主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 6.研究所跡
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「オレステスに降りる?」
ジョミーはハーレイを見つめた。
インディアナ太陽系第6惑星オレステス。インディアナ太陽系は水を多く含む惑星が多い。この惑星も例にもれず水が多く、8割が水だという。ただし太陽の恩恵を十分に受けられないせいか大半が凍り付いているが。
「はい。ソルジャーとプロテクターはご存知でしょうが、水はいくらあっても足りないくらい貴重なのです。」
物資が貴重な船の中では飲料水以外は再利用したものが使われている。今までは補給部隊が物資を補給しにいっていたが、E-1077への思念派への呼びかけ以降、人類側からの攻撃は苛烈さを増している。
息をつく間もなく、物資を補給する暇もない。そこに水を多く含む惑星が多い太陽系が現れたことは僥倖だった。
「でもなんでオレステス? 水を含む惑星なら他にも……」
リリナは戸惑った。
「ここが人類には見つかりにくい場所であることが第一の理由です。第二の理由はこの星の水が一番飲み水には最適だからです。他の惑星は飲み水にするには向かないのですよ」
エラが教えてくれた。
それからインディアナ太陽系は9つの惑星で構成されているという。アルテメシアみたいな地上がしっかりとある惑星は第6惑星まで。第7から第9惑星まではガス状の惑星だという。
また人が住むのに最適なのは第3から第6惑星のみ。飲み水に最適なのは第4と第6惑星のみだという。第3と第5惑星は酸性の水だという。
「第4惑星レアーンは人類の基地があるので……。消去法でここが最適となりました」
「なるほど……」
リリナは感心した。
「この間の授業で教えましたよね?」
エラが冷たい視線を向ける。
「さては忘れていたな?」
ブラウが小突く。
図星だったリリナは苦笑するしかなかった。
その様子をみて「どうやらテストをする必要があるようですね」とエラは呟いた。
リリナは「ええ~!」と悲鳴をあげた。彼女の悲鳴があまりにもおかしかったのでみんなどっと笑った。
「さて。次の機会を逃すといつ飲み水が手に入るか分かりません。ということで補給部隊を差し向けたいのですが、いかがでしょうか?」
ハーレイが訊いた。
「うん。いいと思うよ」
ジョミーとしても反対する理由はない。飲み水は大事だ。補給できるときに補給するべきだと彼も思っている。
しかし彼が頷いたのはそれだけではなかった。あの星で誰かが自分を呼んでいる。そんな気がするのだ。上手くは言えないがそう思ったのだ。
だから彼は口を開いた。
「あのさ。僕もその補給部隊に加わっちゃ駄目かな?」
ジョミーはハーレイを見つめた。
インディアナ太陽系第6惑星オレステス。インディアナ太陽系は水を多く含む惑星が多い。この惑星も例にもれず水が多く、8割が水だという。ただし太陽の恩恵を十分に受けられないせいか大半が凍り付いているが。
「はい。ソルジャーとプロテクターはご存知でしょうが、水はいくらあっても足りないくらい貴重なのです。」
物資が貴重な船の中では飲料水以外は再利用したものが使われている。今までは補給部隊が物資を補給しにいっていたが、E-1077への思念派への呼びかけ以降、人類側からの攻撃は苛烈さを増している。
息をつく間もなく、物資を補給する暇もない。そこに水を多く含む惑星が多い太陽系が現れたことは僥倖だった。
「でもなんでオレステス? 水を含む惑星なら他にも……」
リリナは戸惑った。
「ここが人類には見つかりにくい場所であることが第一の理由です。第二の理由はこの星の水が一番飲み水には最適だからです。他の惑星は飲み水にするには向かないのですよ」
エラが教えてくれた。
それからインディアナ太陽系は9つの惑星で構成されているという。アルテメシアみたいな地上がしっかりとある惑星は第6惑星まで。第7から第9惑星まではガス状の惑星だという。
また人が住むのに最適なのは第3から第6惑星のみ。飲み水に最適なのは第4と第6惑星のみだという。第3と第5惑星は酸性の水だという。
「第4惑星レアーンは人類の基地があるので……。消去法でここが最適となりました」
「なるほど……」
リリナは感心した。
「この間の授業で教えましたよね?」
エラが冷たい視線を向ける。
「さては忘れていたな?」
ブラウが小突く。
図星だったリリナは苦笑するしかなかった。
その様子をみて「どうやらテストをする必要があるようですね」とエラは呟いた。
リリナは「ええ~!」と悲鳴をあげた。彼女の悲鳴があまりにもおかしかったのでみんなどっと笑った。
「さて。次の機会を逃すといつ飲み水が手に入るか分かりません。ということで補給部隊を差し向けたいのですが、いかがでしょうか?」
ハーレイが訊いた。
「うん。いいと思うよ」
ジョミーとしても反対する理由はない。飲み水は大事だ。補給できるときに補給するべきだと彼も思っている。
しかし彼が頷いたのはそれだけではなかった。あの星で誰かが自分を呼んでいる。そんな気がするのだ。上手くは言えないがそう思ったのだ。
だから彼は口を開いた。
「あのさ。僕もその補給部隊に加わっちゃ駄目かな?」