エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 恋人は幽霊
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お茶会が終わるとキャロラインは伯爵邸に帰った。
「やあ、戻ったみたいだね」
玄関ホールを抜けると兄がそこにいた。
「お兄さま……」
珍しいこともあるものだとキャロラインは驚いた。
「お茶会は楽しかったかい?」
「ええ……。お兄さまの噂話で大変盛り上がりましたとも」
「へえ。さすが僕。どこに行ってもレディたちも噂の中心だね」
皮肉を言ったつもりだが、兄には通用せず思わず睨む。
「もう……。ふざけないでよ……。恋愛事情とか訊かれて大変だったんだから……」
「そんなことまで聞くんだ。レディたちは怖いね。せっかくなら僕とリディアのことでも話せばよかったのに」
「いいません。お兄さまと噂になったらリディアがかわいそうだわ。本気でもないくせになんでそういうこと言うのかしら。今までにないタイプだから?」
キャロラインの指摘にエドガーは言葉に詰まったようだった。
「本気か……。……分からないな。確かに今までにないタイプだけどそれだけじゃないような気がして……」
「え…………」
真面な返事をされてキャロラインは驚いた。
「僕も彼女とどうなりたいのか分からない……。近づいたと思ったら離れていって……。こんな思い初めてなんだ。どう思う?」
「さあ……。お、お兄さまご自身で見つけるしかないのでは?」
急に話を振られて動揺してしまう。
「そう。そうだよね。ああ、そういえば夜は出かけるからね」
「え、ええ。どちらへ?」
夜出かけるのは紳士としては珍しくないが、自分で言いに来るのは初めてだ。
「クラブムーンシャインだよ。話すことがあってね」
クラブムーンシャイン。秘密結社・“朱い月”の拠点だ。
ポールやスレイドたちと話すことがあるのだろう。
降霊会の招待状を持ってきたのも彼らだという。
「そう……。行ってらっしゃい……」
兄にリディアとのことを真剣に語られて気が抜けたキャロラインは降霊会に反応することもなく、見送ることにしたのだった。
「それでどう思う? クロウ、シエル」
「え、私ですか?」
「私も?」
クロウとシエルが戸惑う。
まさか主人がここで意見を求めるとは思わなかったのだろう。
「そう。さっきのお兄さまの気持ちについて」
「そうですね……。エドガーさまらしくないと思いました。いつも強気なエドガーさまにしてはなんというか……」
「珍しく弱気になっていると思いました……。エドガーさまの周りにいる女性にしては珍しいタイプだと思います。リディアさんは」
シエルが兄の後を引き継いでいった。
「でしょうね……。今までにないタイプだもの……。はあ……。お茶を飲むから持ってきて」
「はい。分かりました」
「すぐに持ってきます」
クロウとシエルを見送った後、キャロラインは部屋に戻った。
その途中でリディアの仕事部屋で彼女が働いている気配がした。
(リディア……。お茶会で訊いたお兄さまの噂をきいてトラブルにならないといいけど……)
キャロラインはそう願って足早に自分の部屋へと戻った
「やあ、戻ったみたいだね」
玄関ホールを抜けると兄がそこにいた。
「お兄さま……」
珍しいこともあるものだとキャロラインは驚いた。
「お茶会は楽しかったかい?」
「ええ……。お兄さまの噂話で大変盛り上がりましたとも」
「へえ。さすが僕。どこに行ってもレディたちも噂の中心だね」
皮肉を言ったつもりだが、兄には通用せず思わず睨む。
「もう……。ふざけないでよ……。恋愛事情とか訊かれて大変だったんだから……」
「そんなことまで聞くんだ。レディたちは怖いね。せっかくなら僕とリディアのことでも話せばよかったのに」
「いいません。お兄さまと噂になったらリディアがかわいそうだわ。本気でもないくせになんでそういうこと言うのかしら。今までにないタイプだから?」
キャロラインの指摘にエドガーは言葉に詰まったようだった。
「本気か……。……分からないな。確かに今までにないタイプだけどそれだけじゃないような気がして……」
「え…………」
真面な返事をされてキャロラインは驚いた。
「僕も彼女とどうなりたいのか分からない……。近づいたと思ったら離れていって……。こんな思い初めてなんだ。どう思う?」
「さあ……。お、お兄さまご自身で見つけるしかないのでは?」
急に話を振られて動揺してしまう。
「そう。そうだよね。ああ、そういえば夜は出かけるからね」
「え、ええ。どちらへ?」
夜出かけるのは紳士としては珍しくないが、自分で言いに来るのは初めてだ。
「クラブムーンシャインだよ。話すことがあってね」
クラブムーンシャイン。秘密結社・“朱い月”の拠点だ。
ポールやスレイドたちと話すことがあるのだろう。
降霊会の招待状を持ってきたのも彼らだという。
「そう……。行ってらっしゃい……」
兄にリディアとのことを真剣に語られて気が抜けたキャロラインは降霊会に反応することもなく、見送ることにしたのだった。
「それでどう思う? クロウ、シエル」
「え、私ですか?」
「私も?」
クロウとシエルが戸惑う。
まさか主人がここで意見を求めるとは思わなかったのだろう。
「そう。さっきのお兄さまの気持ちについて」
「そうですね……。エドガーさまらしくないと思いました。いつも強気なエドガーさまにしてはなんというか……」
「珍しく弱気になっていると思いました……。エドガーさまの周りにいる女性にしては珍しいタイプだと思います。リディアさんは」
シエルが兄の後を引き継いでいった。
「でしょうね……。今までにないタイプだもの……。はあ……。お茶を飲むから持ってきて」
「はい。分かりました」
「すぐに持ってきます」
クロウとシエルを見送った後、キャロラインは部屋に戻った。
その途中でリディアの仕事部屋で彼女が働いている気配がした。
(リディア……。お茶会で訊いたお兄さまの噂をきいてトラブルにならないといいけど……)
キャロラインはそう願って足早に自分の部屋へと戻った
