主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 6.研究所跡
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「これで最後!」
シロエがドアのロックを確認する。
あれからジョミーのところに向かおうとするとあちこちにロックがかかって閉じ込められそうになったのだ。
《機械に強いシロエがいてくれて助かりました》
リオはしみじみといった。
彼がいなければこれほど早くたどり着けなかっただろう。
「これくらいどうってことないですよ。それよりジョミーたちのところにたどり着く方が先!」
シロエはそう言ってドアを解除しようと横の機械をいじる。
《戦闘になっているようですね……》
リオが呟く。
ドアの向こうでは先程から爆発音がする。
「ええ。急がないと……」
慌てそうになる自分をシロエは抑える。
焦りは禁物だ。もっと時間がかかってしまう。
そう言い聞かせたせいだろうか。解除することができた。
「できました!」
《行きましょう!》
そう言って中に入ると部屋の中はすごい惨状だった。
何かが爆発したような跡、機械の残骸。そしてそれを見て笑う灰色の髪の男。
ドレイン博士だ。
二人は直感した。
そして中には探し求めていたジョミーが子供を抱いて青い燐光をまとっていた。
この世で四人しかまとうことを許されていない美しい青。
そしてその横には同じ青い燐光をまとう……。
「「リリナ!?」」
シャングリラにいるはずの彼女がここにいるのを見て二人は驚いた。
その言葉にリリナは二人を見た。
そのせいで目を離さなかったドレインから気がそれてしまった。
「危ない! リリナ!」
ジョミーが声をかける。
反応できたのは奇跡だった。
少し体をずらすことで直撃は避けられた。
だが……
「「《ぎゃああああ!!》」」
ジョミー、シロエ、リオが叫ぶ。
「何するんですか! この野蛮人!」
はっと我に返ったシロエが喰ってかかる。
《髪を傷つけるのはないと思います!》
温厚なリオも珍しく激昂する。
「よくもリリナに…!」
ジョミーはドレインをにらみつける。
そんな三人の騒ぎをどこ吹く風でドレインはうっとりと手に持ったリリナの髪を見つめる。
「油断した……」
リリナは少し短くなった髪の一部を見つめる。そう先程の攻撃で髪の一部が切れてしまったのだ。
「ごめん、兄さん」
「いや、でも……。髪……」
苦々し気にジョミーはリリナのつややかな黒髪を見つめる。
前の方の髪の一部が短くなったせいで左右がアンバランスだ。
「大事にしていたのに……」
リリナが長い髪を大事にしていたことをジョミーは知っていた。だから傷つけてしまったことを悔やむのだ。
「別にいいわ。それよりもっと大事なことがある! 兄さん!」
「うん!」
「「覚悟しろ! ドレイン!」」
二人はそう言って大きな力を解放した。
そのせいで周りを囲んでいた機械がすべて残骸になり、部屋もめちゃめちゃになった。
その際にドレインがつかんでいた髪は燃やした。
力の予兆を感じていたリオとシロエはシールドで自分を囲って無事だ。
「脱出する! リオ! シロエ!」
二人はリオとシロエの腕をつかむと外へとテレポートした。
外の空気は中と違って冷たかった。宙 にはシャングリラが見える。
研究所跡から脱出できたのだ。
シロエがドアのロックを確認する。
あれからジョミーのところに向かおうとするとあちこちにロックがかかって閉じ込められそうになったのだ。
《機械に強いシロエがいてくれて助かりました》
リオはしみじみといった。
彼がいなければこれほど早くたどり着けなかっただろう。
「これくらいどうってことないですよ。それよりジョミーたちのところにたどり着く方が先!」
シロエはそう言ってドアを解除しようと横の機械をいじる。
《戦闘になっているようですね……》
リオが呟く。
ドアの向こうでは先程から爆発音がする。
「ええ。急がないと……」
慌てそうになる自分をシロエは抑える。
焦りは禁物だ。もっと時間がかかってしまう。
そう言い聞かせたせいだろうか。解除することができた。
「できました!」
《行きましょう!》
そう言って中に入ると部屋の中はすごい惨状だった。
何かが爆発したような跡、機械の残骸。そしてそれを見て笑う灰色の髪の男。
ドレイン博士だ。
二人は直感した。
そして中には探し求めていたジョミーが子供を抱いて青い燐光をまとっていた。
この世で四人しかまとうことを許されていない美しい青。
そしてその横には同じ青い燐光をまとう……。
「「リリナ!?」」
シャングリラにいるはずの彼女がここにいるのを見て二人は驚いた。
その言葉にリリナは二人を見た。
そのせいで目を離さなかったドレインから気がそれてしまった。
「危ない! リリナ!」
ジョミーが声をかける。
反応できたのは奇跡だった。
少し体をずらすことで直撃は避けられた。
だが……
「「《ぎゃああああ!!》」」
ジョミー、シロエ、リオが叫ぶ。
「何するんですか! この野蛮人!」
はっと我に返ったシロエが喰ってかかる。
《髪を傷つけるのはないと思います!》
温厚なリオも珍しく激昂する。
「よくもリリナに…!」
ジョミーはドレインをにらみつける。
そんな三人の騒ぎをどこ吹く風でドレインはうっとりと手に持ったリリナの髪を見つめる。
「油断した……」
リリナは少し短くなった髪の一部を見つめる。そう先程の攻撃で髪の一部が切れてしまったのだ。
「ごめん、兄さん」
「いや、でも……。髪……」
苦々し気にジョミーはリリナのつややかな黒髪を見つめる。
前の方の髪の一部が短くなったせいで左右がアンバランスだ。
「大事にしていたのに……」
リリナが長い髪を大事にしていたことをジョミーは知っていた。だから傷つけてしまったことを悔やむのだ。
「別にいいわ。それよりもっと大事なことがある! 兄さん!」
「うん!」
「「覚悟しろ! ドレイン!」」
二人はそう言って大きな力を解放した。
そのせいで周りを囲んでいた機械がすべて残骸になり、部屋もめちゃめちゃになった。
その際にドレインがつかんでいた髪は燃やした。
力の予兆を感じていたリオとシロエはシールドで自分を囲って無事だ。
「脱出する! リオ! シロエ!」
二人はリオとシロエの腕をつかむと外へとテレポートした。
外の空気は中と違って冷たかった。
研究所跡から脱出できたのだ。