さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十八話 母の思い出
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「迷惑かけたわね、聖奈」
あのあと眠ってしまったすみれを背負った梅香が聖奈に謝罪をする。
二人は木之本家へ向かって歩いていた。
「ううん、大丈夫よ。それよりもあんまり叱らないでね」
「内容次第ね……。きっとさくらを助けるために無茶をしたんでしょう」
梅香の言葉に聖奈の目が見開かれる。
さくらが落ちてきた時、一瞬だけ時が止まった気がした。雪兎は気づいていなかったようだが、そんな気がしたのだ。
きっとこれは本当は自分が人間じゃないから気づいたのだろうと聖奈は察してアップルティーアにもすみれにも何も言わないことにしている。
「梅香はさくらちゃんとすみれちゃんのこと……」
「気づいているわ。魔力を失ってしまったけど、桃矢が今年の4月からそわそわしているし、すみれとさくらはなんかこそこそしているし……。また無茶をやっているんでしょう」
ため息をつく梅香。
「しかしすみれだけでなく、さくらまでとはね。……私にはもう何もできないから桃矢に任せるの」
「……梅香」
自分に力を渡したせいでと落ち込む聖奈。
「力を渡したことは後悔していない。あの時はああするのが一番だったし、それで聖奈が消えないなら安いもんよ」
そう言って梅香はにっこりと笑う。
「……ありがとう、梅香」
しばらく無言で歩き続ける梅香と聖奈
「そういえばさくらちゃんもだけどすみれちゃん、お母さんを見たんだって」
聖奈が思い出したとばかりに言った。
「お母さんね……」
遠くを見る目をする梅香。
「すみれたちが幽霊を怖がるのは私と桃矢のせいだって前に言ったよね」
「うん、からかいすぎたって言っていたね」
「そうね。すみれたち三つ子は悪いものは何となくわかるらしいの。そばによるとよく泣いていた……。……お母さんがいなくて寂しいのね」
優しい顔ですみれを見る梅香。
「やっぱり梅香はシスターコンプレックスだね! 李小龍君へのあたりが強いのもそのせいでしょ?」
「あいつはすみれをかっさらっていく害虫よ。あったときにすぐに分かった。だから気に食わない」
きっぱりと言う梅香。
「あはははははは! 本当にかわいくて仕方がないんだね!」
聖奈の笑い声が夜道に響く。
「うるさいわよ、聖奈」
図星をさされたのか真っ赤になって言い返す梅香だった。
あのあと眠ってしまったすみれを背負った梅香が聖奈に謝罪をする。
二人は木之本家へ向かって歩いていた。
「ううん、大丈夫よ。それよりもあんまり叱らないでね」
「内容次第ね……。きっとさくらを助けるために無茶をしたんでしょう」
梅香の言葉に聖奈の目が見開かれる。
さくらが落ちてきた時、一瞬だけ時が止まった気がした。雪兎は気づいていなかったようだが、そんな気がしたのだ。
きっとこれは本当は自分が人間じゃないから気づいたのだろうと聖奈は察してアップルティーアにもすみれにも何も言わないことにしている。
「梅香はさくらちゃんとすみれちゃんのこと……」
「気づいているわ。魔力を失ってしまったけど、桃矢が今年の4月からそわそわしているし、すみれとさくらはなんかこそこそしているし……。また無茶をやっているんでしょう」
ため息をつく梅香。
「しかしすみれだけでなく、さくらまでとはね。……私にはもう何もできないから桃矢に任せるの」
「……梅香」
自分に力を渡したせいでと落ち込む聖奈。
「力を渡したことは後悔していない。あの時はああするのが一番だったし、それで聖奈が消えないなら安いもんよ」
そう言って梅香はにっこりと笑う。
「……ありがとう、梅香」
しばらく無言で歩き続ける梅香と聖奈
「そういえばさくらちゃんもだけどすみれちゃん、お母さんを見たんだって」
聖奈が思い出したとばかりに言った。
「お母さんね……」
遠くを見る目をする梅香。
「すみれたちが幽霊を怖がるのは私と桃矢のせいだって前に言ったよね」
「うん、からかいすぎたって言っていたね」
「そうね。すみれたち三つ子は悪いものは何となくわかるらしいの。そばによるとよく泣いていた……。……お母さんがいなくて寂しいのね」
優しい顔ですみれを見る梅香。
「やっぱり梅香はシスターコンプレックスだね! 李小龍君へのあたりが強いのもそのせいでしょ?」
「あいつはすみれをかっさらっていく害虫よ。あったときにすぐに分かった。だから気に食わない」
きっぱりと言う梅香。
「あはははははは! 本当にかわいくて仕方がないんだね!」
聖奈の笑い声が夜道に響く。
「うるさいわよ、聖奈」
図星をさされたのか真っ赤になって言い返す梅香だった。
