エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 甘い罠に気を付けて
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8.旅立ち
白い塔の一室。テーブルと机しか置いてない質素な部屋に四人の人物がいた。ネフィレスとフィリアスとミスティアとクリスティナだ。
「キャロラインに接触しただろう?」
ネフィレスがミスティアとクリスティナに訊いた。
「ええ。どんな子か興味があったのよ」
ミスティアが言った。
「で、どうだった?」
「彼女、なんか過去にあったのかしら……。なにか力に極端におびえているような気がする……」
クリスティナが言った。
「あっただけなのにわかるのかい?」
フィリアスが訊いた。
「なんとなく、よ。グラン・フォルスって言ったときびくっと怯えたから……」
「セレネがいうならそうなんだろうね。でもそれはプリンスの元にいたからではないのかい?」
「それだけじゃないと思うわ。ネフィレス」
クリスティナが首を横に振った。
「プリンスの元にいたというだけであそこまでおびえるとは思えないの」
「そうね……。もしかして彼女、仲間を力で傷つけてしまったことがあるんじゃないかしら……」
ミスティアの言葉にクリスティナははっとした。
「リアラと同じ……」
「そうね。なら、やることは決まっているでしょ?」
「ええ」
クリスティナは頷いた。ミスティアの言いたいことはわかる。なにせ彼女たちは双子なのだから。
「何をするんだい?」
フィリアスが訊いた。
「秘密よ!」
ミスティアはそれだけ言うと部屋を出て行った。
後に残されたネフィレスとフィリアスは顔を見合わせるしかなかった。
白い塔の一室。テーブルと机しか置いてない質素な部屋に四人の人物がいた。ネフィレスとフィリアスとミスティアとクリスティナだ。
「キャロラインに接触しただろう?」
ネフィレスがミスティアとクリスティナに訊いた。
「ええ。どんな子か興味があったのよ」
ミスティアが言った。
「で、どうだった?」
「彼女、なんか過去にあったのかしら……。なにか力に極端におびえているような気がする……」
クリスティナが言った。
「あっただけなのにわかるのかい?」
フィリアスが訊いた。
「なんとなく、よ。グラン・フォルスって言ったときびくっと怯えたから……」
「セレネがいうならそうなんだろうね。でもそれはプリンスの元にいたからではないのかい?」
「それだけじゃないと思うわ。ネフィレス」
クリスティナが首を横に振った。
「プリンスの元にいたというだけであそこまでおびえるとは思えないの」
「そうね……。もしかして彼女、仲間を力で傷つけてしまったことがあるんじゃないかしら……」
ミスティアの言葉にクリスティナははっとした。
「リアラと同じ……」
「そうね。なら、やることは決まっているでしょ?」
「ええ」
クリスティナは頷いた。ミスティアの言いたいことはわかる。なにせ彼女たちは双子なのだから。
「何をするんだい?」
フィリアスが訊いた。
「秘密よ!」
ミスティアはそれだけ言うと部屋を出て行った。
後に残されたネフィレスとフィリアスは顔を見合わせるしかなかった。