さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十八話 母の思い出
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部活が終わった後、すみれたちは学校裏の林へと向かっていた。
「ねえ、やっぱりやめにしない……?」
「うん。危ない目にあったら……」
後ろから歩きながらさくらとあやめがとめようとする。
「大丈夫ですわ。まだ明るいですし」
知世が慰める。
「そうそう。心配ないわよ」
利佳が同意する。
「変な人とか現れないって」
千鶴も頷く。
「奈緒子ちゃんの話だとただ脅かしてきただけみたいですし」
実世が大丈夫だと安心させるように言った。
とめる言葉が見つからなくてそのまま歩き続けるさくらとあやめ。
しかしすみれはそれどころではなかった。
(知ってる……。この道……。夢で見た……)
夢でさくらが危ない目にあった道だと言う事がわかり、真っ青になる。
(どうしよう……。危ない目にあったら……)
すみれはどうすればいいのか分からなかった。みんなは行く気になっているし、止めようがないだろう。
そんな中、千春がみんなに何か質問をしていた。
「ねえねえ、もうすぐうちのお母さんの誕生日なんだけどどうすればいいと思う?」
「千春ちゃんのお母さんならお菓子作るの得意だから可愛いケーキ皿とか」
「ケーキ皿かあ…」
千春は何か考えているようだった。
「ねえ、さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんはどう思う?」
「千春ちゃん……!」
瑠衣が千春を止める。
「あ……!」
千春も気づいてはっとした顔をした。
すみれたちの母は亡くなっているので母親へのプレゼントの話を訊くのはよくないと思ったのだ。
「ああ、気にしないで」
「うん、本当に気にしないで」
すみれとさくらはちょっと苦笑いしながら気まずい雰囲気を払拭するように言った。
「今度の日曜日うちのお母さんの誕生日だものね」
「何するか決めた? あやめ」
「ううん。全然」
すみれとあやめはそんな会話をする。
その後、すみれたちは歩き出し、奈緒子の案内に従って進んでいく。
ずいぶん奥深くへと進んでいくにつれて怖い雰囲気が出てきていて、カラスの羽ばたく音にすら驚いてしまうほどだった。そのためすみれ、さくら、あやめはそれぞれ智世、知世、実世にしがみついていた。
「ここだけど……」
奈緒子が案内したのはすぐそばが崖といった場所だ。
さくらが夢で落ちた崖をみて唾をごくりとのみこむ。
「何にも出ないね」
「夜にならないとだめなのかしら」
「日によってはでないのかも」
「もう少し待ってみたらいいんじゃない」
そんな会話がなされる。
「ほえええ!」
そんな中、さくらが悲鳴を上げる。
おもわず彼女が見ている方向を見ると光の玉がやってきて姿を形作る。
「「「きゃああああああ!」」」
全員悲鳴を上げて逃げ出した。
「「「髪の長い女の人が…!」」」
さくら、すみれ、あやめが泣きそうになりながら言った。
「もやもやしてとんがった耳の…!」
まず千春が言った。
「目が一つでぐるぐる…!」
奈緒子が言った。
「包帯がまいてあってぼんやりとした…!」
「ピンクで口が裂けて牙が……!」
千鶴と利佳がそれぞれ言った。
「青く光ってもやもやした…!」
「腐っていて人型の……!」
「傘に目がついた……!」
「ひらひらした何かが…!」
真子、奈菜、沙希、瑠衣が主張する。
「血走った目が光っている何かが…!」
美空も少し泣きそうになっている。
「私は大きな山猫です。今にも襲い掛かってきそうな…!」
実世が震える。
「大きな肉まん…」
「え?」
全員知世の方を見る。
「ですから私が見たのは大きな肉まんなんですけど…」
「え? 智世ちゃんは?」
「私は素敵なドレスを着たすみれちゃんでした……」
智世がそう言った。
「ほえ?」
「どういうこと?」
思わずきょとんとしてしまうさくらとすみれだった。
「ねえ、やっぱりやめにしない……?」
「うん。危ない目にあったら……」
後ろから歩きながらさくらとあやめがとめようとする。
「大丈夫ですわ。まだ明るいですし」
知世が慰める。
「そうそう。心配ないわよ」
利佳が同意する。
「変な人とか現れないって」
千鶴も頷く。
「奈緒子ちゃんの話だとただ脅かしてきただけみたいですし」
実世が大丈夫だと安心させるように言った。
とめる言葉が見つからなくてそのまま歩き続けるさくらとあやめ。
しかしすみれはそれどころではなかった。
(知ってる……。この道……。夢で見た……)
夢でさくらが危ない目にあった道だと言う事がわかり、真っ青になる。
(どうしよう……。危ない目にあったら……)
すみれはどうすればいいのか分からなかった。みんなは行く気になっているし、止めようがないだろう。
そんな中、千春がみんなに何か質問をしていた。
「ねえねえ、もうすぐうちのお母さんの誕生日なんだけどどうすればいいと思う?」
「千春ちゃんのお母さんならお菓子作るの得意だから可愛いケーキ皿とか」
「ケーキ皿かあ…」
千春は何か考えているようだった。
「ねえ、さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんはどう思う?」
「千春ちゃん……!」
瑠衣が千春を止める。
「あ……!」
千春も気づいてはっとした顔をした。
すみれたちの母は亡くなっているので母親へのプレゼントの話を訊くのはよくないと思ったのだ。
「ああ、気にしないで」
「うん、本当に気にしないで」
すみれとさくらはちょっと苦笑いしながら気まずい雰囲気を払拭するように言った。
「今度の日曜日うちのお母さんの誕生日だものね」
「何するか決めた? あやめ」
「ううん。全然」
すみれとあやめはそんな会話をする。
その後、すみれたちは歩き出し、奈緒子の案内に従って進んでいく。
ずいぶん奥深くへと進んでいくにつれて怖い雰囲気が出てきていて、カラスの羽ばたく音にすら驚いてしまうほどだった。そのためすみれ、さくら、あやめはそれぞれ智世、知世、実世にしがみついていた。
「ここだけど……」
奈緒子が案内したのはすぐそばが崖といった場所だ。
さくらが夢で落ちた崖をみて唾をごくりとのみこむ。
「何にも出ないね」
「夜にならないとだめなのかしら」
「日によってはでないのかも」
「もう少し待ってみたらいいんじゃない」
そんな会話がなされる。
「ほえええ!」
そんな中、さくらが悲鳴を上げる。
おもわず彼女が見ている方向を見ると光の玉がやってきて姿を形作る。
「「「きゃああああああ!」」」
全員悲鳴を上げて逃げ出した。
「「「髪の長い女の人が…!」」」
さくら、すみれ、あやめが泣きそうになりながら言った。
「もやもやしてとんがった耳の…!」
まず千春が言った。
「目が一つでぐるぐる…!」
奈緒子が言った。
「包帯がまいてあってぼんやりとした…!」
「ピンクで口が裂けて牙が……!」
千鶴と利佳がそれぞれ言った。
「青く光ってもやもやした…!」
「腐っていて人型の……!」
「傘に目がついた……!」
「ひらひらした何かが…!」
真子、奈菜、沙希、瑠衣が主張する。
「血走った目が光っている何かが…!」
美空も少し泣きそうになっている。
「私は大きな山猫です。今にも襲い掛かってきそうな…!」
実世が震える。
「大きな肉まん…」
「え?」
全員知世の方を見る。
「ですから私が見たのは大きな肉まんなんですけど…」
「え? 智世ちゃんは?」
「私は素敵なドレスを着たすみれちゃんでした……」
智世がそう言った。
「ほえ?」
「どういうこと?」
思わずきょとんとしてしまうさくらとすみれだった。
