エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 目覚めへの始まり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「よかった! アスティア! ユーフェライトも……」
もう一人の赤ん坊の目を覚ましたようだ。
こっちは深い青色だった。
「お母さま、私、ずっとずっと会いたかったの……」
「私もよ……!」
母娘はひしっと抱き合った。
「いいわね……」
母娘の再会にリディアは少し感動しているようだ。
「お母さまか……」
キャロラインは遠い昔、幸せだったころの母を思い出した。
あの惨劇が起こる前の母を。
だけどどんなに願ってももう母にも父にも会えない。
(私たちが幸せだったころはもう遠い過去なのね……)
自分の手を見つめる。
もうこの手は多くの人を傷つけてしまった。
だけど進むしかない。過去は変えられないが、未来は作れるのだから。
「ありがとう。おかげで娘たちに会えたわ」
ミスティアはアスティアを下ろし、もう一人の娘、ユーフェライトを抱きながら言った。
「無事に会えたようで良かったよ」
エドガーはほほ笑みながら言った。
「ありがとう! お母さまにあえたわ!」
お礼を言ってくるアスティアが可愛くて思わず微笑みそうにキャロラインはなった。
「さて、目的は果たしたわ。ネフィレス。元の世界に戻して」
『いいとも。君たちはこれからどうするんだい?』
ネフィレスは首をかしげる。
「決まっているでしょ。ね、ティナ」
「ええ。ティア」
ミスティアとクリスティナは頷きあう。
『そうか。それならいいんだ。さてグラン・フォルスの後継者よ。君がその力を受け入れればきっと力の暴走もなくなる。だからいつの日か受け入れる日が来ることを祈っているよ。そうすればプリンスにだって対抗できるんだからね』
「え?」
キャロラインはぎょっとした。
プリンスに対抗できる?
「ちょ、今のは……」
『それはそのうちね』
その言葉と共にあたりが真っ白になった。
もう一人の赤ん坊の目を覚ましたようだ。
こっちは深い青色だった。
「お母さま、私、ずっとずっと会いたかったの……」
「私もよ……!」
母娘はひしっと抱き合った。
「いいわね……」
母娘の再会にリディアは少し感動しているようだ。
「お母さまか……」
キャロラインは遠い昔、幸せだったころの母を思い出した。
あの惨劇が起こる前の母を。
だけどどんなに願ってももう母にも父にも会えない。
(私たちが幸せだったころはもう遠い過去なのね……)
自分の手を見つめる。
もうこの手は多くの人を傷つけてしまった。
だけど進むしかない。過去は変えられないが、未来は作れるのだから。
「ありがとう。おかげで娘たちに会えたわ」
ミスティアはアスティアを下ろし、もう一人の娘、ユーフェライトを抱きながら言った。
「無事に会えたようで良かったよ」
エドガーはほほ笑みながら言った。
「ありがとう! お母さまにあえたわ!」
お礼を言ってくるアスティアが可愛くて思わず微笑みそうにキャロラインはなった。
「さて、目的は果たしたわ。ネフィレス。元の世界に戻して」
『いいとも。君たちはこれからどうするんだい?』
ネフィレスは首をかしげる。
「決まっているでしょ。ね、ティナ」
「ええ。ティア」
ミスティアとクリスティナは頷きあう。
『そうか。それならいいんだ。さてグラン・フォルスの後継者よ。君がその力を受け入れればきっと力の暴走もなくなる。だからいつの日か受け入れる日が来ることを祈っているよ。そうすればプリンスにだって対抗できるんだからね』
「え?」
キャロラインはぎょっとした。
プリンスに対抗できる?
「ちょ、今のは……」
『それはそのうちね』
その言葉と共にあたりが真っ白になった。