エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 恋人は幽霊
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エドガーはテリーサに会いに行くということで去っていき、キャロラインはミスティアたちに誘われて外を散策していた。
「……波が高いわね……」
キャロラインはぽつりと呟いた。
「ええ。セルキーたちね……」
「セルキー?」
キャロラインは首をひねった。
「アザラシ妖精よ。毛皮を纏ってアザラシになるの。仲間を傷つけられると怒って波を起こすというわ」
「誰かがアザラシ妖精を怒らしているのね。きっとユリシスね。エドガーから聞いただけだけど、セルキーを奴隷にしているんでしょう? 怒って波を起こしてもおかしくないかも」
「わざと波を起こさせようとしているの? ユリシスはセルキーの怒りから身を守る方法があるの?」
キャロラインは疑問に思った。
「……分からないわ。リディアの方が詳しいかも」
ミスティアが言った。
「それでお姉さま方は何か気になることでもあるの? さっきから波を不安そうに見ているわ。話してくれないの?」
キャロラインはこの間から気になっていたことをついに訊いた。
「青騎士伯爵の大事なものがこの辺りにあるのよ。英国を守っているっていうもの」
ミスティアは深いため息をつきながら話した。
「それはなんなの? どこにあるの?」
「結界だけどどこにあるかは分からないわ……。私たちも詳しく教えてもらえたわけじゃないから。ただ青騎士伯爵のものをプリンスがそのままにしておくと思う?」
思わない。プリンスが敵対する青騎士伯爵のものをそのままにしておくとはクリスティナのいう通り思えなかった。
「だから私たちはこうしてやってきたの。結界が無事かどうか」
「計画の一部に結界を壊すというものも入ってそうね……」
キャロラインは兄に報告しておくべきだと思った。
「お兄さまなら調べられるかもしれない……」
「そうね。その方がいいでしょう。本当はもう少し確証を得たかったけど……」
ミスティアはそう言って海を見た。
「あら? 誰かあそこにいない?」
クリスティナが少し離れた場所を指す。
確かに人影がいた。後ろ姿だけで何かを見つめていた。
「……聞かれたかしら……」
ミスティアが厳しい顔をしたが、キャロラインはそれどころではなかった。
「アーミン」
横顔だけだったが間違いないと思った。
「「え?」」
ミスティアとクリスティナの双子は驚いた顔をする。
やがて人影はこちらに気づくと走って逃げて行った。
「待って!」
キャロラインは何も考えずにあとを追った。
「キャロライン!」
「追いましょう、ミスティア」
「ええ」
後をミスティアとクリスティナもおってくる。
「……波が高いわね……」
キャロラインはぽつりと呟いた。
「ええ。セルキーたちね……」
「セルキー?」
キャロラインは首をひねった。
「アザラシ妖精よ。毛皮を纏ってアザラシになるの。仲間を傷つけられると怒って波を起こすというわ」
「誰かがアザラシ妖精を怒らしているのね。きっとユリシスね。エドガーから聞いただけだけど、セルキーを奴隷にしているんでしょう? 怒って波を起こしてもおかしくないかも」
「わざと波を起こさせようとしているの? ユリシスはセルキーの怒りから身を守る方法があるの?」
キャロラインは疑問に思った。
「……分からないわ。リディアの方が詳しいかも」
ミスティアが言った。
「それでお姉さま方は何か気になることでもあるの? さっきから波を不安そうに見ているわ。話してくれないの?」
キャロラインはこの間から気になっていたことをついに訊いた。
「青騎士伯爵の大事なものがこの辺りにあるのよ。英国を守っているっていうもの」
ミスティアは深いため息をつきながら話した。
「それはなんなの? どこにあるの?」
「結界だけどどこにあるかは分からないわ……。私たちも詳しく教えてもらえたわけじゃないから。ただ青騎士伯爵のものをプリンスがそのままにしておくと思う?」
思わない。プリンスが敵対する青騎士伯爵のものをそのままにしておくとはクリスティナのいう通り思えなかった。
「だから私たちはこうしてやってきたの。結界が無事かどうか」
「計画の一部に結界を壊すというものも入ってそうね……」
キャロラインは兄に報告しておくべきだと思った。
「お兄さまなら調べられるかもしれない……」
「そうね。その方がいいでしょう。本当はもう少し確証を得たかったけど……」
ミスティアはそう言って海を見た。
「あら? 誰かあそこにいない?」
クリスティナが少し離れた場所を指す。
確かに人影がいた。後ろ姿だけで何かを見つめていた。
「……聞かれたかしら……」
ミスティアが厳しい顔をしたが、キャロラインはそれどころではなかった。
「アーミン」
横顔だけだったが間違いないと思った。
「「え?」」
ミスティアとクリスティナの双子は驚いた顔をする。
やがて人影はこちらに気づくと走って逃げて行った。
「待って!」
キャロラインは何も考えずにあとを追った。
「キャロライン!」
「追いましょう、ミスティア」
「ええ」
後をミスティアとクリスティナもおってくる。
