さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十七話 可愛いお店
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「こっちよ!」
すみれが叫ぶ。自分たちが気を引こうと思ったのだ。
「風華招来!」
小龍が風の魔法を使用するが、ばちんと音を立ててはじかれる。
「大きすぎて駄目だ……!」
小龍が悔しそうにつぶやく。
「しかも私たちじゃなくてさくらの方に行っている! カードキャプターが分かっているってこと!?」
すみれはさくらのほうにむかったことを焦る。
「歩幅が違いすぎる─!」
悲鳴を上げながら彼女はペンギン大王のところまで向かった。
さくらを追い詰めた『跳(ジャンプ)』は「ケーン!」と何度も吠える。
そして足をふりぬこうとする。
「「さくら!」」
「「さくらちゃん!」」
「木之本さくら!」
ケルベロス、アップルティーア、知世と智世、小龍が叫ぶ。
「ダメ──!」
すみれが叫ぶと一瞬『跳(ジャンプ)』が何かの障害を受けたかのように止まった。
「すみれ!」
アップルティーアがすみれの名前を呼ぶ。
「『盾(シールド)』で助けないと……」
すみれはどこか焦っているようだった。
「気づいていない……?」
アップルティーアの目には『跳(ジャンプ)』が透明な壁に阻まれたように見えた。それにすみれの魔力を感じるので彼女の仕業だと思ったのだが、意識していなかったのか。
アップルティーアは驚くとともに不安を感じた。
意識しないで魔力を使って大丈夫なのだろうか。
「何が?」
カードを探しながらすみれはアップルティーアに答える。そのころには透明な壁は消えていてさくらに危険が迫っていた。
しかしさくらは踏みつぶされることはなかった。ぐらぐらと『跳(ジャンプ)』はバランスを崩し、巨大なぬいるぐみの塊は爆発した。
そして空からぬいぐるみのが降ってくる。
「な、何が起こったの……?」
すみれは唖然とする。
「気絶しているみたい」
アップルティーアの言葉通り『跳(ジャンプ)』がぬいぐるみの中で気絶していた。
「さくら! 今のうちに封印や!」
ケルベロスの言葉にさくらは頷くと杖をかざした。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『跳(ジャンプ)』は封印された。
「ようやった。さくら」
ケルベロスが褒める。
「最後はあっけなかったね」
「こいつは好戦的やけど頭悪いからな」
「そ、そうなの?」
「へ、へえ……」
唖然とするさくらとすみれ。
「さてここからが大変ですわよ」
知世が言った。
「大変?」
「何の?」
きょとんとする姉妹。
「これからぬいぐるみをお店に戻さなくては」
「千春ちゃんのぬいるぐみもですわね」
「「ええ~!」」
これからのことを思うとげんなりするさくらとすみれの姉妹だった。
すみれが叫ぶ。自分たちが気を引こうと思ったのだ。
「風華招来!」
小龍が風の魔法を使用するが、ばちんと音を立ててはじかれる。
「大きすぎて駄目だ……!」
小龍が悔しそうにつぶやく。
「しかも私たちじゃなくてさくらの方に行っている! カードキャプターが分かっているってこと!?」
すみれはさくらのほうにむかったことを焦る。
「歩幅が違いすぎる─!」
悲鳴を上げながら彼女はペンギン大王のところまで向かった。
さくらを追い詰めた『跳(ジャンプ)』は「ケーン!」と何度も吠える。
そして足をふりぬこうとする。
「「さくら!」」
「「さくらちゃん!」」
「木之本さくら!」
ケルベロス、アップルティーア、知世と智世、小龍が叫ぶ。
「ダメ──!」
すみれが叫ぶと一瞬『跳(ジャンプ)』が何かの障害を受けたかのように止まった。
「すみれ!」
アップルティーアがすみれの名前を呼ぶ。
「『盾(シールド)』で助けないと……」
すみれはどこか焦っているようだった。
「気づいていない……?」
アップルティーアの目には『跳(ジャンプ)』が透明な壁に阻まれたように見えた。それにすみれの魔力を感じるので彼女の仕業だと思ったのだが、意識していなかったのか。
アップルティーアは驚くとともに不安を感じた。
意識しないで魔力を使って大丈夫なのだろうか。
「何が?」
カードを探しながらすみれはアップルティーアに答える。そのころには透明な壁は消えていてさくらに危険が迫っていた。
しかしさくらは踏みつぶされることはなかった。ぐらぐらと『跳(ジャンプ)』はバランスを崩し、巨大なぬいるぐみの塊は爆発した。
そして空からぬいぐるみのが降ってくる。
「な、何が起こったの……?」
すみれは唖然とする。
「気絶しているみたい」
アップルティーアの言葉通り『跳(ジャンプ)』がぬいぐるみの中で気絶していた。
「さくら! 今のうちに封印や!」
ケルベロスの言葉にさくらは頷くと杖をかざした。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『跳(ジャンプ)』は封印された。
「ようやった。さくら」
ケルベロスが褒める。
「最後はあっけなかったね」
「こいつは好戦的やけど頭悪いからな」
「そ、そうなの?」
「へ、へえ……」
唖然とするさくらとすみれ。
「さてここからが大変ですわよ」
知世が言った。
「大変?」
「何の?」
きょとんとする姉妹。
「これからぬいぐるみをお店に戻さなくては」
「千春ちゃんのぬいるぐみもですわね」
「「ええ~!」」
これからのことを思うとげんなりするさくらとすみれの姉妹だった。
