エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 プロポーズはお手やわらかに
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「赤いムーンストーン……。どこかで……」
キャロラインはまだそのことについて考えこんでいた。
「社交界ではいろいろな人に会うから覚えていられないわよね。でもその誰かさんがしていた赤いムーンストーンは伯爵家に伝わる朱いムーンストーンじゃあり得ないと思うの」
「なんでそう言い切れるの?」
きっぱりと言い切ったミスティアを不思議そうな目でキャロラインは見た。
「朱いムーンストーンは安全な隠し場所にあるからよ。その隠し場所を知っているのは今生きている中では私たちともう一人くらい」
クリスティナが説明する。
「そのもう一人は気に食わないけど信頼はできる。あのフラ…げふんげふん。失礼。彼なら然るべき時に然るべき人物に渡してくれるはずだから」
ミスティアは途中で咳で誤魔化しつつ言った。
「もしその人物じゃない人の手に渡っていたら?」
キャロラインがもしもの可能性を言った。
「あり得ないけどもし渡っていたら……」
そこで二人は無表情になった。
「「しかるべき措置をとって地獄に落とす」」
その声を聞いたキャロラインはぞっとした。
声に殺意がこもっていたからだ。
(それにしてもその人物ってよっぽど信頼はできるのね……。何か思うところはありそうだけど……。でも先程の声はちょっとぞっとしたわ)
二人は怒らせないようにしよう。そう決意したキャロラインだった。
キャロラインはまだそのことについて考えこんでいた。
「社交界ではいろいろな人に会うから覚えていられないわよね。でもその誰かさんがしていた赤いムーンストーンは伯爵家に伝わる朱いムーンストーンじゃあり得ないと思うの」
「なんでそう言い切れるの?」
きっぱりと言い切ったミスティアを不思議そうな目でキャロラインは見た。
「朱いムーンストーンは安全な隠し場所にあるからよ。その隠し場所を知っているのは今生きている中では私たちともう一人くらい」
クリスティナが説明する。
「そのもう一人は気に食わないけど信頼はできる。あのフラ…げふんげふん。失礼。彼なら然るべき時に然るべき人物に渡してくれるはずだから」
ミスティアは途中で咳で誤魔化しつつ言った。
「もしその人物じゃない人の手に渡っていたら?」
キャロラインがもしもの可能性を言った。
「あり得ないけどもし渡っていたら……」
そこで二人は無表情になった。
「「しかるべき措置をとって地獄に落とす」」
その声を聞いたキャロラインはぞっとした。
声に殺意がこもっていたからだ。
(それにしてもその人物ってよっぽど信頼はできるのね……。何か思うところはありそうだけど……。でも先程の声はちょっとぞっとしたわ)
二人は怒らせないようにしよう。そう決意したキャロラインだった。