主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第2章 6.研究所跡
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シャングリラは青い惑星が多くある星域にやってきていた。
インディアナ太陽系。水を多く含む惑星が多いその太陽系はどこか地球を思わせる青が多い。だが本物の地球の青ではない。
「ここが本物の地球 だったらな……」
ブルーやセレーネが求める地球 だったら。ついついリリナは思ってしまった。
「リリナ……」
「変なこと呟いちゃったね。さあ、ハーレイが呼んでいるわ。行きましょう。兄さん」
「ああ」
地球にブルーとセレーネを連れて行く。これはジョミーとリリナ共通の思いだった。こうしてミュウを率いている立場になっているのも彼らの思いがあってこそ。
それを胸に彼らは進むのだ。
「ジョミー、リリナ……」
彼らの呟きをこっそりと聞いていたブルー
「馬鹿ね……。そこまで約束を守ろうとするなんて……」
同じく聞いていたセレーネはぽつりとつぶやいた。
「僕はあの子たちの人生を縛ってしまったのだろうか」
「分からないわ。ただぼんやりと分かるのはあの子たちがどんなに私たちを地球 に連れて行きたくとも私たちはそこへはいけない」
「ああ。僕たちはそう長くない。そこに飛ぶ前にきっと命が尽きる」
自分たちの寿命のことは自分たちがよく分かっている。
ただ心残りは自分たちが亡くなった後、真の意味で指導者となる彼らにはあまりにも多くのものがのしかかる。2000人以上のミュウの命。そして彼らに頼られながら導いていくことのなんと難しいことか。
「ああ。地球 は遠いな……」
ブルーの呟きは傍にいるセレーネだけが聞いていた。
インディアナ太陽系。水を多く含む惑星が多いその太陽系はどこか地球を思わせる青が多い。だが本物の地球の青ではない。
「ここが本物の
ブルーやセレーネが求める
「リリナ……」
「変なこと呟いちゃったね。さあ、ハーレイが呼んでいるわ。行きましょう。兄さん」
「ああ」
地球にブルーとセレーネを連れて行く。これはジョミーとリリナ共通の思いだった。こうしてミュウを率いている立場になっているのも彼らの思いがあってこそ。
それを胸に彼らは進むのだ。
「ジョミー、リリナ……」
彼らの呟きをこっそりと聞いていたブルー
「馬鹿ね……。そこまで約束を守ろうとするなんて……」
同じく聞いていたセレーネはぽつりとつぶやいた。
「僕はあの子たちの人生を縛ってしまったのだろうか」
「分からないわ。ただぼんやりと分かるのはあの子たちがどんなに私たちを
「ああ。僕たちはそう長くない。そこに飛ぶ前にきっと命が尽きる」
自分たちの寿命のことは自分たちがよく分かっている。
ただ心残りは自分たちが亡くなった後、真の意味で指導者となる彼らにはあまりにも多くのものがのしかかる。2000人以上のミュウの命。そして彼らに頼られながら導いていくことのなんと難しいことか。
「ああ。
ブルーの呟きは傍にいるセレーネだけが聞いていた。