主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 7.青の双子
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ミュウたちがユナとユラを保護して半年後─。
E-1077ではある一人の少女が賞賛を受けていた。
「見ろよ、イレーヌ・クロスフィールドだぜ」
「またトップの成績だったみたいよ」
「あのキース・アニアンに並ぶほどだってね……」
「でもトップをとってもにこりともしないなんて……」
「なんだか気味が悪いよね……」
「まさに鉄の女ってことだね」
周りはひそひそと好き勝手に噂をする。
イレーヌはそんな噂など気にもしないとばかりにさっそうと歩く。
気にしているのはケイトの方だった。
「噂されているけどいいの?」
「別に。そんなくだらないことを気にしている暇はないわ」
きっぱりとイレーヌは言った。
その言葉に周りの視線やささやき声がますます大きくなる。
「そ、そう……」
ケイトはハリーが行ってからますます人によっては近寄りがたく感じるかもしれないと思った。
彼女たちが養育者になるためのステーションに行くハリーを見送って半年以上の時がたつ。そしてキースやサムたちが卒業して同じくらいの時がたっていた。
(そんなにハリーが行ったのが寂しかったのかな……。それともキース達?)
ケイトは首をかしげる。
そんな彼女にはイレーヌやキースに突っかかっていたシロエやアロエの記憶はない。マザー・イライザが不適格者として処分を決定したときにステーション中の人間から記憶を消したのだ。
「イレーヌは最近すごいわよね! やっぱり2年目になるから? 私も頑張らないと!」
「……そうね。そのようなものかもね」
イレーヌは呟いた。
ステーション2年目にもうすぐなる。イレーヌはこのステーションは自分が卒業したら廃棄されると知っていた。このステーションは自分たちを育てるために作られたものだからだ。
(所詮、私はマザーのお人形よね……)
イレーヌは内心で呟く。
出生の秘密を知ってから周りと違う気がしていた。
(キースも同じ気持ちなのかしら……)
唯一自分と同じ出生のキースにイレーヌは思いをはせる。
マザーは残酷で絶対だ。
あの時、アロエを嫌だと思いながらも撃つしかなかった。
その時にイレーヌはアロエの命を奪うことによって選んだのだ。マザーに従い続ける道を。
(もう私には後戻りできない。あの輝くアロエの瞳を失ってしまった時から私にはこの道しかない)
きらきらと輝いていて周りとどこか違うアロエの瞳をイレーヌは思い出す。あの瞳でまっすぐに自分にぶつかってきたアロエ。体制に反発するアロエ。失いたくないと叫んでいたアロエ。
(羨ましいなんて言えた義理じゃないわね……)
イレーヌはそっと内心で自嘲した。
E-1077ではある一人の少女が賞賛を受けていた。
「見ろよ、イレーヌ・クロスフィールドだぜ」
「またトップの成績だったみたいよ」
「あのキース・アニアンに並ぶほどだってね……」
「でもトップをとってもにこりともしないなんて……」
「なんだか気味が悪いよね……」
「まさに鉄の女ってことだね」
周りはひそひそと好き勝手に噂をする。
イレーヌはそんな噂など気にもしないとばかりにさっそうと歩く。
気にしているのはケイトの方だった。
「噂されているけどいいの?」
「別に。そんなくだらないことを気にしている暇はないわ」
きっぱりとイレーヌは言った。
その言葉に周りの視線やささやき声がますます大きくなる。
「そ、そう……」
ケイトはハリーが行ってからますます人によっては近寄りがたく感じるかもしれないと思った。
彼女たちが養育者になるためのステーションに行くハリーを見送って半年以上の時がたつ。そしてキースやサムたちが卒業して同じくらいの時がたっていた。
(そんなにハリーが行ったのが寂しかったのかな……。それともキース達?)
ケイトは首をかしげる。
そんな彼女にはイレーヌやキースに突っかかっていたシロエやアロエの記憶はない。マザー・イライザが不適格者として処分を決定したときにステーション中の人間から記憶を消したのだ。
「イレーヌは最近すごいわよね! やっぱり2年目になるから? 私も頑張らないと!」
「……そうね。そのようなものかもね」
イレーヌは呟いた。
ステーション2年目にもうすぐなる。イレーヌはこのステーションは自分が卒業したら廃棄されると知っていた。このステーションは自分たちを育てるために作られたものだからだ。
(所詮、私はマザーのお人形よね……)
イレーヌは内心で呟く。
出生の秘密を知ってから周りと違う気がしていた。
(キースも同じ気持ちなのかしら……)
唯一自分と同じ出生のキースにイレーヌは思いをはせる。
マザーは残酷で絶対だ。
あの時、アロエを嫌だと思いながらも撃つしかなかった。
その時にイレーヌはアロエの命を奪うことによって選んだのだ。マザーに従い続ける道を。
(もう私には後戻りできない。あの輝くアロエの瞳を失ってしまった時から私にはこの道しかない)
きらきらと輝いていて周りとどこか違うアロエの瞳をイレーヌは思い出す。あの瞳でまっすぐに自分にぶつかってきたアロエ。体制に反発するアロエ。失いたくないと叫んでいたアロエ。
(羨ましいなんて言えた義理じゃないわね……)
イレーヌはそっと内心で自嘲した。
