エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 あいつは優雅な大悪党
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キャロラインはクロウとシエルに会えたことでほっと溜息をついた。
やはり彼らがいるかいないかでこんなに雰囲気が変わるものだなとしみじみと思った。
アーミンとレイヴンも無事に兄のもとに戻ってきていると聞いている。彼らはプリンスの元を逃げ出したキャロラインたちに最後までついてきてくれた。感謝してもしきれない。
キャロラインはそんなことを思いながらうとうとと眠りについた。
先の夢でリアラと呼ばれていた少女は馬を走らせていた。
『リアラ!』
リアラは名前を呼びとめられて馬を止めた。
『ルナ・・・セレネ・・・どうしてここに?』
『どうしてじゃないわよ。――と――から聞いたわよ。あなた災いのプリンスを抑えに行くんですって!?』
セレネと呼ばれた金色の髪に青い瞳をもつ少女は馬から下りながら言った。
『災いのプリンスを一人で抑えに行くなんて無茶よ』
ルナと呼ばれたセレネに瓜二つだが瞳だけ緑の少女も馬から下りながら言った。
『わかっているわ。それでも大勢の人が傷ついているのに私だけ何もしないなんてことできないわ。私にはプリンスに対抗できる力があるんだから』
『それはそうだけど・・・。ところでなんで止めなかったの。フラニエル』
(止めたがリアラは聞いてくれなかった。リアラの鉄のような意志はお前たちの方が知っておろう?)
『たしかに・・・』
『一度決めたことは通すタイプだものね・・・リアラは』
ルナとセレネはがっくりとうなだれた。フラニエルの言葉にリアラの性格を思い出したらしい。
『じゃあ私は行くわ』
『ダイアナお姉さまを私たちは呼んでくるわ。それまで必ず生きているのよ!』
『気を付けてね!』
セレネとルナはそれぞれ言った。
『クラレンスとクラウディによろしく!』
リアラはそう言って馬を走らせたのだった。
キャロラインが目を覚ますと宿のベッドの中だった。
(今の夢は何?災いのプリンスってあのプリンスのこと?リアラってこの間のあばら屋でみた人物のこと?)
キャロラインは二度も同じ人物が出てくる夢を見て混乱していた。
(眠ろう・・・。明日はいよいよ宝剣に近づくかもしれないんだから。体力はつけとかなくちゃ)
キャロラインはそう考えてもう一度眠ろうとした。
そして今度こそ夢も見ない眠りについたのだった。
やはり彼らがいるかいないかでこんなに雰囲気が変わるものだなとしみじみと思った。
アーミンとレイヴンも無事に兄のもとに戻ってきていると聞いている。彼らはプリンスの元を逃げ出したキャロラインたちに最後までついてきてくれた。感謝してもしきれない。
キャロラインはそんなことを思いながらうとうとと眠りについた。
先の夢でリアラと呼ばれていた少女は馬を走らせていた。
『リアラ!』
リアラは名前を呼びとめられて馬を止めた。
『ルナ・・・セレネ・・・どうしてここに?』
『どうしてじゃないわよ。――と――から聞いたわよ。あなた災いのプリンスを抑えに行くんですって!?』
セレネと呼ばれた金色の髪に青い瞳をもつ少女は馬から下りながら言った。
『災いのプリンスを一人で抑えに行くなんて無茶よ』
ルナと呼ばれたセレネに瓜二つだが瞳だけ緑の少女も馬から下りながら言った。
『わかっているわ。それでも大勢の人が傷ついているのに私だけ何もしないなんてことできないわ。私にはプリンスに対抗できる力があるんだから』
『それはそうだけど・・・。ところでなんで止めなかったの。フラニエル』
(止めたがリアラは聞いてくれなかった。リアラの鉄のような意志はお前たちの方が知っておろう?)
『たしかに・・・』
『一度決めたことは通すタイプだものね・・・リアラは』
ルナとセレネはがっくりとうなだれた。フラニエルの言葉にリアラの性格を思い出したらしい。
『じゃあ私は行くわ』
『ダイアナお姉さまを私たちは呼んでくるわ。それまで必ず生きているのよ!』
『気を付けてね!』
セレネとルナはそれぞれ言った。
『クラレンスとクラウディによろしく!』
リアラはそう言って馬を走らせたのだった。
キャロラインが目を覚ますと宿のベッドの中だった。
(今の夢は何?災いのプリンスってあのプリンスのこと?リアラってこの間のあばら屋でみた人物のこと?)
キャロラインは二度も同じ人物が出てくる夢を見て混乱していた。
(眠ろう・・・。明日はいよいよ宝剣に近づくかもしれないんだから。体力はつけとかなくちゃ)
キャロラインはそう考えてもう一度眠ろうとした。
そして今度こそ夢も見ない眠りについたのだった。