さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十七話 可愛いお店
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「だいぶ遠くまで行ったみたいだな」
店を出て小龍が呟く。
気配は少し遠くにあった。
「私の『跳(ジャンプ)』なら追いつくかも」
そう言ってすみれはカードを取り出す。
「ちょっと待ってて! 封印解除(レリーズ)!」
鍵を杖にしてカードを二枚取り出す。
「この魔法を映し出し彼のものに羽をはやせ! 『鏡(ミラー)』!『跳(ジャンプ)』!」
まずすみれの靴に『跳(ジャンプ)』の羽をはやす。そしてそれを『鏡(ミラー)』でコピーして小龍の靴に同じように羽をはやした。
「これなら追いつく」
すみれはにっこりと笑った。
「きみ……」
小龍は呆然とすみれをみた。魔法のコピーなんて相当な力がないとまず無理だ。それも寸分たがわぬ魔法のコピーとなると相当な力がないと無理だ。それをあっさりとすみれはやってのけた。
それだけ彼女の力が強いのだろうが、小龍は不安になった。
強い力は良いことばかりではないからだ。
「行こう!」
小龍は不安を振り払うように首を横に振り、すみれの手を握る。
「ああ。行こう」
そして二人は『跳(ジャンプ)』の力でさくらを追うために跳んだ。
「さくら!」
「すみれ! 今『跳(ジャンプ)』を追っているところ!」
そう言って彼女はさらに走る。
途中ぬいぐるみが降ってきてケルベロスとアップルティーアが埋もれてしまうという一幕があったが、さくらは『跳(ジャンプ)』を捕まえることに成功する。しかしそのまま空へと飛んで行ってしまった。
「さくら──!」
すみれは叫ぶ。
『跳(ジャンプ)』がすり抜けて落ちていく彼女に肝が冷える。
「助けなきゃ」
「落ち着いて」
カードを探すが、小龍にたしなめられる。
「ほら。『翔(フライ)』を使っている」
見るとさくらが『翔(フライ)』で助かったところだった。
「よかった……」
ほっとするすみれ。
「俺たちも行こう」
すみれと小龍はさくらと『跳(ジャンプ)』が向かったところへと走っていった。
店を出て小龍が呟く。
気配は少し遠くにあった。
「私の『跳(ジャンプ)』なら追いつくかも」
そう言ってすみれはカードを取り出す。
「ちょっと待ってて! 封印解除(レリーズ)!」
鍵を杖にしてカードを二枚取り出す。
「この魔法を映し出し彼のものに羽をはやせ! 『鏡(ミラー)』!『跳(ジャンプ)』!」
まずすみれの靴に『跳(ジャンプ)』の羽をはやす。そしてそれを『鏡(ミラー)』でコピーして小龍の靴に同じように羽をはやした。
「これなら追いつく」
すみれはにっこりと笑った。
「きみ……」
小龍は呆然とすみれをみた。魔法のコピーなんて相当な力がないとまず無理だ。それも寸分たがわぬ魔法のコピーとなると相当な力がないと無理だ。それをあっさりとすみれはやってのけた。
それだけ彼女の力が強いのだろうが、小龍は不安になった。
強い力は良いことばかりではないからだ。
「行こう!」
小龍は不安を振り払うように首を横に振り、すみれの手を握る。
「ああ。行こう」
そして二人は『跳(ジャンプ)』の力でさくらを追うために跳んだ。
「さくら!」
「すみれ! 今『跳(ジャンプ)』を追っているところ!」
そう言って彼女はさらに走る。
途中ぬいぐるみが降ってきてケルベロスとアップルティーアが埋もれてしまうという一幕があったが、さくらは『跳(ジャンプ)』を捕まえることに成功する。しかしそのまま空へと飛んで行ってしまった。
「さくら──!」
すみれは叫ぶ。
『跳(ジャンプ)』がすり抜けて落ちていく彼女に肝が冷える。
「助けなきゃ」
「落ち着いて」
カードを探すが、小龍にたしなめられる。
「ほら。『翔(フライ)』を使っている」
見るとさくらが『翔(フライ)』で助かったところだった。
「よかった……」
ほっとするすみれ。
「俺たちも行こう」
すみれと小龍はさくらと『跳(ジャンプ)』が向かったところへと走っていった。
