外にいる。同じ倫理観を持つ必要はない。
「……!」
エラ女史は諭されて言葉に詰まった。
その言葉にシロエとアロエはにっこりと笑いあった。
何かが始まるような気がしたのだ。
「僕らに必要なのはなんだ。それはみんなもわかっているはずだ」
「それは安息の大地。たとえそれが地球じゃなくても私たちを迎え入れ、はぐくんでくれる星があれば……」
「かつての人々がそうしたように未来を信じ、自然とともに生きよう!」
ジョミーとリリナの言葉にみんな圧倒されていた。
「子供を作るか……」
しばらくしてヤエが呟く。
「ジョミー、リリナ。あなたたちがソルジャーとプロテクターだ。私はあなたたちが信じる道に従おう」
ハーレイが手を挙げてまっさきに賛成する。
「船乗りは指揮官の命令に従うものさ」
次にブラウが手を挙げて賛成。
「ま。そう悪くない考えだからな」
キムが賛成する。
「私も賛成。悪くないわ」
シーナという女性が賛成する。初めて船にきたリリナにつかかってきた女性だった。
「僕も賛成。機械に飼いならされた人類と違うってことを見せつけてやりましょうよ」
「うん。私たちは自分自身で選択できるんだってことを見せてやりましょう!」
シロエとアロエが賛成する。
彼らは自分自身で未来を選ぶことをできるのを素敵だと思っているのだ。
「僕たちはあなたに命を救われました。だから今回もミュウにとってよりよい未来なら賛成します」
「私もです。ミュウに希望を与え、次につなげることができるのならいいと思います」
ナイツとファリアが賛成する。
次々と賛成者が現れたことにジョミーとリリナは笑みをこぼす。
そして反対していたエラ女史を見ると彼女は頷いた。
消極的な賛成というやつだった。
「駄目じゃ……。駄目なんじゃ……。わしらは地球へ……」
うわごとのようにゼルが呟く。
「ゼル……」
なだめるようにヒルマンが肩に手を置く。
「決まりだね」
ブラウがウインクする。
「そうだ! この星に新しい名前を付けよう!」
思いついたようにジョミーが言った。
「人類のではない。僕らミュウだけの新しい名前を……」
「素敵!」
リリナはうっとりした。
それはミュウが未来を選び取った証となると考えたからだ。
「フィシス」
ジョミーがフィシスの名前を呼んだ。
「今宵この時より我らが大地として名を授けましょう……。赤き乙女……汝の名は……ナスカ」
フィシスの唇から名が零れ落ちる。
ナスカ。
ジルベスター7はこれからナスカと呼ばれることとなった。
ミュウが生きる限りその名を忘れることはない。
そんな名前だった。
「ナスカ……」
艦内全域でその名前が呟かれる。
「心に響くいい名前だ……」
「ええ。本当に……」
どことなくしっくりくる名前だった。
「さて。陸に上がるとなるとこのシャングリラもお役御免かね……」
ブラウがあたりを見回しながら言った。
「シャングリラは理想郷という意味でしたよね?」
「え、ええ……」
ヒルマンが頷く。
「それじゃあナスカを新しいシャングリラとしよう!」
ジョミーの言葉が艦内に響き渡る。
それからしばらくしてナスカへ第一陣が降下した。
