エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 甘い罠に気を付けて
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「さて、クロウ、シエル。やることをやるわよ」
「何をするんですか?」
シエルが訊いた。
「グレアム所有のものすべてを差し押さえて。万が一リディアがグレアムに捕まった時に困ったことにならないように」
「了解です。グレアム卿はどうしますか?」
クロウの言葉にキャロラインはしばし考え込んだ。
「奴を見張っていて」
「分かりました」
クロウはそう言うと部屋を出て行った。グレアムを見張るためだ。
「奴は自分の財産を取り上げられようとして慌てているはず。そろそろ動くわね」
「そうですね」
キャロラインの言葉にシエルは同意した。
あとは兄がリディアを救出するのを待つのみだ。
やがてエドガーが帰ってきた。
「で、これは何なの?」
キャロラインはきょとんとした。小さなリディアが瓶詰になっている。
「ボギービーストに魂を封じ込められたのよ。この瓶を開けると私、消えちゃうわ」
リディアの言葉はそっけなかった。
おとりのことを聞いたのだろう。
「お兄さま、リディアの体はどこにあるの?」
キャロラインはエドガーにリディアの体のことを訊いた。
「おそらく船の中だ。奴所有の船を差し押さえるようにしなければね」
「もうやったわ。奴所有のものすべて差し押さえるようにシエルとクロウに言ったわ。それにグレアムをクロウに見張らせているわ」
「さすが僕の妹。仕事が早い」
エドガーは感心した。
「それくらい予測できなくちゃね」
キャロラインはそう言ってにやりと笑った。その笑みは悪いことを考えている兄にそっくりだった。
「何をするんですか?」
シエルが訊いた。
「グレアム所有のものすべてを差し押さえて。万が一リディアがグレアムに捕まった時に困ったことにならないように」
「了解です。グレアム卿はどうしますか?」
クロウの言葉にキャロラインはしばし考え込んだ。
「奴を見張っていて」
「分かりました」
クロウはそう言うと部屋を出て行った。グレアムを見張るためだ。
「奴は自分の財産を取り上げられようとして慌てているはず。そろそろ動くわね」
「そうですね」
キャロラインの言葉にシエルは同意した。
あとは兄がリディアを救出するのを待つのみだ。
やがてエドガーが帰ってきた。
「で、これは何なの?」
キャロラインはきょとんとした。小さなリディアが瓶詰になっている。
「ボギービーストに魂を封じ込められたのよ。この瓶を開けると私、消えちゃうわ」
リディアの言葉はそっけなかった。
おとりのことを聞いたのだろう。
「お兄さま、リディアの体はどこにあるの?」
キャロラインはエドガーにリディアの体のことを訊いた。
「おそらく船の中だ。奴所有の船を差し押さえるようにしなければね」
「もうやったわ。奴所有のものすべて差し押さえるようにシエルとクロウに言ったわ。それにグレアムをクロウに見張らせているわ」
「さすが僕の妹。仕事が早い」
エドガーは感心した。
「それくらい予測できなくちゃね」
キャロラインはそう言ってにやりと笑った。その笑みは悪いことを考えている兄にそっくりだった。