エドガーの妹です。たった一人の家族のことをとても大事に思ってます。
もう一つの物語 あいつは優雅な大悪党
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キャロラインは船に乗っていた。
兄はリディアを誘拐するためにゴッサムたちにわざとつかまっている最中である。
「そろそろお兄さまがそのリディアって子を乗せてこの船に来るはずだわ」
「ええ、予定では。でも遅くありませんか?もうすぐ出向してしまいます」
シエルが不安そうな顔で言った。
「なんか手間取っているのかしらね~」
キャロラインがそう言った時だった、隣の部屋からすごい音がした。
そっと覗きこんでいると赤茶の髪の少女と兄が転がりこんできていた。
(あれが、リディア・カールトンか・・・。遠くからじゃわかんないけど、結構かわいい顔しているんじゃない?)
キャロラインはそう思った。
「なんでお兄さまはそのまま眠っちゃうわけ?不用心よ!」
キャロラインはご立腹だった。兄がリディアを連れてきたまま眠ってしまったからだ。
「なんか疲れちゃって・・・。アメリカではそんなことなかったのに・・・。それにしてもこのお嬢さんも結構不用心じゃないかい?男が部屋にいるのに眠ったりするかい?」
エドガーはソファで眠るリディアを見て言った。
「たしかに・・・」
キャロラインも同意した。彼女はきっと世間の日の当たるところしか歩いていないに違いない。
「ところでお兄さまはいつまで茶色の髪でいるつもりなの?」
「ああ。今から落としてくるよ」
エドガーはそう言って洗面所の方に向かった。
それを見送ったキャロラインは部屋の中を見渡した。
部屋の中にはリディアと猫がいた。
(あの猫。リディア嬢が連れてきた猫なのかな・・・。変わった猫だな・・・)
キャロラインは猫を見て普通の猫じゃないと思った。この勘は当たっていることがだいぶ後になってわかった。この猫は猫じゃなくて妖精だったのだから・・・。
しばらくして部屋に入るとリディアが目覚めていた。すぐさまリディアを紹介される。
「レイヴン、キャロライン。こちらがミス・カールトンだ」
「ちょっとどうしてあたしの名前・・・」
リディアが戸惑ったように言った。
「ハスクリーたちが探していた少女の名はリディア・カールトン。つまりきみのことだ」
リディアの疑問にエドガーは答えた。そして自己紹介をする。
「申し遅れました、レディ。エドガー・アシェンバート伯爵です。こちらは妹のキャロライン。どうぞよろしく」
「キャロライン・アシェンバートよ。よろしく」
「伯爵!? それに伯爵の妹!?」
リディアはエドガーが伯爵だということに驚いているみたいだった。あまりにも若すぎるからだろうか。
兄はリディアを誘拐するためにゴッサムたちにわざとつかまっている最中である。
「そろそろお兄さまがそのリディアって子を乗せてこの船に来るはずだわ」
「ええ、予定では。でも遅くありませんか?もうすぐ出向してしまいます」
シエルが不安そうな顔で言った。
「なんか手間取っているのかしらね~」
キャロラインがそう言った時だった、隣の部屋からすごい音がした。
そっと覗きこんでいると赤茶の髪の少女と兄が転がりこんできていた。
(あれが、リディア・カールトンか・・・。遠くからじゃわかんないけど、結構かわいい顔しているんじゃない?)
キャロラインはそう思った。
「なんでお兄さまはそのまま眠っちゃうわけ?不用心よ!」
キャロラインはご立腹だった。兄がリディアを連れてきたまま眠ってしまったからだ。
「なんか疲れちゃって・・・。アメリカではそんなことなかったのに・・・。それにしてもこのお嬢さんも結構不用心じゃないかい?男が部屋にいるのに眠ったりするかい?」
エドガーはソファで眠るリディアを見て言った。
「たしかに・・・」
キャロラインも同意した。彼女はきっと世間の日の当たるところしか歩いていないに違いない。
「ところでお兄さまはいつまで茶色の髪でいるつもりなの?」
「ああ。今から落としてくるよ」
エドガーはそう言って洗面所の方に向かった。
それを見送ったキャロラインは部屋の中を見渡した。
部屋の中にはリディアと猫がいた。
(あの猫。リディア嬢が連れてきた猫なのかな・・・。変わった猫だな・・・)
キャロラインは猫を見て普通の猫じゃないと思った。この勘は当たっていることがだいぶ後になってわかった。この猫は猫じゃなくて妖精だったのだから・・・。
しばらくして部屋に入るとリディアが目覚めていた。すぐさまリディアを紹介される。
「レイヴン、キャロライン。こちらがミス・カールトンだ」
「ちょっとどうしてあたしの名前・・・」
リディアが戸惑ったように言った。
「ハスクリーたちが探していた少女の名はリディア・カールトン。つまりきみのことだ」
リディアの疑問にエドガーは答えた。そして自己紹介をする。
「申し遅れました、レディ。エドガー・アシェンバート伯爵です。こちらは妹のキャロライン。どうぞよろしく」
「キャロライン・アシェンバートよ。よろしく」
「伯爵!? それに伯爵の妹!?」
リディアはエドガーが伯爵だということに驚いているみたいだった。あまりにも若すぎるからだろうか。