エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 恋人は幽霊
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レイヴンとクロウが案内してくれたのは中庭に広がる広い部屋だった。ギャラリーになっており、東方から買い付けたエキゾチックな品が並んでいる。この空間では窓をたたく雨音さえ、スコールだと思わせる。
それに大きな葉を広げた観葉植物のそばにレイヴンとクロウが立っているのを見れば東方の国に迷い込んできたような錯覚を受ける。
彼らが見ているのは裸身の女神像だった。
その後ろからドレスの裾が見える。
「見つけて捕まえれば勝ちだそうです」
クロウがこっそりと耳打ちをする。
「かくれんぼかい?」
エドガーにもレイヴンが耳打ちしたのかそう言った。
エドガーが近づくと彼から逃げるようにドレスの人物は身を翻した。
「そう簡単には捕まらないわよ、クロウさん、ピジョンさん」
そう言って駆け出そうとした少女はレイヴンにぶつかった。
驚いた彼女は驚いたように彼を見上げた。
「まあ、クロウさんがこっちに?」
そしてエドガーの方をちらりと見た。
「ずるいわ、お友達と一緒になってだましたのね」
「お嬢さん、彼はカラス(クロウ)ではなく、大鴉(レイヴン)ですよ」
「カラス(クロウ)はこっちですわ。決してハト(ピジョン)ではなく」
キャロラインはクロウを紹介した。
「あら、そうだったわ。それであなた方は?」
彼女はこちらを振り返った。
赤茶の髪、金緑の瞳。どこからどう見てもリディアなのに纏っている雰囲気が彼女ではなかった。
「ミドルワース子爵です」
「その妹です」
「その姉たちです」
それぞれとりあえず名乗った。
「母が言っていた、大切なお客さまね」
「……とするとあなたはコリンズ夫人のお嬢さん?」
「ええ、テリーサですわ。どうぞよろしく」
そう言ってリディアの姿をしたテリーサがぎこちないお辞儀をした。
テリーサ。降霊術でよみがえったとされる少女だ。
「あれはリディアではないの?」
兄とテリーサが話しているのを聞きながらこっそりとミスティアとクリスティナに訊いた。
「そうみたいね……。テリーサの霊がついている……」
クリスティナが頷く。
「姿かたちはそうだけど、話し方とか違うでしょう? なら別の霊がついているのよ」
ミスティアは厳しい顔で言った。
話している間にもテリーサは宝石とかが大好きという話を兄としていた。
まったくこちらには気にも留めない。
子爵である兄に興味津々といった感じだ。
「どうやったらリディアは元に戻るの?」
「……分からないわ」
困った顔でミスティアが言った。
ミスティアもクリスティナもこういったことは専門外でどうすれば良いのか分からないのだ。
「キャロラインさま、メイドが来ます」
話しているとシエルが警告した。
「誰もいないように姿を隠してください」
キャロラインはその言葉に頷くと大きな巨像の後ろに姿を隠した。
「……それにしても困ったことになったわ……。リディアも助けないといけないし、プリンスも警戒しなければいけないものね」
「そうね。あのままにしておけないものね……」
「ええ、別の魂と共存することは彼女にとって負担になると思うわ」
クリスティナが忠告する。
「そうよね……。でもどうすれば……」
必死になって考えているのに兄はテリーサを口説いていた。
(お兄さまったら……)
キャロラインは兄がリディアをほかの男性から守るためとはいえ、その所業に深いため息をついた。
それに大きな葉を広げた観葉植物のそばにレイヴンとクロウが立っているのを見れば東方の国に迷い込んできたような錯覚を受ける。
彼らが見ているのは裸身の女神像だった。
その後ろからドレスの裾が見える。
「見つけて捕まえれば勝ちだそうです」
クロウがこっそりと耳打ちをする。
「かくれんぼかい?」
エドガーにもレイヴンが耳打ちしたのかそう言った。
エドガーが近づくと彼から逃げるようにドレスの人物は身を翻した。
「そう簡単には捕まらないわよ、クロウさん、ピジョンさん」
そう言って駆け出そうとした少女はレイヴンにぶつかった。
驚いた彼女は驚いたように彼を見上げた。
「まあ、クロウさんがこっちに?」
そしてエドガーの方をちらりと見た。
「ずるいわ、お友達と一緒になってだましたのね」
「お嬢さん、彼はカラス(クロウ)ではなく、大鴉(レイヴン)ですよ」
「カラス(クロウ)はこっちですわ。決してハト(ピジョン)ではなく」
キャロラインはクロウを紹介した。
「あら、そうだったわ。それであなた方は?」
彼女はこちらを振り返った。
赤茶の髪、金緑の瞳。どこからどう見てもリディアなのに纏っている雰囲気が彼女ではなかった。
「ミドルワース子爵です」
「その妹です」
「その姉たちです」
それぞれとりあえず名乗った。
「母が言っていた、大切なお客さまね」
「……とするとあなたはコリンズ夫人のお嬢さん?」
「ええ、テリーサですわ。どうぞよろしく」
そう言ってリディアの姿をしたテリーサがぎこちないお辞儀をした。
テリーサ。降霊術でよみがえったとされる少女だ。
「あれはリディアではないの?」
兄とテリーサが話しているのを聞きながらこっそりとミスティアとクリスティナに訊いた。
「そうみたいね……。テリーサの霊がついている……」
クリスティナが頷く。
「姿かたちはそうだけど、話し方とか違うでしょう? なら別の霊がついているのよ」
ミスティアは厳しい顔で言った。
話している間にもテリーサは宝石とかが大好きという話を兄としていた。
まったくこちらには気にも留めない。
子爵である兄に興味津々といった感じだ。
「どうやったらリディアは元に戻るの?」
「……分からないわ」
困った顔でミスティアが言った。
ミスティアもクリスティナもこういったことは専門外でどうすれば良いのか分からないのだ。
「キャロラインさま、メイドが来ます」
話しているとシエルが警告した。
「誰もいないように姿を隠してください」
キャロラインはその言葉に頷くと大きな巨像の後ろに姿を隠した。
「……それにしても困ったことになったわ……。リディアも助けないといけないし、プリンスも警戒しなければいけないものね」
「そうね。あのままにしておけないものね……」
「ええ、別の魂と共存することは彼女にとって負担になると思うわ」
クリスティナが忠告する。
「そうよね……。でもどうすれば……」
必死になって考えているのに兄はテリーサを口説いていた。
(お兄さまったら……)
キャロラインは兄がリディアをほかの男性から守るためとはいえ、その所業に深いため息をついた。
