さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十八話 母の思い出
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「見たものがばらばら!?」
アップルティーアが驚く。
「うん……。しかも出たのは夢でさくらが危ない目にあったところなの……」
「ふ~む。すみれが夢で見たなら何か起こるのかもしれないけど、ばらばらってあるかな……」
アップルティーアが考え込む。
「しかも私とさくらとあやめは見たものが一緒なんだよね」
「へえ。一緒ってこともあるのか……」
「すっごく怖かったんだから…!」
すみれは主張した。
「相変わらず怖いものはだめなのね……。うん? 前にも似たようなことなかった?」
アップルティーアは何か引っかかったのか首をかしげる。
「前?」
すみれも同じように首を傾げた。
「2年前の今頃だったかな…。池にお化けが出たーって騒ぎになったじゃない」
「ああ! 前から出るって噂されていた池にね!」
すみれは思い出したのかポンと膝を叩いた。
「あのときも見たものはばらばらだったよね。結局リディアカードの仕業だったけど」
「うん……。あのときすみれは危うくおぼれかけたじゃない。危険な目に合わせてしまった…。私、あの時は真の姿になれなくて何もできなかった……」
「アップルったらまだ気にしていたの?」
落ち込むアップルティーアにすみれは気にしないでという意味を込めて訊いた。
「だってカード集めるの頼んだのは私だから……!」
「こうして無事だったんだから大丈夫よ。それよりもアップルが言いたいのはクロウカードの仕業かもしれないってこと?」
すみれはアップルティーアはに訊いた。
「気配感じていなかったみたいだし、まだわからないけど……」
「でも私は内心怖がっていたし、気配を感じ取れなかっただけかもしれないし……」
すみれはぼそりと言った。
クロウカードだったらお化けではないので少しは安心できると思ったのだ。
「う~ん。そうかもしれないけど……」
アップルティーアは何か考えこんでいるようだったが、顔を上げてきっぱりと言った。
「とにかく夢の林が出てきたからって焦らないこと!」
「う、うん……」
あまりの強さにすみれは頷くしかできなかった。
「すみれさ~ん!」
「は~い!」
父に呼ばれてすみれは下に降りていった。
「あ、この写真……」
席に着くと母の写真をみた。
母が十六歳の時の写真でかなり好きな写真だ。
木之本家ではこうやって父が撮った写真やモデルをやっていた母が載っている雑誌から切り取った写真が飾られている。
毎日変えているのでそれも楽しみの一つだ。
「お母さん、綺麗だね」
同じく写真を見ていたさくらが呟く。
「うん、世界一綺麗で優しい人だよ」
藤隆がさらりとのろける。
それをみてすみれは嬉しくなった。父は母のことを愛しているのだと実感できるからだ。
それに父曰くすみれは母にそっくりだという。
(そんなにそっくりかな……)
髪の色以外は似ているといわれる母に。そっと自分の髪を手に取った。
「さあ、食べましょうか」
「うん!」
「いただきます!」
さくらとあやめの言葉にはっとしてすみれも食べ始めた。
「お父さん、学会でしょ。急がなきゃ」
「皿洗いは私たちでやっとくから」
さくらとすみれが父を気遣う。
「ありがとう」
父はお礼を言ってほほ笑んだのだった。
アップルティーアが驚く。
「うん……。しかも出たのは夢でさくらが危ない目にあったところなの……」
「ふ~む。すみれが夢で見たなら何か起こるのかもしれないけど、ばらばらってあるかな……」
アップルティーアが考え込む。
「しかも私とさくらとあやめは見たものが一緒なんだよね」
「へえ。一緒ってこともあるのか……」
「すっごく怖かったんだから…!」
すみれは主張した。
「相変わらず怖いものはだめなのね……。うん? 前にも似たようなことなかった?」
アップルティーアは何か引っかかったのか首をかしげる。
「前?」
すみれも同じように首を傾げた。
「2年前の今頃だったかな…。池にお化けが出たーって騒ぎになったじゃない」
「ああ! 前から出るって噂されていた池にね!」
すみれは思い出したのかポンと膝を叩いた。
「あのときも見たものはばらばらだったよね。結局リディアカードの仕業だったけど」
「うん……。あのときすみれは危うくおぼれかけたじゃない。危険な目に合わせてしまった…。私、あの時は真の姿になれなくて何もできなかった……」
「アップルったらまだ気にしていたの?」
落ち込むアップルティーアにすみれは気にしないでという意味を込めて訊いた。
「だってカード集めるの頼んだのは私だから……!」
「こうして無事だったんだから大丈夫よ。それよりもアップルが言いたいのはクロウカードの仕業かもしれないってこと?」
すみれはアップルティーアはに訊いた。
「気配感じていなかったみたいだし、まだわからないけど……」
「でも私は内心怖がっていたし、気配を感じ取れなかっただけかもしれないし……」
すみれはぼそりと言った。
クロウカードだったらお化けではないので少しは安心できると思ったのだ。
「う~ん。そうかもしれないけど……」
アップルティーアは何か考えこんでいるようだったが、顔を上げてきっぱりと言った。
「とにかく夢の林が出てきたからって焦らないこと!」
「う、うん……」
あまりの強さにすみれは頷くしかできなかった。
「すみれさ~ん!」
「は~い!」
父に呼ばれてすみれは下に降りていった。
「あ、この写真……」
席に着くと母の写真をみた。
母が十六歳の時の写真でかなり好きな写真だ。
木之本家ではこうやって父が撮った写真やモデルをやっていた母が載っている雑誌から切り取った写真が飾られている。
毎日変えているのでそれも楽しみの一つだ。
「お母さん、綺麗だね」
同じく写真を見ていたさくらが呟く。
「うん、世界一綺麗で優しい人だよ」
藤隆がさらりとのろける。
それをみてすみれは嬉しくなった。父は母のことを愛しているのだと実感できるからだ。
それに父曰くすみれは母にそっくりだという。
(そんなにそっくりかな……)
髪の色以外は似ているといわれる母に。そっと自分の髪を手に取った。
「さあ、食べましょうか」
「うん!」
「いただきます!」
さくらとあやめの言葉にはっとしてすみれも食べ始めた。
「お父さん、学会でしょ。急がなきゃ」
「皿洗いは私たちでやっとくから」
さくらとすみれが父を気遣う。
「ありがとう」
父はお礼を言ってほほ笑んだのだった。
