エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 恋人は幽霊
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「それで? どうするの?」
ミスティアが腕を組んでエドガーを睨んだ。
エドガーが偽伯爵に何事かを言い、偽伯爵が部屋を出て行った後の出来事だった。
「約束通り、リディアを助ける」
「まあ当然ね……。ただその前にお伝えしておくことがあるわ」
クリスティナが真剣な顔で言った。
「伝えておくこと?」
エドガーがこちらを向いた。
「さっきキャロラインにも言おうと思ったのだけれど……。結論から言うとリディアに憑いている霊はテリーサじゃない可能性が高いということよ。マギー・モーリスという女の子よ」
「マギー……。「M」だね」
「刺繍のイニシャルと一致するわ」
二人は口々に言った。
「お針子の女性でテムズ川に死体が浮かんだそうよ。アシェンバート伯爵に会いに行くと言い残しているわ。心当たりは?」
今度はミスティアが説明して、訊いた。
エドガーは首を横に振った。
「でしょうね……。あなたがその子に会っていないのは確認済み。ユリシスにおびき出されて利用されているのよ」
「現世に呼び出された幽霊の中には自分を覚えていない子もいるわ。もしマギーが自分はテリーサだと言われて、それを信じ込んだら……」
「テリーサとして蘇るというわけね……」
キャロラインは納得した。
「それでどうやったらその子はリディアから出ていくの?」
「きっと本当の名前を思い出したら出ていくはずよ」
ミスティアが言った。
「なるほど。その辺は僕に任せてほしい。きっとリディアを取り返してみせるよ」
「本当でしょうね? とりあえず信じるわよ」
ミスティアが再度にらんだ。
「いつまでのここにいても仕方ないわ。部屋に戻りましょう」
クリスティナが窓の外を気にしながら言った。
「ああ」
「分かったわ」
二人は頷いた。
エドガーの部屋に行くとレイヴンが戻っていた。
「レイヴン、無事だったか!」
「よかった!」
エドガーとキャロラインは無事だったことを喜んだ。
「エドガーさま、キャロラインさま。どうか姉を許してください。彼女に対するプリンスの洗脳は解けていないかもしれないし、あなた方の害になるかもしれない。でも、それは私が責任を持ちます。きちんと監督します。場合によっては彼女の生を絶つことも覚悟しています。だからどうか助けてやってください」
レイヴンが跪いてアーミンの命乞いをする。
レイヴンがそうするのは珍しいことだった。
「おかえり、アーミン」
「うん、おかえり」
だから二人は何も言わずに彼女を抱きしめた。大事な仲間が人ではなくなっても帰ってきたことがうれしかったのだ。
そして許すということを伝えるためにレイヴンにも「おかえり」といった。
「何かあったのですか?」
許されたレイヴンはエドガーの固い表情から何かあったのを掴んでいた。
「ああ、……リディアがユリシスにとらわれた」
エドガーはそう言って固い表情に戻った。
ミスティアが腕を組んでエドガーを睨んだ。
エドガーが偽伯爵に何事かを言い、偽伯爵が部屋を出て行った後の出来事だった。
「約束通り、リディアを助ける」
「まあ当然ね……。ただその前にお伝えしておくことがあるわ」
クリスティナが真剣な顔で言った。
「伝えておくこと?」
エドガーがこちらを向いた。
「さっきキャロラインにも言おうと思ったのだけれど……。結論から言うとリディアに憑いている霊はテリーサじゃない可能性が高いということよ。マギー・モーリスという女の子よ」
「マギー……。「M」だね」
「刺繍のイニシャルと一致するわ」
二人は口々に言った。
「お針子の女性でテムズ川に死体が浮かんだそうよ。アシェンバート伯爵に会いに行くと言い残しているわ。心当たりは?」
今度はミスティアが説明して、訊いた。
エドガーは首を横に振った。
「でしょうね……。あなたがその子に会っていないのは確認済み。ユリシスにおびき出されて利用されているのよ」
「現世に呼び出された幽霊の中には自分を覚えていない子もいるわ。もしマギーが自分はテリーサだと言われて、それを信じ込んだら……」
「テリーサとして蘇るというわけね……」
キャロラインは納得した。
「それでどうやったらその子はリディアから出ていくの?」
「きっと本当の名前を思い出したら出ていくはずよ」
ミスティアが言った。
「なるほど。その辺は僕に任せてほしい。きっとリディアを取り返してみせるよ」
「本当でしょうね? とりあえず信じるわよ」
ミスティアが再度にらんだ。
「いつまでのここにいても仕方ないわ。部屋に戻りましょう」
クリスティナが窓の外を気にしながら言った。
「ああ」
「分かったわ」
二人は頷いた。
エドガーの部屋に行くとレイヴンが戻っていた。
「レイヴン、無事だったか!」
「よかった!」
エドガーとキャロラインは無事だったことを喜んだ。
「エドガーさま、キャロラインさま。どうか姉を許してください。彼女に対するプリンスの洗脳は解けていないかもしれないし、あなた方の害になるかもしれない。でも、それは私が責任を持ちます。きちんと監督します。場合によっては彼女の生を絶つことも覚悟しています。だからどうか助けてやってください」
レイヴンが跪いてアーミンの命乞いをする。
レイヴンがそうするのは珍しいことだった。
「おかえり、アーミン」
「うん、おかえり」
だから二人は何も言わずに彼女を抱きしめた。大事な仲間が人ではなくなっても帰ってきたことがうれしかったのだ。
そして許すということを伝えるためにレイヴンにも「おかえり」といった。
「何かあったのですか?」
許されたレイヴンはエドガーの固い表情から何かあったのを掴んでいた。
「ああ、……リディアがユリシスにとらわれた」
エドガーはそう言って固い表情に戻った。
