主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 6.研究所跡
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ジョミーは入口を睨みつける。
そこには灰色の髪に茶色の瞳の男性が立っていた。
白衣を着ており、そこから博士だということが分かる。
「ようやくお会いできてうれしいよ。ジョミー・マーキス・シン」
にっこりと男性が笑う。
その笑みはどこか狂気的だった。
「おまえは誰だ」
ジョミーはそいつを睨みつけた。
直感的に思った。
こいつはミュウの敵だと。放っておけば何をするのか分からないと。
「自己紹介がまだだったね。僕はアスター・ドレイン」
そう言って優雅にお辞儀をする。
「そう怖い顔をしないで。僕は君たちに会いたくて会いたくて仕方がなかったんだ」
「きみたち……?」
複数形で言ったことを聞き逃さなかった。
「そう、君と君の妹、リリナ・アーリス・レイア。ミュウの中でも最強の力を持つ君たちに。類まれなき青い力を持つ君たちに」
「なるほどタイプ・ブルーに興味があることは分かった。それでこの子たちがなんで偽物という話になる?」
「先に言っただろう? 人工的に創られたタイプ・ブルーだと」
「人工的に?」
そんなことは可能なのだろうか。
「そう。この子たちは最初はタイプ・レッドだった。マザーに命じられてね。タイプ・ブルーに対抗するための存在を生み出せってね。よっぽど君たちが怖いらしい」
タイプ・ブルーに対抗するための存在を生み出せ。そう言われたのは4年前からだとドレイン博士は言う。
4年前と言えばジョミーがアタラクシアで目覚めた時期と一致する。
「僕がミュウとして目覚めたから……?」
「そう。僕も映像を見てみた。君の力は誰よりも強力だ。マザーはその力を恐れ、対抗策を生み出した」
「それがこの子たち……」
「そう。タイプ・ブルーに対抗できるのは同じタイプ・ブルーのみだ。ただここ300年で4人しか生まれなかったタイプ・ブルーを生み出すのは至難の業。そこで他のタイプをタイプ・ブルーに変えることにした」
他の色をタイプ・ブルーに変える。そこには多くの犠牲が出たと笑いながらドレイン博士は言った。
「人の命をなんだと思っているんだ……!」
「人の命ねえ。僕はどうでもいいかな。マザーに命じられたから生み出しただけで。ただこうして研究していると君に会えるんじゃないかなって思っただけだよ」
そう言ってジョミーをうっとりと見つめる。
「会いたかったんだ。あの映像を見たときから。アルテメシアの宙を自在に飛び回る君。今まであったどんなミュウより生命力にあふれ、力ある君に」
思わずジョミーは固まってしまう。
こいつの言っていることが分からない。
「ねえ、僕と一緒に来ない?」
ジョミーは返事の代わりにドレイン博士を睨みつけた。
そこには灰色の髪に茶色の瞳の男性が立っていた。
白衣を着ており、そこから博士だということが分かる。
「ようやくお会いできてうれしいよ。ジョミー・マーキス・シン」
にっこりと男性が笑う。
その笑みはどこか狂気的だった。
「おまえは誰だ」
ジョミーはそいつを睨みつけた。
直感的に思った。
こいつはミュウの敵だと。放っておけば何をするのか分からないと。
「自己紹介がまだだったね。僕はアスター・ドレイン」
そう言って優雅にお辞儀をする。
「そう怖い顔をしないで。僕は君たちに会いたくて会いたくて仕方がなかったんだ」
「きみたち……?」
複数形で言ったことを聞き逃さなかった。
「そう、君と君の妹、リリナ・アーリス・レイア。ミュウの中でも最強の力を持つ君たちに。類まれなき青い力を持つ君たちに」
「なるほどタイプ・ブルーに興味があることは分かった。それでこの子たちがなんで偽物という話になる?」
「先に言っただろう? 人工的に創られたタイプ・ブルーだと」
「人工的に?」
そんなことは可能なのだろうか。
「そう。この子たちは最初はタイプ・レッドだった。マザーに命じられてね。タイプ・ブルーに対抗するための存在を生み出せってね。よっぽど君たちが怖いらしい」
タイプ・ブルーに対抗するための存在を生み出せ。そう言われたのは4年前からだとドレイン博士は言う。
4年前と言えばジョミーがアタラクシアで目覚めた時期と一致する。
「僕がミュウとして目覚めたから……?」
「そう。僕も映像を見てみた。君の力は誰よりも強力だ。マザーはその力を恐れ、対抗策を生み出した」
「それがこの子たち……」
「そう。タイプ・ブルーに対抗できるのは同じタイプ・ブルーのみだ。ただここ300年で4人しか生まれなかったタイプ・ブルーを生み出すのは至難の業。そこで他のタイプをタイプ・ブルーに変えることにした」
他の色をタイプ・ブルーに変える。そこには多くの犠牲が出たと笑いながらドレイン博士は言った。
「人の命をなんだと思っているんだ……!」
「人の命ねえ。僕はどうでもいいかな。マザーに命じられたから生み出しただけで。ただこうして研究していると君に会えるんじゃないかなって思っただけだよ」
そう言ってジョミーをうっとりと見つめる。
「会いたかったんだ。あの映像を見たときから。アルテメシアの宙を自在に飛び回る君。今まであったどんなミュウより生命力にあふれ、力ある君に」
思わずジョミーは固まってしまう。
こいつの言っていることが分からない。
「ねえ、僕と一緒に来ない?」
ジョミーは返事の代わりにドレイン博士を睨みつけた。